社会科学上の不満

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貧者の核の拡散より法理論が優先?

2013-09-09 00:01:21 | 外交と防衛

 「貧者の核」と呼ばれるBC兵器。この拡散を何としても防がねば人類は大変な事になってしまう。潘基文を国連事務総長の言う「国連決議がない軍事行動は法的に無効」と米仏を非難するのであれば、BC兵器の拡散による、悲惨な状況にも責任を持つということであろうか?

 そこまでの覚悟はなく、「それとこれは別」と逃げるのであろう。残念ながら「別ではない」、サリンを打ち合う(BC兵器による)国際紛争を防ぐのが国連の本来の役目である。

 「法的に不備であっても法である」とソクラテスみたいなことをノタマウつもりか?それで、苦しみモガキ死んでいく人間は哀れなものである。法の不備の犠牲者である。その人数も数千~数万単位で無辜な市民が苦しみながら死んでいく。「不備な法でも法である」とご自分の哲学に多くの犠牲を供するのであろうか?

 この潘基文を国連事務総長は問題の多い国連事務総長である。先日、中立であるべき立場を無視し、自国韓国に同調し日本に歴史問題を非難した国連事務総長である。各国からの非難で訳のわからない弁明をした。自ら発言に責任を持てない方である。

 核と異なり、BC兵器は技術的なハードルも資金的なハードルも低い。故にその拡散は例え時期尚早と思える段階でも早めにその芽を摘むことが望ましい。イスラム過激派などに拡散しては、本当に世界は宗教戦争へひた走ることになる。

 米仏の軍事介入を非難するのは構わないが、常にセットで今回のシリアのサリン使用者を「国際社会の敵」として非難しなければならない。「前回非難したから」では意味がない。あくまでも「BC兵器使用は国連の敵でもある」事を常に非難せねばならない。

 実行力(常設国連軍)を有さない現在の国連にその世界平和を維持する力が無いことは誰が見ても明らかである、いや日本の左翼の方は「叫べば何とかなる」と勘違いされている。

 現在のシリアの状況でBC兵器の管理体制は機能しているといえるのであろうか?法的な建前の方が多くの人間の命より大切だと思っていれば別であるが。

 この潘基文を国連事務総長からやはりサッサと辞めさせる事が、緊急の課題である。多くの方の命より方理論の方が大切と思っているような輩である。

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