お客様のこと

よく「私らのこと、ブログに書いてね!」とか「こんな仰山飲んだら、ブログに書かれるわ」といわれます。しかし、残念ながら、お客様個々のことは基本的に書かないことにしています。一つは切りがないという理由、一つは他の方からやっかみが入っても困るという理由です。

しかし、時折書きたくなることがありますね。

ここ何日かにお二人の方の健康回復の知らせがあったのです。万全ではないけれど、間も無く食事に出れるようになれる、という感じです。嬉しいじゃありませんか。私もいい年ですから健康は最大の宝物だと思っています。

そむりえ亭のお客様だから、というのではありません。親しくさせていただいている、或いはお世話になった方がつらい思いをされているのは忍びないのです。元気になられるとホッとしますね。

実はその内のお1人が昨日お食事に見えました。ワインは無理ですが美味しそうに鴨肉を召し上がっている姿に、何ともいえない安心感を持ちました。無理せず早く万全に回復して欲しいと思います。

皆様も健康には充分すぎるほどご留意頂き、健康的に美味しくワインと料理を召し上がってください。

ちなみに私は痛風持ちです。再発しないよう頑張ってますよ。

2点あります。

少し寒い日が続きましたが、今日から、また暑くなりそうです。そむりえ亭も暑い（熱い）営業をしたいと思います。

１：4本分のボトル＝３㍑＝ダブルマグナムのクライン.ジンファンデル.エンシェントヴァイン０７は思ったより早くなくなってしまいました。よってリストから１アイテム消えてしまいます。代わりにサイズは普通サイズですがランチョ.ザバコ.ジンファンデル９９を1本＝６杯分ですが開けます。950円です。

２：一昨日ご紹介しましたカリフォルニアワインの古酒リストですが、何名かの方が興味を示されています。ワイン好きの方はカリフォルニアワインは熟成しない、と思われている方も少なくありません。が、違うのです。いい熟成をするんですよね。その何名かの方は流石にわかってらっしゃるんですね。しかし、本数に限りがありますので、飲んでみたい、という方は早めにお電話、若しくはご来店ください。

今日は日曜日。通常ならヒマな曜日ですが、3件のご予約を頂いています。元気良く営業できそうですね。皆様のお顔が見れればもっと元気になりますよ。お待ちしています。

シャルドネ

ブラインドテースティングをしてわかりやすい葡萄といえば、ゲヴルツトラミネールで、次にシャルドネ、と思ってらっしゃる方が多いようです。

が、シャルドネは実は判りにくい葡萄です。「ニュートラル」と言われます。

ゲヴルツのような強い香りはありませんし、ソーヴィニヨンブランのようなすがすがい感じでもありません。

しかし、その代表的な産地のブルゴーニュで樽熟成されるようになり、他の産地でも同じ道をたどって「シャルドネってこんな感じ」というスタイルに仕上がっていくのです。

樽に寝かされ木に由来する香り、樽を通して酸化的になって身につける香り、樽の中で春を迎え酸が形を変えて柔らかさや円やかさが身につけます。これが一般的にシャルドネのイメージでしょう。

ニュートラルだからこそ、外からの或いは後天的な要素を素直に受け入れるのでしょうね。

これからソムリエ試験などを受けられる方が増えるシーズンが始まりますが、このニュートラルな個性が本来のシャルドネ、という事は覚えていて損は無いと思います。「アンウッディド」（木を使っていないの意）のシャルドネに引っかからないようにね・・・・

カリフォルニアの古酒リスト

只今、カリフォルニアのグラスワインプロモーション中です。グラスワインはいつものことですが、魅力的なものが沢山あります。

さて、しかし、グラスワイン中心にやっていますと、ボトルも含めたワインリストをお見せする、いや、見たがるお客様は殆んど居ません。

しかし、大人数の時、お祝いの時、特別な時はボトルで、ということもアリです。

私的には、それでも普段の姿勢がブレナイように、こちらからボトルをお勧めすることは「まず無い」のです。

けれども「たまには何があるのか教えてよ!!」って声がありますので、今回はカリフォルニアの古酒（何年以前が古酒、というのは難しい所ですが今回は白赤ともに2000年以前としておきます）リストをご紹介いたします。ほぼ全てのワインは1本ずつですので、なくなってしまったら御容赦ください。また、ここに書き出していないアイテムもセラーにあるのですが、既に先約をいただいているものは載せていません。

さ、それでは御覧ください。

<colgroup><col width="457" style="WIDTH: 343pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 14624" /><col width="60" style="WIDTH: 45pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 1920" /><col width="54" style="WIDTH: 41pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 1728" /></colgroup>

カリフォルニアの白古酒	税込	税抜
Kstler Chardonnay McClea 94	35,400	33,714
Kstler Chardonnay Russian River Les Noisetiers 00	45,400	43,238
Patz & Hall Chardonnay Woolsey Road 00	9,300	8,857
カリフォルニアの赤古酒	税込	税抜
Opus One 85	77,900	74,190
Opus One 99	67,900	64,667
Joseph Phelps Insignia 98                                                     Magnum	54,400	51,810
Pahlmeyer Red 95	27,200	25,905
Heitz Cabernet Sauvignon Napa Valley 98	12,600	12,000
Dunn Cabernet Sauvignon Howell Mountain 96	35,400	33,714
Robert Mondavi Cabernet Sauvignon Reserve 75	45,400	43,238
Robert Mondavi Cabernet Sauvignon Reserve 77	37,700	35,905
Beringer Cabernet Sauvignon Howell Mountain Tre Colline Vineyard 95	24,000	22,857
Beringer Cabernet Sauvignon Private Reserve 98	22,200	21,143
Beringer Cabernet Sauvignon St'Helena Home Vineyard 00	16,200	15,429
Ridge Monte Bello 99	24,000	22,857
Beaulieu Vineyard Rutherford Cabernet Sauvignon 98	7,400	7,048
Beaulieu Vineyard Coastal Cabernet Sauvignon 97	6,100	5,810
Easton Cabernet Sauvignon 99	9,300	8,857
Beaulieu Vineyard Coastal Merlot 98	5,700	5,429
Biale Zinfandel Black Chicken 99	11,000	10,476
Rancho Zabaco Zinfandel 99	6,100	5,810
Beaulieu Vineyard Coastal Zinfandel 98	5,600	5,333
Beaulieu Vineyard Coastal Pinot Noir 99	5,700	5,429
Byron IO 94	9,300	8,857

もしご希望の場合はお電話頂くと温度、コンディションを整えておきますのでご遠慮なく!!

食欲を掻き立てられるもの・・・・

といえば、私の場合（多分皆さんもと思いますが・・・）カレーの香りと、もう一つは「ブルギニヨン」の香りです。

ブルギニヨンというと2つ浮かんできます。いわゆるビーフシチューのことを指す「ブッフ.ブルギニヨン」でなく、エスカルゴなどに使うバター＝ブルギニヨンバター（ニンニク、バター、パセリを練り合わせたもの）で作る料理のことです。

昨日、一昨日とそれが出ていました。今回は色々な貝類（昨日はトコブシ、サザエ、ニシ貝、大貝）をブルギニヨンバターで熱々に炒めたものでした。グツグツと音を立てるくらいに熱々を頬ばると冷たい白がすすみます。そして残ったソースをパンで拭うともう一杯、となります。

このお料理、お勧めしたい料理のトップクラスに位置づけたいのですが、お出ししてから後悔します。サービスしている私のお腹が鳴るからです。う～～～ん、じれったい!!

という事で昨日の映像が焼きついて書いてしまいましたが、今日はあるのかどうか確認してません。出勤次第、シェフに聞いてみますね。もし、あるということなら是非、私の前で「ほ～～ら、ええやろ！」とばかりにフォークを私の鼻先に突き出して召し上がってください。私は我慢します。

という事でワインは、ソーヴィニヨンブランが一番だと思いますが、他にも冷たくしたもので美味しく召し上げれそうですね。もし今日のバージョンに少しクリームを使ったならシャルドネもいいかもしれません。

ああ、深夜にお腹の減ってくる記事を書いて寝れなくなりそうです。

ダブルマグナム!!

今回のカリフォルニアのお勧めリストの中に「クライン.エンシェントヴァイン.ジンファンデル07」というのがあります。カリフォルニアの代名詞とも言われるジンファンデル種の樹齢の古い葡萄の実のみを使ったワイン。フルーティさとスパイシーさが混在するワインです。価格はボトル5,700円、グラス950円（共に税込）となっていますが、実はボトルというのは若干説明が要ります。何故ならダブルマグナム＝３㍑＝４本分のサイズなのです。価格表記は１本分＝７５０ccなら、という意味です。

勿論売り物ですから、グラスでご用意するつもりで居ますが中々お勧めするタイミングが見つかりません。つまり４本分ですから忙しい日が４,５日続いてくれないと困るのです。大きすぎて温度管理がしづらいですし、空気を抜いて品質を保つ器具も使いにくいのです。

が、天からの恵みか、気温が下がる日が続きそうですね。という事で今日から思い切って開けることにしました。是非、大きなボトルからの健全な味わいをお楽しみください。

ところが、なんと、今日は気温が下がっただけでなく予約もないのですね。私の体温も下がりそうです。よって、今日も「ブログ見たでえ!!」といたします。明日以降は予約ゼロの日は何日かありませんので、あけるわけですからお見逃しなく!!

今回はこのワインに集中したいので

クライン.エンシェントヴァイン.ジンファンデル07　950円→600円とかなりお得にいたします。

それ以外は

同じクライン社のヴィオニエ08（華やかな白）を　800円→600円

熟したパッツ＆ホール.シャルドネ.ウールジーロード00　1,550円→1,200円

サンタバーバラのピノノワール　タズ.クヤマリヴァー06　1,400円→1,100円

で如何ですか？皆様の「ブログ見たでえ!!」の囁きをお待ちしています。

今日は・・・・

予告しておりました通り、樋口は東京日帰りにて19時位の出勤になりそうです。ご予定の方は御容赦ください。

もし19時までにご到着の場合、樋口の出勤までのワインは300円引き（120ｃｃ当り）とさせていただきます。

また昨日お伝えしました「ワインの事典」ですが昨日御覧頂いたお客様からは概ね好評を頂いたようです。是非、手にとって御覧になってください。

では今日は樋口、早めに床に着きたいと思います。お休みなさいませ。

「ワインの事典」

2003年に柴田書店から「ワインの事典」という本が出版されました。早々たる執筆陣が書き上げた、正に「事典」でしたが、巻末の何ページかを私、樋口に機会を与えていただき「ソムリエナイフ」「サーベラージュ」「デキャンタ」の事を書かせていただきました。

で、この2010年、改訂された新版が出ることになりました。「新版　ワインの事典」(3360円）です。

内容が充実し、大きさもコンパクトになりましたのでワイン好きの方、或いはプロを目指す方は是非参考にしてください。

といっても私のページは「デキャンタ」の部分しか残っていないのですが、凄い先生方の本の一部にでも残していただき「有難いし、勿体無い」という心境です。（ちなみに私のページは改訂版ではなく2003年当時のまま）

サンプルをそむりえ亭に置いていますので、一度手にとって見てください。勿論、見るだけでなく最終的には本屋さんで買ってくださいね!!

（表紙の著者欄には私の名前は出ていません。オマケのようなものです）

またまた「ブログ見たでえ!!」

昨日は土曜日ということもあり、忙しい一日でしたが今日はパッタリと予約がありませんよ。

公約どおり「ブログ見たでえ!!」です。

今回は５アイテム、お得にします。カリフォルニアで揃えてます。

1：スパークリング　ドメーヌ.カーネロス05　1,200円→900円（シャンパンの名門テタンジェ家の作）

2：白ワイン1　トレフェッセン.ドライリースリング08　1,050円→800円（最近のナパはリースリングも本格的）

3：白ワイン2　ベリンジャー.スタンリーランチ.シャルドネ04　1,200円→900円（カーネロスの名畑、いい熟成具合）

4：赤ワイン1　ベリンジャー.スタンリーランチ.ピノノワール03　1,400円→1,000円（上のシャルドネと同じ畑の所有者の葡萄。03年は香り満開に開いて、まさに飲み頃）

5：リンドー06ケンゾーエステート　2,500円→1,900円（大阪の憲三さんの作。複雑でしかし滑らかです）

どうぞ「ブログ見たでえ!!」と囁いてくださいね!!!

そむりえ亭の賄い!!

そむりえ亭では夕方と仕事終わりの２回、賄いをします。夕方は多め、終わりは少なめです。

これまでは菊田スーシェフが担当することが多かったのですが、昨日の終わりの賄いは新人の坂本君＝愛称「タッチャン」が挑戦しました。彼は調理師学校をでて１年程を他のレストランでやっていたのですが、ま、清田シェフや菊田スーシェフから見れば、まだまだ見習いのような位置付けです。

１年居たレストランはイタリアン主体の店ですが、賄いは結構美味しかったですね。私的には次の賄いも楽しみ、といった所です。

近い内には清田、菊田のいずれかが休みの時には、冷菜を造ることになりますので皆様も期待していただいていいのでは、と思います。勿論、ベテランの代わりは直ぐには勤まらないかもしれませんが、そこは私や店長、三宅君がサービスで頑張りますので応援してください。

さて今月のワインの中でカリフォルニアのスパークリングの熟成型のものをお出ししています。シャンパンと同じ瓶内２次発酵で生産者もシャンパーニュ地方の名門テタンジェ家の手によります。ヴィンテージ２００２年。これもピノノワールのグラスでお試しいただける出来ばえです。

シャンパンはシャンパンでなくちゃ、って方もいらっしゃるかと思いますが、そういわずに召し上がってください。美味しいですよ!!