相変わらず私たち夫婦は毎日いさかいが絶えない。
年取って、耳が怪しくなってきたのと、
口が回らなくなってきたのと、言葉がすぐには出てこなくなってきたのと、
頭と口が別のことを言ったり、などなどなどで、
傍から見るときっと“漫才”のような小競り合いが起こる。
今回の一件はこうだ。
旦那がちょいと前に「平山郁夫展」の入場券をもらってきた。
観に行きたいようで、でも一人じゃいやなようで、行こうよ!行かない?と話しかけてくる。
私、平山郁夫好きでも嫌いでもないから付き合ってもいいんだけれど、
私の腹の中には“私が誘っても付き合ってくれたことが無い”というどす黒いものがたまりにたまっている。
まあ、とにかく、私が行きたいというものはことごとく「俺はいかない」と断られている。
展覧会しかり、コンサートしかり、演劇しかり、
何か食べて帰ろうかというときに選ぶものも、ことごとく・・・。
なんで私だけ当たり前のように付き合いを強要されなければならないのか、という思いが渦巻いている。
で、そのように申し上げたら「別にそれならそれでいいんで、一人で行きます」
もういかったねえ!そういうことじゃないだろう!!
あったま悪いなあ!
本当にこういうところ、長男にそっくり!だからあいつもてないだろうと確信している。
懇切丁寧に、
「おつきあい」の大事さをお話した。
この「B型一人っ子のじいさんばあさんっ子」は本当に自分勝手で、そこらへんは哀しいかな一人っ子だから
どんな不合理な要求でも兄弟に合わせるということをしてこなかったつけですね。
我慢して合わせるということを成長期に一度もしていないから、こういう対応になる!!
嫌でも3回に一回くらいは「お前がそういうんなら一緒に行ってもいいよ」くらいするべきだ!!
とご説明申し上げた。
さても展覧会は明後日まで、彼は反省をしたのだろうか?
それとも一人で行くのだろうか?
これから先老いて二人で片寄せあってお互いをいたわり合って過ごす時間が始まるというのに、
あいつは本当に自分の事しか頭にない!!
今のうちにおきゅうを据えないといけない!!
がんばるぞ!!
というような「今日のいさかい」でした。