朝鮮戦争は終わってはいない。現在は休戦中であることを改めて知らしめた。北朝鮮による「休戦協定の白紙化」。平和ボケした日本人にはピンとこない出来事だ。最もピンと来ない出来事は、韓国がこの休戦協定の当事者でないことだろう。驚く方が多いであろう。しかし朝鮮戦争の休戦協定の当事者は、「国連」と「北朝鮮」である。国連軍の代表がアメリカ軍であり、中国軍は北朝鮮軍の影に隠れている。故に北朝鮮は米国と交渉を持ちたがるのである。この事が理解できていない日本人が多過ぎるように思える。
一つは日教組をはじめとした左翼勢力がこの韓国が当事者でないことを触れないようにしてきた。次に旧社会党と共産党と朝鮮総連が何かにつけ北朝鮮を賛美してきた。更にソ連や東ヨーロッパの共産国家が崩壊するのを見て、左翼系マスコミが国家として認めていなかった韓国と「反日」で野合した。これらが、日本人が朝鮮戦争の休戦の当事者に韓国がなっていないことを知らないできた大きな要因であろう。
韓国が朝鮮戦争の休戦の当事者になれなかったと言うことは、この当時、韓国は「国家」として国際的に承認されていなかったことを意味する。信託統治状態であり独立国ではなかったことを意味する。反論があるのは良く解るが、国際法や国際慣例上はとても独立国としての要件を大きく損ねている。
また、このような北朝鮮と一触即発の状況で、日本と揉めるとは、やはり韓国人はおかしいのか?日本からの支援が期待できなくなるではないか。先の朝鮮戦争も日本国内で米軍は再編し戦場へと向かった。日本本土が最前線基地であった。この要件は北朝鮮と米国とがもう一度戦闘状態になる場合も同じである。どうやら自分の影が巨大に見えているようだ。
日本は今回直接及び間接的に韓国を支援する必要はない。どうせ感謝などされない。朝鮮民族には「感謝」と言う概念がない。金融制裁と口だけの支援で事足りるであろう。後米軍の後方支援は行うが、韓国軍の後方支援は不要である。