「理想の彼氏」思うまま生きるのは本当は難しい

「理想の彼氏」★★★★オススメ
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ジャスティン・バーサ、ケリー・グールド主演主演
バート・フレインドリッチ監督、106分 、公開日：2009-11-21、2009年
（原題　THE REBOUND）



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量産されるラブ＆コメのひとつと見に行ったが
これが結構面白かった。

「夫の浮気が原因で離婚し、
子連れでニューヨークに出てきた主人公、
子育ての傍らデートを重ねるが
理想の恋愛対象には出会えない」


探していたものは案外近くにあった、
よくあるパターンに
子育て、、新しい環境、初めての仕事と
考えられるいくつかの要素を集めて
最後に「年下の彼氏」を配したら
こんな映画になりましたという感じ。

新しい驚きはないが、
脚本の良さというより、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが良かった。
ゴージャスな主人公が普通の人を演じる
コミカルな部分と
戸惑いながらも幸せなひとときを受け入れる
素直な感情など
使い古された要素も主演の二人の魔法で
愛すべき作品となった。


自分の本当の気持ちより
人の目を気にしてしまったり、
なかなかそんな常識から逃れられない
お互いが良ければそれ以外何の問題もないのに
あれこれと考えすぎて
一番大事なものを見失ってしまう。

それは後になってからじゃないと分からない、
そして人は後悔してその後を過ごすのだ、
ではそうしないためにはどうしたら
いいのだろう、その答えは無い、
結局は何度かのそんな失敗を繰り返し
奇跡的に手に入れた今目の前にあるものを
大切に過ごしていくしかないのだ。


彼女と別れた後、世界中を旅するシーンは
悪くはないがそんなことで掴めるものって何があるだろう、
サッカーの中田が何をやっているんだろうって
思ってるからか、そういうことで「大人」になるってのは
ちょっと短絡的だと思うから。

映画のラスト
偶然再会したふたりが、
わずかな会話で再び心を通わせ
テーブルの下でそっと手を握るシーンは
良かったな、そのくらいでいい、
大げさに抱きしめる劇的な感じじゃないのが。

見逃したくない傑作とは言わないが
見て損のない出来。

★100点満点で80点★


soramove
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キャサリン・ゼタ・ジョーンズはきっと普通の役をやりたいんだろうな、
でもゴージャス過ぎて外見がなかなかそれを許さない、この映画では成功していた。


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