「パンドラの匣 」★★★
染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介主演
冨永昌敬監督、94分 、公開日:2009-11-28(名古屋公開)、2009年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/e5/94d0de49bdef5028f6ebf4009f37156a.jpg)
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「戦争を生き残ってしまった日本人は、
どこかで後ろめたいような
それでいてお天道様に向かって笑ってしまうような
『どうだ、まだオレは生きてるぞ』と、
だったらオレは新しい男になってやる」
主人公は新人の染谷将太、
原作の雰囲気からするとちょっと若いというか
まだ子供じゃんという感じがしたが、
生命力に溢れすぎない溌剌とした清冽な印象で
この映画の持つ雰囲気に合っている。
また結核療養所に新しくやってくる助手の竹さん役に
話題の芥川賞作家川上未映子が演じている、
彼女の作品を読んでいるので、どうしてもそんな情報が
邪魔をする、特筆するほどじゃないけれど、
彼女も映画に流れる独特な呼吸に
うまく合っていたようだ。
演出し過ぎの部分も垣間見えて
もっと自然にさせたら良かったのにな。
この映画は太宰の小説をほぼ忠実に描きながらも
小説の持つ自虐的な笑いをさそうようなものとは
かなり違ったテイストの仕上がりとなって
どこか詩的で
すべてが夢の中の出来事のようでもあった。
小説に合わせたセリフ回しも
この映画の持つ独特な時間の流れの中で
現実と幻想の中間くらいを連想させ
これも悪くなかった。
自分たちには分からない、
戦中戦後を生きた男たちの心の奥底の気持ち、
それを軽く笑い飛ばすような
軽妙さを装いながらも
実は叫びたかったんじゃないかな、
生きていてゴメンと、
結核で血を吐きながらも明日へのかすかな希望を
見出す日々は、その後の平和な世界を
ぼんやりと予想させてくれる。
「私はなんにも知りません、
しかし伸びていく方向に陽があたるようです」
★100点満点で65点★
soramove
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最近のブームに乗っているような気もするが、「津軽」を買ったばかり。
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原作の雰囲気からするとちょっと若いというか
まだ子供じゃんという感じがしたが、
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自分たちには分からない、
戦中戦後を生きた男たちの心の奥底の気持ち、
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軽妙さを装いながらも
実は叫びたかったんじゃないかな、
生きていてゴメンと、
結核で血を吐きながらも明日へのかすかな希望を
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