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読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

映画「オブリビオン」2077年の地球は廃墟となった

2013-06-09 22:43:18 | 大作映画ハリウッド系
映画「オブリビオン」★★★
キム・ユンソク、ユ・アイン
パク・スヨン、イ・ジャスミン
キム・サンホ、キム・ヨンジェ 出演

ジョセフ・コシンスキー監督、
124分、2012年5月31日より全国公開
2012年,アメリカ,東宝東和
(原題/原作:OBLIVION)





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日本では初登場1位、
最終的に20億円あたりに届くか。


「地球はエイリアンによって攻撃を受け
壊滅した2077年が舞台。
人類は土星の惑星に移住し、
主人公のジャック(トム・クルーズ)は
地球に滞在しパトロールして
僅かに残るエイリアンとの戦いを続けている、
予告編はさすがトム・クルーズの作品だけあって
壮大で大作の風格さえ感じた、
さてハリウッド大作を楽しみますか」



清潔に制御されたガラス張りの基地、
ここにジャックと一緒に滞在するのは
本拠地との連絡役のヴィクトリア、
あと少しで地球勤務が終わるのを
彼女は楽しみにしているが、
ジャックは地球という場所に
何か引っかかるものがあり
意味不明の夢で目ざめたりしている。


砂漠の様な大地
時々廃墟の残骸が見えるが
ここがかつて緑豊かな地球だった。

そのエイリアンとの闘いは
ちょっと想像しにくい
それは何故エイリアンが襲来し
地球を奪おうとしたか
そのあたりが説明を全くしないし、
地球から別の惑星へ移住した人々が
ほとんど登場しないのも
なんか気持ち悪い。



何かが起きそうな不穏な雰囲気、
ある事件から
知られざる事実の扉が開く時
その事実に時々がっかりすることがある、
でもこの映画の場合
ガッカリはしなかったけど
だからといって「新鮮な驚き」って
訳じゃなくって
このあたりで驚きを与えてくれたら
トムのSF映画の代表作になっただろうが
そこまでの感動は無かった



こういう映画を見ると
地球の近未来の世界の限界も感じる

もう描きつくされてるし
地球は地球だから
作り手としては相当困難な課題だろう、
でも欲張りな自分達、観客は
もっと新鮮な驚きを見たいのだ、
あの大画面で



見て損はないけど
トム・クルーズのエンタメ映画としては
普通の面白さ

でもDVDで見てはこの映像の広がりは
感じられないので劇場で見る事を勧めます。


★100点満点で70点


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映画「ある会社員」こんな会社で働きたくはないが、映画は面白かった

2013-06-06 19:09:00 | 韓国映画・アジア映画
映画「ある会社員」★★★★
ソ・ジソブ、イ・ミヨン、クァク・ドウォン、
イ・ギョンヨン、キム・ドンジュン出演

イム・サンユン監督、
96分、2013年6月1日より全国公開
2012,韓国,ポニーキャニオン
(原題/原作:A Company Man !)




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韓国では昨年10月に公開されたが
歴代3位のヒットとなった「王になった男」に阻まれ
2位発進。その後3週ベスト10入り



「表向きは金属を扱う貿易会社、
そこの営業2課で働くヒョンド(ソ・ジソブ)の業務は
“殺し屋”であり、社内一優秀とされていた、
淡々と業務をこなす主人公だが
いつもと違う行動をしたため
やっかいな状況に陥っていく、
ありがちな韓国映画の設定だけど
かなり面白かった」



ヒョンド(ソ・ジソブ)は冷酷に殺人を行い
彼のチームは痕跡も残さない、
そのまま中間管理職から昇進を果たしていくが
ただ一度、業務にそむいたことから
逆に会社から命を狙われてしまう。


設定こそ違え
社会の裏側を描いて
悲劇的な結末まで
ありがちな韓国映画ではある、
でも何が違うんだろう、
というか、違わないんだけど
この映画で感じた切なさが
際立っていたことが
映画を観終わった後の
満足感に繋がったと感じた



ラストに地下鉄の中で
会社の面接の受け答えの練習をする主人公、
エントリートに貼った写真を
取り直す姿
「他にやれることなんかないから」
命令に背いて助けたフン(キム・ドンジュン)が
冒頭にそんなことを言っていた、
彼の真剣な表情が重なる、
切ない



ソ・ジソブは寡黙な役が多い、
今wowowでドラマを放送しているが
こちらも感情は内に秘め
抑えた演技を見せている、
描く世界はどこかで見たような印象を受けても
やはり役者と脚本と演出で
こうも印象が変わるのかと
改めて実感した。


夏までにこれから続々と韓国映画が公開される、
どのくらい見れるだろうか、楽しみだ。

★100点満点で75点


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映画「ブルーノの幸せガイド」毎日の繰り返しも、考え方次第なのかも

2013-06-05 10:14:22 | ミニシアター系映画
映画「ブルーノの幸せガイド」★★★★
ファブリッツィオ・べンティヴォリオ、
バルボラ・ボブローヴァ、ヴィニーチョ・マルキオーニ、
フィリッポ・シッキターノ出演

フランチェスコ・ブルーニ監督、
95分、2013年4月13日より全国公開
2011,イタリア,アルシネテラン
(原題/原作:SCIALLA!)





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「ローマで、ゴーストライターをしながら
空いた時間で家庭教師をしたり
自由気ままに過ごしているブルーノ、
生徒の母親から半年間息子のルカを
預かって欲しいと頼まれる、
しかもブルーノは自分の子供だと告げられ
気ままな生活が一転、
心穏やかではいられない日々が始まった」



一通りの状況説明が終わって
物語が動き出すと
これがホント映画の魔法にかかったように
笑いながら、ちょっとほろっとさせられながら
とても幸せな気分になる、
劇場で予告編を見なければ
この映画は見逃がしていたハズ
そう思うと、余計とこの場にいて
スクリーンを見つめる幸せを感じるのだ。



自分の子供と分かったとたん
ルカはただの子供ではなくなる
そうれは当然といえば当然だけど
接し方だけじゃなく
それが彼の生活全般を
輝かせてくれる。


ルカも子供っぽい部分を残しながら
親にしっかりと育てられたからこそ
基本の部分で魂の美しさを感じる

何がしたいかなんて分からない
大人の言う事はいつも自分勝手だ・・・、
そのくらいに感じつつも
それでも彼はまだ出会っていなかった
ブルーノという男に。


二人は親子というより
親友の様な親密さで繋がる、
お終いは全部がハッピーという結末で
出来過ぎ感はあるが
過剰とも感じない、
それは主人公達が苦しい時間を過ごしたことも
観客は感じているからだ。



明日何が起こるか分からない、
そのことで生活の一部が
変わる事もあるだろう、

そういう事もあるだろうなと思いつつも
普段は昨日と同じ今日
今日と同じ明日を疑わない
でも何か新しいことに立ち向かう時
柔軟な自分でありたいなと
この映画を見て思った。

「なんとかなるさ」
そうだ、なんとかはなる、
でも、投げやりじゃなく
前向きな気分でこの言葉を言えば
それだけで全然違う気分になる。

「なんとかなるさ」はブルーノの口癖
でも先日見た「きっと、うまくいく」でも
この言葉を主人公達は何度も口にする、
どちらも何か始まりそうな言葉に思えてくる



しみじみ良い映画で
ホント映画好きで良かった


★100点満点で85点


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映画「きっと、うまくいく」170分の魔法、これまでとはちょっと違う

2013-06-03 09:04:42 | ミニシアター系映画
映画「きっと、うまくいく」★★★★☆
アーミル・カーン、カリーナー・カプール、
R.マーダヴァン、シャルマン・ジョーシー出演

ラージクマール・ヒラニ監督、
170分、2013年5月18日より全国公開
2009,インド,日活
(原題/原作:3 IDIOTS)





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「歴代興行収入ナンバーワン映画、
しかも恋愛やアクションが主題じゃない、
すごく興味をそそられるが
いかんせん170分の大作、
どうしようかなと迷ったが
やはり出来を確かめたくて劇場へ、
すごく幸福な時間を過ごせた」



インドといえば
タージマハルとデリーの喧騒、
そしてヴァナラシの混沌と
そんなイメージがさっと頭を満たす。


けれどそれは旅人の幻想で
実際は貧富の差は激しく、
家にTVがある家の方が
地方では珍しいくらい。

だから映画は彼らの娯楽として
冷房がガンガンにきいた劇場で
3時間余り、
とにかく庶民に夢を与える為に

高価なスポーツカーに豪華な婚礼、
世界各地のリゾートや
御殿のような家、
そんな手の届きそうにない場所で
太ったおっさんが美しい女性と踊る・・・・。

このイメージは
ほとんどの映画に当てはまる、
でもこの映画はおよそこれまで見た
インド映画の定番を覆す内容だった。

たしかに多くの人たちが踊るシーンがあるが、
それは大学の学生寮の
シャワーとトイレで
男ばっかの群舞で
これじゃあ、夢は見られない。


内容も学歴社会への警鐘であり、
自由な生き方を導くものであり、
カーストの色濃いインドでは
まだまだタブーな領域に
笑いと機転の利いた会話で
正面から切り込んでいく。



格差社会が問題の日本だけれど、
インドではそれは当然の社会的事実であり、
生まれついて運命が決まっているような
日本では考えられない常識がまかり通っている、

だから学生は必死に学業に励むわけだけど
「本当にそれだけでいいのか」と問いかける。

ラストのオチはマンガのように
出来すぎだけど
だからってすべてを台無しにするほどじゃない。
「こうでなきゃ」という感じ

旅行でもちょっと行けそうにない場所に
連れて行ってくれるのも嬉しい。


この映画が歴代ナンバーワンの成績というが
本当だろうか?
この映画で果たして
なけなしのお金で子供たちが
楽しめたのか?
そこは疑問だけれど、
すごく楽しい170分だった。

ほかのインド映画も見たいが
2時間くらいにしてもらいたい。


★100点満点で90点


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「督促OL 修行日記/榎本 まみ著」こんな仕事もあるんだ

2013-06-01 07:25:03 | 読書の時間
書籍「督促OL 修行日記/榎本 まみ著」★★★
榎本 まみ著
文藝春秋 、2012/9/22
(237ページ , 1.208円)





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「一時間に60本の電話がノルマ、
大学を卒業して入った会社で、
著者は、いきなり借金を返さない人に
督促の電話をかける部署に配属され、
「督促OL」となった!
客からストーカーよばわりされたり、
呪いをかけると恨まれたり、
今から殺しにいくぞ・・と脅されたり。
百選練磨の借金王の面々を相手に、毎日格闘し、
ついには、2000億円の借金を回収する
「スゴ腕 督促OL」に!」

文藝春秋HPより抜粋


信販会社に新卒で採用され、
やっと社会人生活が始まると
期待しつつ職場へ行くと
クレジットカードの支払の督促課に
配属された事を知る著者。


まあそういう仕事をしている人も
いるだろうなと想像はつくけれど
そういう所で自分が働くっていうのは
あまり考えないからな、
だから著者も困惑するが
これが仕事、やらなきゃならない。



払えないから払わない人達に
1時間に60本の電話のノルマを課され
電話をかけまくるが
「じゃあ、払います」って簡単に
言ってくれるわけもなく
こっちが悪いわけでもないのに
罵声を浴びせられ
散々な目に逢う事になる、
この本は著者の実体験が綴られている。



嫌な仕事だ。
でも誰かがやらなくてはならない
会社にとっては大切な仕事だ。



こういう仕事をしていると
人の善意とかを信じられなくなりそうだ、
実際すぐに辞めてしまう人が多いと
本書にも書いてある、
そういう雰囲気はなんとなく分かる。


著者はそんな職場に戸惑いつつも
先輩社員を見習い
泣き落としや脅しなど
様々なテクニックを身につけ
ついには2000億円の借金を
見事回収するまでに成長していく



ラストはハッピーでも
「良かった」と素直に思えないのが本書、

本人の成長はこちらも気持が動くが
根っこの所で
やはりこういう仕事はや
りたくないなぁと
そんな気持ちが大きくて
「大変だなぁ」
そんな感想、為になったかと言われれば
それ程でないかな
できれば経験したくない職場のお話でした

★100点満点で60点

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