社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

社会主義、共産主義は国民を幸せにしない

2013-03-25 00:00:27 | 社会常識と教育

 数十万人のチャウシスクの子供たちや福建省だけで数百万人の戸籍のない子供たち、貧困で社会から取り残されたわけではない。生まれた時から祝されなかった子供たちである。しかしその子供たちも20歳を有に超えている。成人している。戸籍もない勿論教育もない。彼らが幸福を手に入れることは至難の業だったと想像できる。多くが犯罪組織でしか生きていけない。今から20数年前の写真誌で掲載された中国は深浅の写真、街中の通りに棄てられた赤ん坊の写真である、無視して誰もが素通りしていく、やっと中年の女性がその亡骸を拾うとゴミ箱に棄てる、連続写真であった。一人っ子政策の犠牲である。

 どちらも共産圏の国である。社会主義や共産主義が国民を必ずしも幸福にしないという事例である。「国家のため」と「自分のため」とを混同している政治家(指導者)による結果により、人為的作られた孤児たちだ。民族性も否定できないが。

 近いところでは、福島原発の対応の不味さを露呈した「民主党」、神戸の震災で自衛隊の救援や米空母の救助を断った「社会党」。いずれも国民の命より、自分たちの主張が大切であった証明である。

 これらの政党とは距離を置くが、国民の命より販売部数や視聴率が大切なマスコミ。尖閣や竹島の対応を見ればわかる。今でこそ北朝鮮の拉致も取り上げるが、国会で時の警察庁長官が拉致事件に答えた時、無視していたではないか。

 社会主義で幸せになれた国は、現在のベトナム以外でどこにある。ベトナムもドイモイ政策で、社会主義や共産主義とは言い難くなっているが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする