健康体操たまて箱

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【今日のお話】 

2012年08月10日 | 日記

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知恵と努力が魅力を生む

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▼旭山動物園は北海道旭川市にある1967年にできた日本最北の動物園。

 できた当初はよかったのですが、地理的な条件がよくない上に、

 旭川市の人口の伸び悩み、施設の老朽化とともに入場者数も減少。

 1994年にはゴリラ、キツネザルが相次いで病気で死亡する

  という事態が発生し、一時は閉鎖。

 市民の不安は大きく、入園者減少はさらに進み、

 一時は、廃園の危機にありました。

▼ところが、このような悪条件のなか、スタッフたちが

 知恵を出し合って打開策を考え実行。

 1997年より行動展示を実現する施設づくりに着手。

 同年には巨大な鳥籠の中を鳥が飛び回る「ととりの村」が完成。

 翌年以降「もうじゅう館」「さる山」「ぺんぎん館」「オランウータン舎」

 「ほっきょくぐま館」「くもざる・かぴばら館」と毎年のように

 新施設をオープンさせ、そのたびに入園者を増やしてきました。

 そのV字復活ぶりが「奇跡の動物園」として、メディアで取り上げられ、

 映画にもなり、一時は、東京の上野動物園をしのぐ入場者が訪れたそうです。

 もちろん今でも日本有数の動物園として大人気です。

▼遠くにあっても、不便であっても、魅力があれば、

  人はそこに行きたくなるのです。

 そこにいる動物たちや人に会いにいくために、わざわざ行くのです。

 そして、行ってよかったなあと喜んで帰っていくのです。

▼旭山動物園がそんな動物園に生まれ変わったのは、

 スタッフの方々の知恵と努力のたまものです。

 人間の知恵と努力は、すごいものです。

  旭山動物園が依然と人気があるのは、

 動物たちの元気な様子を見ることができるからでしょうが、

 人間の知恵や努力にもふれて、元気になれることもあるでしょう。

 ピンチでも知恵と努力で道は開けることを、旭山動物園は示しているのです。