重要なことなので何度も言うが、「BC兵器の拡散は絶対に阻止せねばならない」。この事が理解できていないのが、日本のマスコミである。シリアへの武力行使に常に反対する評論家をそれも軍事音痴の評論家を揃え、シリアへの軍事攻撃反対のキャンペーンを展開している。今回は中国との日中記者交換協定を改めて触れる必要もないほど中ロとの連携がスムーズである。
BC兵器が拡散すれば、それこそ多くの市民が犠牲になる。銃器や爆弾はその目標が点もしくは限定的な地域であるが、BC兵器には指向性が無い。その対象の広域の人間が死傷する。
このような悲惨な未来図も想像できないほど、日本のマスコミは腐っている。いや想像できる人間がいてもその意見を採り上げようとしない。そして、BC兵器が目の前で使用された場合、ヒステリックに大騒ぎする。自分たちの無知もしくは落ち度を隠さんとするかのように。テポドン発射直後に北朝鮮が対艦ミサイル・シルクワームを発射した時のマスコミの狼狽振りは酷いものがあった。
オーム心理教地下鉄サリン事件やよど号ハイジャック事件(政治目的の民間旅客機ハイジャック事件)やハーグの大使館占領事件など日本がオリジナルであり世界のテロリストにノウハウを輸出した事例である。彼ら赤軍派と濃淡別になんらかの関係があった方が日本のマスコミの中枢に多いそうだ。
日本のマスコミは「平和が当り前」として物事を考えている。その平和を維持するのに膨大な労力を必要するとは考えたこともない連中である証拠である。
戦後の平和は日本国憲法があったからではない。米国の軍事力の下にいたからである。その米国の力に陰りが見え始めた昨今、日本の軍事力の向上が内外から求められている。
ASEAN諸国は中国の拡大政策の防波堤を荷うことを日本に求めている。これらの事実はネット上では伝えられるが既存マスコミでは伝えられない。南沙諸島の問題で日本と協調したいベトナムやフィリピンのことを報道する日本のマスコミは少ない。
日本が軍事力を向上したら困るのが中韓である。そのご意見が良く反映されているのが日本マスコミ、特にTVである。