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映画「私だけのハッピー・エンディング」それぞれのハッピーエンディング

2011-12-20 07:34:16 | ミニシアター系映画
「私だけのハッピー・エンディング」★★★☆
ケイト・ハドソン、ガエル・ガルシア・ベルナル、
キャシー・ベイツ、ウーピー・ゴールドバーグ出演

ニコール・カッセル監督、
107分、 2011年12月17日公開
2011,アメリカ,ファントム・フィルム
(原題:A LITTLE BIT OF HEAVEN )







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「タイトルと出演者を見て
軽めのラブ&コメかなと勝手に思って鑑賞、
主人公が死んでしまう映画とすぐに分かって
なんだか複雑な気分になったが
ことさら泣かせようとする映画じゃなく
笑いも多く
それでも徐々に『死んでしまう』ということを
考えずにはいられなかった、
人はどうやってその時を受け入れるのだろう」



30歳のキャリアウーマンのマーリー(ケイト・ハドソン)は
突然末期ガンの宣告を受ける

ズバリ末期と宣告する医師に
そんな直接的じゃなく
もっとダメージの少ない言い方を次の人にはしてあげて。


そんなふうに自分の気持ちをすり替えるも
彼女の目を通して
今までと同じものが同じように見えない事が伝わる、

周囲の友人も同様で
突然の彼女の言葉にどう付き合うのか
戸惑いながらも言葉をかけるが
マーリーはいら立ち
少し距離を置いてしまうことになる。


彼女を支えるのは主治医でありながら
彼女と恋に落ちるジュリアン(ガエル・ガルシア・ベルナル)、
彼の優しい気持ちは十分伝わったが
彼が病気の進行時に何を考えたか
そして彼女の死のあとをどう考えているか
そのあたりは全く描かれず

タイトルの通り全ては
主人公の目を通して描かれていることに
もどかしい気持ちになった。


人はいつか死んでしまう
だからどうやってその日を迎えるか
それはひとりひとり違うだろう
その時、自分だったらどうするだろう
そんなことを考えても仕方ない
ただ毎日を自分らしく過ごすことだけしか
思いつかない。



穏やかなラスト
そして故人を偲ぶ華やかなパーティー
残されたものは
別に誰に何かを示すでもなく
ひっそりとその気持ちと自分なりに向き合うだけだ


こんな内容の映画を見るはずじゃなかったが
不思議と爽やかな気分で映画館を出た、

街は何も変わらない
人の気持ちもそんな中で
ゆっくりとゆっくりと形を変えて
そんな哀しみもまた自分自身を形作る
大切なものになっていくのだろう。



★100点満点で75点



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ケイト・ハドソン作品
1998年 ウェルカム・バクスター (Desert Blue)
1999年 200本のたばこ (200 Cigarettes)
2000年 アバウト・アダム アダムにも秘密がある (About Adam)
2000年 ゴシップ (Gossip)
2000年 Dr.Tと女たち (Dr. T and the Women)
2000年 あの頃ペニー・レインと (Almost Famous)
2002年 サハラに舞う羽根 (The Four Feathers)
2003年 10日間で男を上手にフル方法 (How to Lose a Guy in 10 Days)
2003年 ル・ディヴォース/パリに恋して (Le Divorce)
2003年 あなたにも書ける恋愛小説 (Alex & Emma)
2004年 プリティ・ヘレン (Raising Helen)
2005年 スケルトン・キー (The Skeleton Key)
2006年 トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合 (You, Me and Dupree)
2008年 フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石 (Fool's Gold)
2009年 NINE(Nine)
2010年  キラー・インサイド・ミー(The Killer Inside Me)
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