つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

ヤジと民主主義

2023年12月17日 | 映画
ドキュメンタリー映画を観に行きました
 
秋葉原で行われた街頭演説で「あんな人たちに負けるわけにいかない」と言った政治家がいる
 
札幌駅前で、その人が街頭演説に立った時に「増税反対!安倍やめろ」と叫んだ若い人がいた
とたんに札幌道警の警察官に取り囲まれてその場から連れ出された
 
その姿を目にした大学生の女性がやはりおかしいと感じ「増税反対」と叫んだ
彼女も警察官に取り囲まれて、その後2キロに渡って付け回された
 
 
 


それはたくさんのテレビカメラや携帯の動画に収められる中、行われた
その後排除された二人を原告として警察を訴えた裁判は、今も続いている
 
大通公園で「老後2000万円がありません」とプラカードを掲げようとしただけの女性も、
プラカードを上げさせてもらえなかった
 
おかしいじゃないか!
安倍晋三をあがめるプラカードや日の丸は掲げてよくて、批判的なものは排除される
 
旦那が言った
「札幌駅前で安倍晋三を応援するのに集まったの、統一教会の信者かもな」
そうかあ、ありえるかも、否定的な発言をする人間を寄せ付けないためには、
うってつけのように思う 動員されたのかも……
 
最後のほうに、女子大生が警察に囲まれたときに、そばにいた年配の女性が出てくる
「みんなかかわりにならないようにしていた わたしもおんなじ、助けなかった
 恥ずかしいと思う」
 
彼女は女子大生に何かあったらいけないとそばにいる姿が残されている
 
こういう感性を持つ人が市井にいる…それが救いのように感じた
私もそうありたいと思う
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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春画先生

2023年10月25日 | 映画
株主優待券 残りを使わないと…
 
旦那様が選んだのは内野聖陽が出ている「春画先生」
私も好きな役者さん!
 


ウームムム…最初のほうはなかなかきわどい感じで
どう物語が進んでいくのかと期待したのだが、
 
あれっと思ったら、なんだか偏向的な性愛を見せられて、
いやすごかったですよ 安達祐実はああいう振り切った演技がものすごいし、
内野聖陽も、受けて立っていて、北香那というのはよく知らないが、なかなか頑張っていた
でもな…内野聖陽なんで出たかな???
 
その上に何かがあるならなんだけれど、
それっきりだから、だからかなあそういう映画だけれど、
内野聖陽も安達祐実も肌を見せなかった
年齢のこともあるかな?
 
まず、無修正の春画の解説は面白かった
せりふが不潔に感じられないように言い回しに工夫が感じられたし、
見どころはありました
 
 
 
 
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沈黙の艦隊 を観ました

2023年10月20日 | 映画

いつもの株主優待券が今月いっぱいが有効期限ということで、

夫婦で2回分残っていて慌てて使いに行きました

旦那様の選んだのは「沈黙の艦隊」

漫画がとてもはやったのは知っているが、読んだことがない

この映画についても何の知識もなく鑑賞

 

最後、あれ? 続き?

 

よくわからなくて、これ、この前の話もあるの?と旦那に聞いてしまった

多分、やっぱり原作の漫画を読んでいないことによる不足があるんだろうなあ???

面白くないわけじゃないけど、わからないことがいっぱい

 

大沢たかおと玉木宏がタイプが似ているので、最初あれ?と見直してしまった

私は小粋な空気がある玉木宏好きなのだが…

潜水艦の乗組員に女性がいるんだと、つい最近目にした裁判のニュースを思い出し、

大丈夫なのかな?と思ってしまった

 

続きがあるらしいのだが、どうしよう???

それはその時考えます

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アーバンクロウ   を観てきました

2023年10月08日 | 映画
次女がかかわった映画がついに上映が決まったというので出かけてきました
 
場所は下北沢 時間はマチネー最後の回のみ
 
自主制作の映画 このお初の上映での動員次第で全国どのように回せるかがきまるんだそうな…
なので、ちょいと遅い時間でじじとばばには面倒だったが、
頑張って行ってきた
 


 
 
面白かった
 
潤沢に資金があり制作しているものと違い、カメラの台数も決して多くはなく、
ロケする場所も限られてくるのだろうが、
 
それでも創意工夫がまっとうにされていて気持ちがよい
 
物語も面白かった
 
津田寛治さんが出ていた
やはりとびぬけてうまい 見ごたえのある芝居だった
 
上映終了後開かれたトークショー
1週間の上映期間中毎晩行うようだ
初日に津田寛治さんが来たらしいのだが、チケットを取ろうとしたら満席だった…残念



20年前に演じられた舞台が原作なのだそうな
当時と違い通信機器が異常に発達し、芝居にリアリティを持たせるのに腐心したそうだ
 
プロディーサーが、
「20年前映画を作るとなったら、本屋に行き、図書館に行き、新聞を読み、
とにかく足で探さなくてはならなかった
ロケ地も見て回らないとならなかったのが、今はスマホ一つで解決してしまうことが増えた」
 
監督・主演を務めた橋本一郎さんも
「スマホがない時代、電話をかけたいときは、電話を探し、店屋に頼み込み、…という物語があった
今は全員がスマホを持つ時代、物語を差し込む間がない」
 
なるほどと思った
 
原作となった舞台脚本 きっと舞台はボロアパートの一室 
そこを出たり入ったりする理由が、電話がないことで必然性があったんじゃないか
そういうことを想像したら面白そうだと思った
 
下北沢から始まったこの映画、日本全国の人が観るといいな
それは本当に夢のような出来事だと思う
 
 
 
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国葬の日 を観ました

2023年09月26日 | 映画


 
 
2022年9月27日 全国10都市で撮影は行われている
 
あの時、過半数を超える人が反対の意思を示した
それでも閣議決定で行われた国葬
 
全国各地の様子はそれぞれだ
それぞれの場所の事情もあるし、それぞれの場所の利害もある
マイクを向けられた人もそれぞれで、その時のその人の状況も様々
民主主義の国だから、決められたことは粛々と進んでいく
 
辺野古では、基地工事反対の座り込みの人々がトラックの移動のたびに排除される
 
福島では米を作らなくなった田んぼの様子が見える
 
水害に見舞われた清水では、片付けに追われる住民が、
駆け付けたボランティアの高校生に「ラーメン食べて」とお金を差し出す
たしかあの時は自衛隊も間に合わなかったと思う…
 
札幌では、結婚式のひとたちが楽しそうに写真を撮る
 
長きにわたり総理大臣を務め、日本のかじ取りをした安倍晋三という国会議員を
評価する人もたくさん出てくる
 
民主主義とは…と思った
民主主義
 
大多数の人が望まないけれど、選挙で選ばれたわずかばかりの人の決定で物事は進んでいく
「戦争」もそうやって始まってしまうのかもしれない
 
この映画に出てきた人の大部分の人の様子は、この日に国葬があろうがなかろうが、
送るだろう日常の風景を切り取られている
 
そうやって平和に暮らしている間に…何かが決まって、
何かが動き出してしまう……のだろう
 
 
安倍晋三が遺したもの、その本当の評価はこれから歴史がしてくれると思うが、
私は決して誇れるものでないと思っている
 
何か結論のある映画ではないが、今もじくじくと考えている
 
 
 
 
 
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