しばらく音沙汰がなかった友人から
「〇〇(夫)がいけなくなったチケットがあるの、いかない?」と連絡がきた
日付の二日前だった
予定をみたら、サッカー観戦の翌日 外出が続くがこちらは良い音楽を座って聴くだけ
一つ返事で「行く」
加古隆 という名前に聞き及びがあったがはっきりとはわからず、
急いでグーグル先生にお尋ねした
ほほおお「パリは燃えているか」の人だ!
早めに待ち合わせをして、たっぷりガールズトーク
彼女も家族のことで人生最大のトラブルになっていて、
私も似たような面倒を抱えている
お互い「この年になってこんな風に生きるなんて思いもしなかったね」と開演までの間
話はあっちこっちに羽を伸ばしていった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/06/dcd0e0e6cf7c369cd0fcb06d74fc2eda.jpg?1731229124)
サントリーホール こんなだっけ?
お上りさん状態
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/41/d7e3c82d0d4c9d94aba04be9704c127b.jpg?1731229123)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/41/d7e3c82d0d4c9d94aba04be9704c127b.jpg?1731229123)
澄んだピアノの音がきれいだった
弦楽四重奏団 弦楽器の音色が心地よかった
じゃあ演奏はといわれると、私は物足りなかった
二部構成で、
後半は役者をやっているという息子さんの朗読を交えた宮沢賢治のシリーズだったのだが、
これが私には響いてこなかったのだ
実は眠くなり舟をこぐのをこらえるのが大変だった
宮沢賢治のものをすべて読んでいるわけではないし、
朗読をあれこれ聞いているわけではない
だが、いつだったか東北出身の役者さんが朗読する「永訣の朝」を聴いたことがある
方言を聴きやすく語ってくれたのだろうと思うが、
賢治の物語は東北の言葉できかないとその本質を感じ取れないのではと思った
昨日の加古隆の宮沢賢治は標準語できれいに語られていた
合わせる弦楽四重奏団もとても洗練されて都会的な音を出していたから、
そこに土臭いかの地の言葉は合わないとは思うが、
これを宮沢賢治といわれても違うなあと思った
演奏が終わり、会場内では万雷の拍手
中にはスタンディングオベーションをしている方もいた
熱心なファンがいるんだと思った
加古隆は映像に合わせられた音楽で印象に残るのがいくつもある
やはり映像込みで私は感じ取っているのだろうと思う
あれ、土地の言葉と離れてはいけない宮沢賢治とある意味同じかもしれない
それでも生の演奏はやはり満足!
思いきりのガールズトークも気分良し!
「次は忘年会か新年会ね」と友人と別れた
充実しています!
芸術の秋
充実してますね