つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

ラストマイル

2024年09月04日 | 映画
 


岡田将生、綺麗な俳優さんだと思っていて、NHKの「昭和元禄落語心中」を観てから
上手な俳優さんだと気になる存在になった 今やっている朝ドラも楽しみに観ている
彼は黙っている間の芝居がうまい
 
そして満島ひかり この人は怪優といっていいのではないだろうか
きっとなんでも演じられると思う 人でなくても動物でもお化けでも、
はたまた物でも、例えば椅子とか、テーブルでも演じてしまうと思う
 
その二人が出ているというので観たくて仕方がなかった
 
多分、旦那様は興味がないんじゃないかなあ……
今日は朝からなんかいろいろ考え事をしてしまって、家事が進まない
えええい、観に行っちゃおう!と、仕事で旦那が留守を幸いに映画館に飛んで行った
 
シェアードユニバースというのだそうな
人気ドラマの「アンナチュラル」「MIU404」と同じ世界の中の出来事を描いている
「アンナチュラル」も「MIU404」も毎回楽しみにしたドラマ
どんなになっているのだろう??と思った
 
どちらのドラマにも出ていた刈谷刑事と毛利刑事が、
すべてをつなぐような役回りで動き回る
この映画「シェアードユニバース」という策を使わなくても見ごたえがあったと思う
でもそういう余分が人気につながり、観客数が増え、話題になり、次の作品へつながるんだろう
 
ラストマイルは物流の最後
宅配のドライバーが顧客に届ける最後をさすのだそうだ
 
アマゾンを彷彿とされる大きな物流倉庫を背景に事件が起こる
その巨大な物流倉庫は、9人の正社員と800人の派遣社員で作業が回される
派遣社員たちはルールとノルマに縛られている
そしてその先、顧客まで運ぶ宅配便のドライバーたちも低賃金と
多忙さに命を削っている
宅配便側の阿部サダヲがよかったし、
末端ドライバー親子も味のある存在だった
 
9人の社員たちも決して安穏な暮らしではなく
彼らも能力の限りを使って物流を担っている
 
この映画 振り返ると4日間の出来事
満島ひかり演じたセンター長は着任4日で解雇されちゃったんだな
 
面白かった
悶々としていたのが、気分転換できた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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関心領域 を観た

2024年08月21日 | 映画
東京に戻って旦那様が「映画観に行かないと」いつもの優待券の期限が切れてしまう
 
上映スケジュールを見ると、あれ?何観たらいい??
あれやこれやで、早朝8時からの「関心領域」を選んだ
 


アウシュビッツの隣に住む家族の話とは予告編で知っていたが、
収容所所長のヘスがモデルとは思わず、
観終わってからいろいろ考えてしまった
旦那様も「ヘスのこと調べないとな」
 
映画に、強制収容所内での出来事が直接描かれることはなかったが、
音や、煙、時ににおいを感じて、その異様な状況での生活はどんなに精神を痛めただろうと思う
が、ヘスの妻は、そこでの生活を望み選んだ
おかしな行動を起こす子どもたちや、ある日突然逃げ出した母親には、
まだ正常な気持ちがあったというのだろうか…
 
戦後ヘスは収容所で絞首刑になったという
ヘスの家族はどうなったのだろう…気持ちが落ち着いたら受け止めようと思う
 
まっとうな感想のほかに、意地悪な思いも
ドイツ人が言い訳をしているようにも感じたのです
でも、そんな言い訳も、すべての出来事の前に何も意味を持たないように思う
 
 
 
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チャーリー

2024年07月27日 | 映画



何を観に行こうか…悩んだ末に選んだインド映画「チャーリー」
 
「関心領域」を観るべきなんだろうが…少し心にやさしい方を選んだ
 
迷い込んだラブラドール犬が、偏屈物ダルマを選んでそばを離れなくなる
 
ダルマも犬も過去にひどい経験をしていて、
引き合うものがあったのか、追い払われても追い払われても追いかけて、
やがて心を通わせるようになり、
人と交わることを嫌っていたダルマに変化が現れる
 
チャップリンから、チャーリーと名付けられたラブラドール
 
その経過の中で、ダルマに起こったこと、チャーリーに起こったことが、
判明していく
 
インド映画らしく、歌が混じり、気分転換が図られる
 
やがてチャーリーの病気がわかり、
余命のあるうちにと雪を見せてやりたいとヒマラヤを目指す
始めはサイドカー付きのバイクで、
やがて資金がつきてしまいバイクを手放し、
なんとか前に進む だんだんチャーリーの様子も悪くなる
 
その旅の中でダルマはいろいろな人との出会いかかわっていく
彼を助けてくれる人が現れる
 
「ハロルドフライのまさかの旅立ち」を思い出した
 
心がほどけていく
最後は、少しどうやってそうなったの?と思われる部分は感じましたが、
ダルマが光をつかんでよかったと思いました
 
解説を読むと、インドならではの言語のことが書いてあり、
そういう面白さはわかることがかないませんので、残念!
ですが、楽しみました
 
 
 
映画館の入り口に 宇宙戦艦ヤマトが!
 
はやりものがよくわからずヤマトが再度映画化されたのも知らず…
 
 
 
私が、中学、高校の頃だったと思うから、長いこと楽しまれている
時代を超えて生きていく物語の一つ
その最初を知っていると少し誇らしい気持ちがあります
 
この日は、暑いこともあって夕方からの回に出かけました
たまに外食するかと…で、見て歩いて、選んだお店は、
あれ、この間横浜でも…家で揚げ物したくないからなんでしょうねえ
 
 
しっかり完食してきました
ひと口ヒレカツ、エビフライ、アジフライにわさびおろしが付いた定食です
ここでも、ご飯と味噌汁、キャベツはお代わり自由
お代わりの声がして、気持ちよかったです
 
私たちは、これを綺麗にたべて腹いっぱいで帰りました
 
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90歳。何がめでたい

2024年07月13日 | 映画

「書けない、書かない、書きたくない!」

予告映像で草笛光子が気持ちよく叫ぶのを観て、

「この映画観たい」と思った

 

佐藤愛子さんの本はたいして読んでいない

歯切れのよいエッセイをいくつか読んでいるだろうか???

 

痛快だった

草笛光子さんて、とてもきれいでしゃんとしていて、女優を体現されている方のように

お見受けしていたが、

同じ年代の女性、しかも作家という女性を見事に演じていた

すこしたるんだ感じ、少しよどんだ感じ

スラっとしているというよりは、たまっちゃったなあというかんじ

すごいや

 

でも、お出かけするのに美容院に行きセットして、

ちょっとしゃれた洋服や、着物で向かわれる姿はとてもかっこよかった

私も見習いたい

 

佐藤愛子も、草笛光子も、気持ちのよい生き様だった

それに絡む唐沢寿明も、普段はしゅっとかっこいいのが、

ぼさぼさのむさくるしい昭和のおっさんを、こういうイメージよねと楽しく見せてくれた

 

佐藤愛子さんは手書きで書かれているのだろうか

万年筆で原稿用紙に向かう姿が、

パソコンのモニターに向かうものと違う、静かな時間があり、しんとしていた

文章を書くにしてもいろいろな方法があってよいように思った

 

時代遅れ と一言でくくられてしまうことの多い現代だが、

多様性というのは、時間さえも超越してほしいと思う

 

「90歳。何がめでたい」佐藤愛子さん100歳でお元気のようだ

もう少し本を読んでみようと思った

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ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命

2024年07月01日 | 映画
 


少し前「アンナの戦争」という児童書を読んだ
“キンダートランスポート”というドイツからイギリスへ子どもたちを避難させた
民間の活動を土台にした物語だった
 
第二次世界大戦中、フランスのレジスタンスに参加したマルセル・マルソーは、
多くのユダヤ人孤児をスペインへ逃がした
 
ドイツで自社リストに書き加えることでたくさんのユダヤ人を救った実業家オスカー・シンドラー
 
自国政府に逆らいながら、ビザの発給をつづけた杉原千畝
 
そしてイギリスにもいたニコラス・ウイントン
若き株売買人だったウイントンは、第二次世界大戦直前のプラハで、
ナチスから逃れてきた人々の悲惨な窮状を見て、
子どもたちだけでもまずイギリスに避難させようと活動を始める
 
確かに、マルソーやシンドラーと違い
ウイントンはロンドンで受け入れ側として奔走するため
自身にナチスの危険は差し迫っていない
 
それでも、何もないところから始まった子どもたちの避難は、
まずプラハにいる子どものリストを手に入れるために、信頼を得るところから始まる
ウイントンのお母さんがまた素晴らしい人だったようだ
彼女がいなければ、ウイントンのこの活動は前進しなかった
 
8回 669名の子どもたちがロンドン行きの列車に乗ることができた
最後となった9回目 250人の子どもを運ぶはずだったが、国境が閉鎖されてしまう
ウイントンは助けられなかった子どもたちを忘れることができず、
悔やみ続けていたようだ
 
蓋をしていた資料を誰かに託さなければならないと
持って行った先で、
「チェコスロバキアから強制収容所に入れられた子どもの数は15000人
終戦後生きて戻ってきたのは200人 そんな中、あなたは669人も助けたのです」
 
 
 
アンソニーホプキンスがとてもよかった
 
 
 
 
 
 
 
 
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