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ラオスの世界遺産訪問・ワット・プーへの道②

2009-12-27 00:09:19 | 2009秋/ラオス.パークセー
パークセーからワット・プーへ
2009-9-20



9月の旅行を少しずつ書いて行きます。
ラオスは3度目、昨年の世界遺産ルアンパバーンに続き、
2001年に登録されたワット・プーへ行って来た。

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もう少し良いホテルに移りたかったので
寝るだけなら充分だったホテルをチェックアウトし、
ホテル経営の食堂でコーヒーを飲んだ。
朝食のあっさりしたラーメン(ここではフーという)を
食べる地元の人で満員の賑やかな声と、
動き出した町を象徴する車やバイクの騒音に包まれていると、
日本からずいぶんと遠くへ来たなと実感する。



8時過ぎに昨日予約しておいた
ワット・プーへの車が到着し想像したより
ちゃんとした車に乗り込んだ。
町から少し走ると田園風景と
山や川に沿うようにくねくね道を快調に飛ばして
9時にはメコン川の渡しの地点に到着、
車が8台くらい乗ったところで出発、
ゆっくりゆっくりと動いていく。

5分ほどで向こう岸に着いて、
左折すると舗装された道路なのに、
穴だらけという状態でれをドライバーが
うまく運転してくれるが、時々は大きな穴をかすり
車は大きくバウンドし、そんな道を15分ほど行くと
ゲートが見えてきて、入場料を支払い少し行くと
ここからは徒歩だと言われ、歩きだした。


アンコールワットに比べたら規模は小さいが
両側を池に挟まれた石の参道が
目の前の山に突き刺さるように延びて
その両側は無数のリンガが立ち並んでいた。


快適な車から出て一気に吹き出した汗、
見上げると山の中腹に建物らしきものが見え、
あの高さまで登るのかと一瞬ひるむが
すこしまえにを歩く6人くらいのグループの
元気な笑い声につられるように歩き出す。

20段ほどの崩れかけた石段をのぼると
平らな場所にでる、
通路を挟んで北宮殿と南宮殿が向かい合わせに立っている。
レンガを積んだかなり立派なもので、
木の囲いで近寄れないが、細部は崩れていて、
修復が必要と感じた。

たぶん当時は庶民が簡単には近づけなかっただろう
神聖な場所も雑草の勢いに押されるように
手入れをしないといずれ自然に帰ってしまいそうだ。



また目前の急な石段を登ると
水を売っている人を見つける、
ここまで運ぶの大変だろうなと思いながら
もう少し登るとごろごろと大きな石が目に飛び込んでくる、
そしてその向こうに本殿が頼りなく
強い日差しの中迎えてくれる。

もっと崩れてるのを予想したが
結構残っていて、正面の左右両側には
シバ神のレリーフが現れる、
これはレプリカをはめ込んだものなのか
手を触れることも出来る、状態は良い。


内部に入ることもできるが
ここは後になって修復されたようで
ヒンズー寺院のなかに仏像が安置されている。

正面右手には通路があり
ここを行くと「ワニの石、亀の石、ヘビの石」と言われる
大きな石がいくつか無造作に置いてある。
このあたりは草の勢いもすごく
歩くのも大変だ。

大木が大きな面積に葉影を作ってくれているので
強い日差しは遮られて
わたる風も心地良い。
再び今登ってきた石段を上から見下ろすと
その向こうまでずっと視界は広がり
遺跡の規模がわかる、かなりの大きさだ。

ゲートのさらに向こうにメコン川まで見えて
しばらくそこから
このクメール遺跡が出来た当時どんなだったか
思いを馳せた。

アンコールワットが出来た同じ12世紀頃
ここがチャムパーサック王国の首都だった、
そのころの人々の暮らしはどんなだったろうか。
いずれにしてもメコンの豊かな資源が
王朝の成立にも寄与したのだろう。

地元の人たちが遠足のノリで来てる感じが
多かった、
あとは中国系の団体が賑やかにすれ違う。

来た道を戻り車に乗り込む、
ゲート脇の遺跡展示ホールで止まってもらい
中に入って絵はがきやピンバッチを購入、
中にも展示してあるが規模は大きくない、
日本の援助で建てられたようだ。
こんなところまで日本のお金が届いている。

またしても悪路を戻り船着き場に到着、
往復に周囲の建物を見たが、
結構ゲストハウスを見つけた、
このあたりに2泊くらいして
ゆっくり見物するのもいいだろうな、
メコン川沿いに食堂もあるようだ。



旅のデータ
・ワット・プーまで車のチャーター 50ドル
・パクセーホテル 1泊290.000キップ(約3.200円)
・ワット・プー入場料 30.000キップ(330円)


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