赤ん坊のころからずっと知っている娘さんがいる。
何かのきっかけでお母さんと知り合い、同じ年の子どもがいることから仲良くなり、
以来ご縁が続いていた。ここしばらく音信がなかったが、私のほうが原因だと思っていた。
ところが・・・・絶句だ! こんなことが実際にあるんだ!
その子は順調に4年制大学を卒業し、就職活動もきちんと行い、
名前を聞けば誰もが知っている会社に入社した。
東京採用だったため、親元を離れ会社が用意してくれた社宅に入り、孤軍奮闘した。
新人研修では、同期100名ほどの上位10位に入るほど頑張ったそうだ。
配属が決まり、男性社員がほとんどの職場で営業の仕事を始めた。
それが・・・・鬱状態になって出社できなくなったという。
何があったのか、お母さんからとぎれとぎれに聞く出来事は耳を疑うものだった。
パワハラ、セクハラ、もし私が聞いたことの十分の一でもあったのなら
うちの旦那に言わせれば 「週刊誌に売れ!」 というものだ。
小学校や中学校じゃあるまいし、そんなことが正々堂々と行われているのか・・・言葉にならない。
くそっくらえ!! 大バカ者ども!!怒鳴りつけてやりたい!
「こんなことに負けて、辞めたくない」 と娘さんは言ったそうだが、段々出社することができなくなった。
せっかく夢をもって社会人になったのに・・・どうして、こんなことになったのだろう。
何度かお母さんが上京し話し合いをして、先月退職の手続きをとり社宅を引き上げてきたそうだ。
働く意欲のある若い人を大事にしない国は、 いつかつぶれてしまう。
年寄りも大事 子どもも大事 当たり前だ。
でも、若い世代がつぶれてしまったら、どうするんだ!!
いい加減にしよう! 「ゆとり世代」 といっていたぶってばかりいたら、
彼らはこの国を見捨てて出ていってしまうだろう!
そんな国に日本は向かっているのだとしたら、大人としてこんなにさびしいことはない。