“嵐”のコンサートに何度か行った
お祭りのような、とても楽しい経験だった
大昔、フォーリーブスのファンだった
フォーリーブスのコンサートにも行ったことがある
いまだに彼らのLPレコードが手元にある
こーちゃんが書いた暴露本、
とても当時の私には読破できる内容のものではなかったが、ちら読みはした
だから「噂程度には知っていた」だけど何もしてこなかった
何もないふりして“嵐”に癒されていた
言ってみれば私も片棒担いだ手合いである
この問題の行くさまがどうももやもやもやもやしていると感じる
自分もある意味で、加担していたことになると感じる私はおかしいのかもしれない
多くの人が「タレントには罪はない」と言っているから
その裏側に「ファンに罪はない」という意味合いを感じている
そうだろうか…私たちはどちらも何もないふりをしていたのではないか
それもいけないことではなかったのかと感じている
そしてふと思ったのだ
才能ある若いタレントさんをものに例えるのは大変失礼だと思うが、
例えば、お菓子を作る工場で何か事故があり、製品に異常がわかったとき
直ちにメーカーは工場を止め、当該の日付の商品の回収をするだろう
それはいいものも、悪いものも、その期間に作られたののすべてを回収対象にする
そして原因を究明するはずだ
原因が分かったところで所轄官庁に報告してお墨付きをもらい
工場再開にこぎつける
今回もそれでいいのではないだろうか…
問題が起こったのは事務所
いったんすべてを止めて、活動を停止する
すべての関係者から事情を聴き、必要であるはずだから研修を行う
タレントだから活動を止めれば、テレビや雑誌、もろもろに穴をあけることになるが、
私たちも含めてみな当事者ではないか
事務所だけに責めを負わせるのは違うような気がする
テレビもラジオも、映画も、雑誌、新聞、視聴者、ファンも、社会も
すべてがなんらかの「償い」が必要ではないか
償いというと違うような気もするが、言葉が見つからない
名奉行と言われた大岡越前守のお裁きに「三方一両損」というのがある
今回はこれじゃないか
裁きをくだす大岡越前守も損をこうむる、それで手打ちにしようじゃないか…
私にもかっこいいアイドルに癒された恩がある
彼らを観られない時期をすごし、復活してきたら応援するという“損”を引き受けようと思う
そうしてほしいと心から思っている
暑さと、いろいろなことが重なって、
本に手が伸びなかった
10月というのにまだ汗がでる 少しは読書の秋になってほしい
9月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1825
ナイス数:91
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