長女 乱心!
私にはひと月ほど前に「連絡を入れるな」と言ってきたので、
一切連絡を入れることをやめた。
事務連絡も時に必要なのだが、それすらも受け付けないようで旦那が係りになった。
上京しても顔を合わせることもしないし、私がいると部屋に閉じこもっている。
まあ、幼稚園児と一緒です。
その娘が、
朝から旦那の携帯にものすごい勢いで電話をしてきた。
仮住まい先の玄関のかぎの調子が入ったときから今一つだった。
引き戸で古い家だから、たぶん建て付けが悪くなってきていることも大きいのだろう、
開けにくい時、締めにくい時が、はじめからあった。
次女はそれでもだましだましやっているとあくからいいよと、根が天然だから気にしていないようだったが、
実際彼女から あかない、締まらないという連絡は一度もない。
長女の場合「あかない」となるとパニックを起こして、
余計にあかなくなるようで、
それが次女の意地悪からだと思い込むようになり、
このたびの癇癪も「○○がちゃんとやっていかないから!」「ちゃんと怒ってよ!」
先月も私が行く前に同じように彼女から電話があり、
ちょうど行ったので管理会社に連絡して、観に来てもらった。
だが彼女はそれに立ち会おうともせず、説明もせず、
玄関があかないという症状が、ほかの人間では起こらず、
鍵の内部の滑りをよくするということで様子を見ることになった。
前回旦那と行ったときに、旦那がちょっとそのことで話をしようとしたら彼女から出た言葉は
「○○がちゃんと締めないからだっていっているのに、どうしてわからないの?」
大人としてそんなことがあるはずがないと思うが、
そう思い込んでいる長女はゆるぎなかった。
感受性が強く、攻撃性が高い あの娘のこの生きづらさをどうにかしてやりたいと
この頃あれこれ探っていたら、HSPというものにぶつかった。
まあ「感受性の強い性格」ということらしいのだが、日本人の5人に一人は当てはまるそうで、
調べながら、ああ、こういう系統なんだろうなあと感じた次第だ。
5人に一人だから、チェックシートをやっていくと私もそのようだし、
どこにでも誰でもそうなんだと言える。
みんながみんな周りにこれだけ当たり散らすということはないから、
周囲に折り合いをつけて生きていっているということなんだが、・・・・
こじらせるとやはり鬱に通じていくところがあるので、
本人も周りもそこにはまり込まないようにしなければならないということのようだ。
と、どうしてなんだろうという疑問には、これでいいやと納得したところで、
まったく、このたびの再度のご乱心で次女がへたばってしまった。
「もうだめだよ」
「私は鍵をかけないから」
仕事も忙しい、ちょっとやりたかった学校にも週に一度通い始めた、
そんなときだったのですっかり参ってしまったようだ。
私とて、顔も合わせない長女は息が詰まるが、次女をほおっておくこともできない。
カーテンの打ち合わせに行く予定を早めて、東京に向かうことにした。
しかしまあ悪いが20代も半ばを過ぎた娘が、
鍵の調子が悪いと家族に当たり散らしてその手立てもままならないというのは、
親として恥ずかしい限りです。
とりあえず管理会社に連絡をして明日鍵屋さんに来てもらうことにしました。
これって本人がやればいいことではないかと私は思うのですよ!
そのうえで妹と話し合えば問題はもっと楽に解決できるのに、
普通はより自分に利益の出るように解決策を探すのだろうけれど、
彼女は考えつきもしない…それが多分HSPの悪い症状が強く出ていることなんだろうと想像しています。
建て付けが悪いのって、なおるのかなあ?
ま、なるようになるさ!!
がんばります!!
もう、この子はもう!と長女の行く末を考えると哀しい気分も出てきてしまいますが、
決してこの子がかわいくないということではなく、
どの子もみんなかわいくて、どの子もみんな笑っていてほしい
親はどの年になってもそう思い続けているんだって、
いつかわかってくれるといいなあ と思っています。