社会科学上の不満

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除染の実態を公表せよ

2013-07-29 00:02:09 | 社会常識と教育

 除染の研究者に嫌な話を聞いた。セシュウムだけが騒がれているが他の放射性物質も相当な量汚染しているそうだ。政府はパニックを恐れ、その危険性の発表を控えているようだが、パニックより国民の生命の安全ではないだろうか?

http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1228792_5117.htmlマスコミはなぜそこを突っ込まないのか?トリチュウム(半減期1232年)が大量に海水へ流れ出しているのではないか、海水だけのであろうか?

 原子力についての第一人者は多いが、除染の第一人者など世界中にいるのか?環境省をはじめとした国はこの非常事態に、未だに「過去の実績」で除染技術を判断しようとしている。これだけの放射能汚染の「実績」など過去にあったのか、如何に自分たちが何も考えずに「前例主義」に陥っているか気付かないのか?新しい技術を公開試験で試しその結果が良かった方法を採用する他、方法はないのでは?

 官僚の(自分たちの)責任回避のため、東大の名を使い東大の権威の下でしか物事を運ばない官僚組織の限界が露呈した。しかしこの「逃げの体質」は既に国民に見透かされている。その事さえ気付かない官僚が物事を判断するとは国家の危機である。

 経済が大変だった此処20年余、「100年に一度の危機」と叫び自らの責任を回避した官僚組織、しかしその「その100年に一度の危機」に対し、人事は従来どおりの年次年功序列を壊すことが出来ない。太平戦争の失敗から何を学んだのか?

 話を戻すとトリチュウムやストロンチュムが流失したのは海だけか?と言う疑問が沸き起こってくる。「そのような事は有ってはならない」と言うことで調査していないのではとの疑念も現在の官僚の対応を見ていると湧いてくる。

 故吉田所長の死因である癌は関係ないのかと言う疑問を多くの国民が抱いている。東電役員や幹部社員、官僚は「家族」と共に福島の原発の非難限界地域に移転させれば、もっと真面目に仕事をするはずである。恐らく情報を隠している彼らは移転に応じず辞めていく人間が多数出るであろう。

コメント
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