ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

介護日記

2019年04月21日 02時56分08秒 | 日記
母はある年齢になってから友達たちと山登り(ハイキングに毛の生えたようなもの、だと思います)を始めました。

80歳を超えても出掛けていたようです。


ですので私と暮らすようになっても「私は足は丈夫なのよ」と自慢していまして、認知はあるものの私と買い物兼散歩に出るのも平気でした。

また最初の頃に行っていたデイサービスでの運動も「子供だましで馬鹿にしている」とも・・・・


ちなみに買い物は距離にして500メートル。

若干の坂もあります。

同じところばかりでは飽きると思い、3か所のスーパーに出掛けていました。


いずれにせよ3か月は私の手引きなしに自分で歩いており、右手にもつ杖は必要なものの「92歳にしては頑張るな」と見ていました。



しかし、3か月を過ぎると私に手を繋ぐように求めてきました。

「なんか怖い」と言うのです。

更に三か月経つと「ちょっと休憩しよ」と立ち止まるようになります。


私の足だと7,8分のスーパーですが15分→20分→25分と徐々に時間が掛かるようになっていきます。

最初の頃は「衰えないように頻度を落としたら駄目だな」と思っていたのですが、それは違ったようです。

つまり認知と共に足を動かす指令が届いていないようなのです。

私は医者ではありませんが、確かにそう感じました。

場合によっては角を曲がる際にヨロヨロと転んでしまったこともあります。

しっかり手を繋いでいても、です。


私は買い物を片手に持っていますから両手で支えることが出来なかったんですね。


そんな状況でしたが道端に出ている弁当売りの女の子には「可哀そうだから買ってあげて」などと言う優しい母でもあって、散歩を減らすことも難しく。

ま、週4度は出掛けていました。



認知と加齢の双方の親御さんを持つ方々には「次第に歩けなくなる」という事例が樋口の所ではあった、と覚えていただいて間違いないと思います。


いずれ寝たきりになる前に私の最大限に出来ることは「散歩と買い物」でした。

かつて母と手を繋ぐことになるとは思いもよりませんでしたが、約1年半の間の「手」は私の中で大事な温もり。

どうぞ、それが出来る環境にある方はお母様、御父上の手を取って歩いてみてください。

決して恥ずかしい事ではないと思います。


        樋口誠

まるで身内のような・・・

2019年04月20日 01時53分16秒 | ニュース
例えば最近ではショーケンこと萩原健一さんや内田裕也さん、或いは樹木希林さんなど有名人の訃報が続きます。

17日にはモンキーパンチさんの訃報が世を驚かせました。


さて、私がホテル時代によくお使いいただいた方がいらっしゃって、そむりえ亭を始めたころも一度ご来店いただいていた方。

本拠地は東京でのお仕事ですが、当時は大阪芸大で教えてらっしゃって大阪にもマンションをお持ちでした。

183センチの長身でがっちりとして、髭を蓄えておられましたので「精悍」という言葉当たります。

その頃の数年は御年60代から70代の前半でしょうか?

いつも優しく、穏やかでした。

怒ったお顔を見たことがありません。

で、私がSNSを始めたのと同時位にTwitterをされるようになります。

毎日、心に沁みるtweetは日々の楽しみでした。

フォロワー数は90万越え。


小池一夫さんです。

先述のモンキーパンチさんの一つ上の小池先生は82歳。

ここ最近は入院生活を余儀なくされていましたが、tweetは相変わらずで素敵でした。

モンキーパンチさんの訃報にも応えておられました。

なのに・・・・

tweetをした後、同じ日に天国に旅立たれたなんて・・・・


色々な人のニュースに驚きながらも「そういう事もある」と流していた私です。

しかし、小池先生に関しては少し感じ方が違います。

勝手ですが「身内のお爺ちゃんに色々教えてもらっていて、昨日もお茶を飲みながら話していた」気分。

じわじわと悲しみとtweetされた言葉が交錯します。


あの方のTwitterに書かれている金言がシャワーの様に包んでくれるようです。

もし、「ちょっと疲れたなあ」とか「苦しいなあ」と思った時に是非ご覧いただきたい言葉の泉です。


多分、今頃穏やかなお顔で我々を見守ってくれている、と・・・・・


合掌



          樋口誠

人前で話すこと

2019年04月19日 02時09分38秒 | サービス
人前で話すといっても様々です。

例えば接客業でお客様と話すのですが、オーダーを取る会話とそれ以外の会話では意味も必要能力も違います。

友達と話す時でも、雑談と同窓会の打ち合わせで大きく違う。

或いはセミナー等で聴衆に一方的に話すことや、何かのイベントでスタッフに指示を出すのと上記の会話は違うわけです。



私は何故か高校生の頃から人前に出て話す機会に恵まれました。

いや「恵まれた」というには恥ずかしい話しかできませんが・・・・


で、よく言われるのが「樋口は緊張しないのか?」


いえいえ緊張しっぱなしです。

ただ多くの機会を頂いたことで緊張の「よい使い方」は身体に覚えさせています。

緊張しない、なんてことは殆どの人にとって無い筈なんです。


それでも緊張するのは「話が脱線して元のさやに収めるのが難しくなった時」です。

そうなると与えられたテーマを完結せずに終末を迎えてしまいます。


「何を話したいか?」でなく

「何を相手に伝えたいか?」ですね。

自分で話したいことと、他人に伝えることは別物。


昨日もそんな機会を頂きましたが、果たして上手く伝わったでしょうか?

主催会社から与えられたミッションを完遂出来ていればいいのですが・・・・


と言いながら私の本業は接客ですから、今日もお客様との会話や対話が待っています。


「お前、ようしゃべるなぁ」と言われますが実は本当は大人しいんです(笑)

でも仕事は全うしなければなりませんので話すんですね。


どうぞ「話し方チェック」に覗いてみてください。

お待ちしています。


        樋口誠

これから1か月の状況

2019年04月18日 01時56分19秒 | スケジュール
ちょこちょことスケジュールのリマインドをしておりますが・・・

これからの1か月はちょっとバタバタしております。


1:まずは先日ご案内しました「小さな企画」

  4月30日募集の6名枠は秒速で埋まってしまいました。

  また第2弾として5月5日も開催しますが、これも内容をご案内する前に6名中5名様まで埋まりました。

  残り1名です。

  ただし、お二人でご参加希望の場合、一名様分の企画ワインと通常ワインを取り混ぜてサーブいたします。
  (料理は同じもの)

  また並行しての一般営業は4月30日、5月5日とも致しておりますし、お席もあります。

  どうぞ、ご検討ください。


2;昨日発表いたしました「カヴィオラ ワインメーカーズディナー」  

  これは発表したばかりですし、定員が18名ですのでまだまだ募集中です。


3:今月中は4月24日(水)と27日(土)は貸切、21日、25日がお休みです。

  5月は令和に代わる1日が最初の休み、次は7日に休みます。(投稿時5月6日を休みと書いていましたが訂正しました)


4:それ以外は現在のところ沢山空いております。

  特にGWのお出掛けは早めにお席を確保頂けることを願います。



何しろ色々と取りざたされる改元前後。

皆様の平成の締め括りと令和の輝かしいスタートを応援できるように頑張ります。

どうぞ宜しくお願い致します。


          樋口誠

5/17 ワインメーカーズディナーのご案内

2019年04月17日 01時26分17秒 | ワインメーカーズディナー
5月も有難いことにワインメーカーズディナーのオファーを頂きました。

イタリアはピエモンテの「カヴィオラ」社からジュセッペ・カヴィオラ氏が来日します。

ここではトップのバローロの他、バルベーラやドルチャットは勿論、この地方では珍しいリースリングも手掛けています。

いずれも秀逸なワイン達。

どうぞ、この機会にカヴィオラ社のワインと坂本君の料理をご堪能ください。


          記

日時:5月17日(金) 19時~

場所:ダイニング ウィズ ワイン そむりえ亭

予算:お一人様14,000円(税込)

内容;カヴィオラ社のワイン4種と輸入元NAKATO様のシャンパーニュ1種の計5種を坂本君の料理と合わせ、ジュセッペ氏を囲んで楽しみます。

募集:18名

締切:満席になり次第。埋まらない場合は5月14日に締め切ります。

ご予約:お電話 06-4963-3098 若しくは樋口のFBメッセンジャー、あるいはメールにて。


どうぞ、宜しくお願いいたします。


PS:4月30日に募集しておりました「小さな企画」は定員に達しました。

  5月5日(4月22日に詳細発表予定)はまだ空いています。



併せて宜しくお願いいたします。


           樋口誠

4月30日「改元前夜」の小さな企画

2019年04月16日 00時27分53秒 | ニュース
先日、予告しておりました「小さな企画」の一回目。

ワインの詳細が決まりましたので御案内いたします。


        記

日時:平成30年4月30日(火) お好きな時間にご予約ください。

募集人数:6名(予告の段階で2名の予約がありましたので残り4名です)
     (一般営業と並行しての実施です)

予算:お一人様30,000円(税込)

ワイン:6種(一本を6杯取りでご用意します)(80年代の3本は澱が沢山ありますので110㏄程度)(マデイラは90㏄)(他は120㏄)

    昭和の赤3種と平成の白や泡を交えます。

    (以下簡単な説明)(順不同)

    泡:アンナマリア クレメンティ 08 カデル ボスコ(イタリア)
      イタリアの泡の最高峰と言っていいアイテムです。

    白:グロセット リースリング スプリングヴェイル ウォーターヴェイル 08(オーストラリア)
      リースリングのクラシックな産地(ドイツやアルザス等)以外でも素晴らしいものが出来ることを証明したジェフリーグロセット。

    赤:シャトー パヴィ 82(ボルドー)
      サンテミリオンのスターの一つ。何と言っても1982は素敵です。

    赤:シャトー レオヴィル ラスカーズ 75(ボルドー)
いわゆる【スーパーセカンド】の筆頭。1975はきれいな熟成をするヴィンテージです。

    赤:バローロ リゼルヴァ 64 ジャコモボルゴーニョ(イタリア)
      昭和の中盤1964はバローロのグレートヴィンテージ。古典的な造りのボルゴーニョです。

    甘:マデイラ ヴェルデリョ 03 ドりヴェイラ(ポルトガル)
マデイラはいつでも時間の経過を感じさせるワインです。

料理:アミューズ+4品+デザート

お申込み:お電話かメッセンジャーで樋口宛に「小さな企画」と言ってご予約ください。

備考:上にも書いていますが一般営業もしながらの開催です。
   また企画のワインを2名で1人分というご希望にもお応えできます。


皆様からのご連絡をお待ちしています‼


改元後5月5日にも2回目を開催しますが、構成は概ね今回と同じです。(ワインは替わります)
22日にワイン詳細等を発表いたします。



          樋口誠

春本番です。

2019年04月15日 02時46分29秒 | 日記
今日15日以降、最高気温は20度以上が続きます。

最低気温も16日から10度を下回ることはなさそうです。

何が起こるか判りませんが、今度こそコートを仕舞ってもよさそうですね。

そうすると同時に湿度も上がってきますから加湿器も様子を見てストップしないと部屋の中がカビてくるかもしれません。


そうすると毎度のことですが私の仕事としてはワインの温度管理を「温くならないように」と舵を切ります。

セラー温度の設定も含めて、です。

何しろ移転して最初の季節の変わり目ですから、エアコンも含めて手探りです。

どうなるんでしょうか?


それはさておき、まだまだ移転のことは皆さんに周知できていないようです。

この一週間でも数人の方が前店舗に向かわれて「え~~~っ‼」と驚かれ、そこから電話番号を調べて「移転したんか?」「潰れてないか?」と・・・

お電話を頂いた方には「新店舗は判りますか?」とお聞きしていますが、それでも疑わずに前の場所に足が向いているという方もいらっしゃいます。

どうぞ、お近くに「そむりえ亭に行ったことがある」という方がいらっしゃいましたら、移転した由をお伝えいただければ幸いです。

新店舗のアクセスのページはココ


食べログのページはココ

皆様のご協力をお願いいたします。


さて今日15日はお休みです。

今日中に予約の連絡を、という方はFBメッセンジャーで頂けると助かります。

お待ちしています。


            樋口誠

改元の前後に「小さな企画」いたします。

2019年04月14日 02時24分24秒 | ニュース
ここまでは「改元前後は普通に営業出来るか?」ばかり考えていまして思い付かなかったのですが・・・

折角の「稀な機会」ですので何かしようかなあ、と思い立ちました。

過去に何度か催しました「小さな企画」の少し贅沢なものです。


日程だけ昨日決定しましたので、ご承知おき頂き、後日お伝えする内容が「面白そう」と思われた方はご参加ください。


1:改元前:4月30日(火)

2:改元後:5月5日(日)

詳細発表は1の改元前の分は4月16日のブログ

     2の改元後の分は4月22日のブログ

まずは4月16日のブログをご確認頂ければ5月5日分も想像がつくように仕上げます。


どうぞお見逃しなく‼


        樋口誠




食材

2019年04月13日 02時44分53秒 | 食・レシピ
そむりえ亭は基本的にアラカルトでメニューを構成しています。

新店になったからコースの設定も始めましたが、大人数の場合や接待でメニューをお見せしないほうが良い場合、選ぶのが面倒なお客様もおられるからです。

しかし、芯はアラカルトに残しています。


そうすると坂本君と六岡君は毎日すべての仕込みをするわけです。

丁度均等にオーダーがあるはずもありませんし、蓋を開けると特定の料理に集中してしまうこともよくある話です。

ですので「品切れ」もご容赦頂かざるを得ないこともあります。

コースを設定して若干その気配は減りましたが・・・・


さて、そのアラカルト。

月に半数のメニューを入れ替えます。

当然、そこには「旬」を入れ込みますが、これが中々読めません。

坂本君は前月の早い時期から情報を仕入れますが、月が替わるギリギリまで攻防が続くんですね。

「一か月安定的に入るか?」

「今年は旬の時期がズレていないか?」

「時期が早すぎていいコンディションでないのでは?」

ワインと違い、まさに「現在進行形」の食材の動きです。

そうしながら仕上げるメニューは一皿にしっかりとした時間が掛かっているわけです。


そこにワインを合わせる私も真剣にならざるを得ません。



と言いながらゴールデンウィークはどうなるのでしょうか?

食材の確保はGWが始まる直前までの予約状況に影響されます。

どうぞ早めにご連絡ください。

ちなみに期間中のどこかで「小さな企画」を久々にしようかな?と思っています。

近々ご案内できると思いますのでブログのチェックを宜しくお願いいたします。


         樋口誠

ワインのサンプル

2019年04月12日 02時03分25秒 | ワインの事
そむりえ亭のような店をしていますとワインの輸入元さんからワインのサンプルを頂く事も多くあります。

場合によっては抜栓済みのワイン数種を持ち歩き、対面でテイスティングすることも結構ありますし、開けていないサンプルを置いていく場合、送ってくる場合など様々です。

その場でのテイスティングはやむを得ないとして、置いて行かれた、或いは送ってこられたサンプルワインは少なくても数日置いてテイスティングをします。

落ち着いていないからです。

で、テイスティンググラスを使って試すことが殆どですが、時折グラスを複数用意して相性を試したり、一度テイスティングしたものを数日に分けてみたり、中には少し残して1か月ほど放置して試したり・・・・


頂いたサンプルは輸入元さんにとっては「使って欲しい」から置いて行かれるわけで、そうなった場合の使い勝手を探しながらテイスティングするわけです。



さて、そんなサンプルワイン。

先月末から今月半ばにかけて普段以上に沢山届きまして、テイスティングが追い付いていません。

今日も数種する予定です。

更に既にテイスティングをしたものも数種。


今日は「アレ」ではありませんが、お越しいただいた方には一杯ぐらいは「サンプル」をお飲みいただく事が出来そうです。

お越しいただきましたら小さな声で「サンプル頂戴」と囁いてください。

サンプルですから無料です。
あ、それだけで帰るのは禁止ですよ(笑))

早い時間にお越しの方は「赤か白か」はお選びいただけそうです。

勿論テイスティングした感想は是非お聞かせください。

にわかソムリエ気分をお楽しみいただければと思います。

お待ちしています‼


          樋口誠