目黒区北部地区 すこやか歩こう会

東横線中目黒駅周辺を拠点に活動するウォーキングクラブです。みんなで歩くと楽しいですよ!時々遠出もしています!!

駒場体育館エコ散歩

2014-10-08 15:26:15 | ウォーキング
11月16日(日)に駒場体育館主催で行われる「エコ散歩」のコース確認に行ってきました。
エコ散歩は毎年6月と11月に行われていて、駒場、菅刈、東山あたりを歩きます。11月は毎年焼き芋が振舞われるのでこちらも楽しみの一つです。イベントの詳細については体育館に確認してください。

目黒区立駒場体育館
〒153-0041 目黒区駒場2丁目19番39号
03-3485-7761
http://www.komaba-taiikukan.jp/

11月はいちょうの紅葉を見どころにしたコース設定を行っています。


写真:筑波大学付属駒場中学校・高校
目黒区大橋と世田谷区池尻にまたがるこの学校の門は旧第一師団騎兵第一連隊の門があった場所です。坂の上の雲でおなじみの秋山好古がこの辺りを馬で駆け回っていたことでしょう。


写真:馬神碑
目黒川が削った池尻の崖のてっぺんにこの碑があり、この一角は騎兵山と呼ばれていました。石碑は戦没軍馬の慰霊碑として建てられたといわれ、蹄鉄や人参など馬に関連した供え物が絶えません。エコ散歩のコースは崖にかかる階段を下りて、目黒川緑道を大橋方面へ向かいます。

大橋で旧大山街道、玉川通りを横断すると首都高大橋ジャンクションの大きな建造物に圧倒されます。玉電に関する説明書きを見ながら目黒川を離れ、東山貝塚公園へ向かいます。


写真:東山いちょう通り
貝塚公園を見学し、目黒区東山と池尻の境界になっている古くからの路地坂を上ると右側に旧陸軍の馬糧庫だった倉庫が残っており、現在でも補強を加えて運送会社などが使用しています。この近くには陸軍が埋設した境界杭なども残っており、練兵場であった往時が忍ばれます。
旧国土地理院跡地は東山公園として整備されて一等水準点と国際重力点の記念碑があります。東山いちょう通りはここから始まり、東山中学校正門まで続いています。


写真:東京大学教養学部
菅刈公園で休憩を取り、坂を上って西郷山公園、三田用水跡をたどりながら淡島通り、松見坂、駒場バラ園前を通過して東京大学教養学部のいちょう並木を見に行きます。



写真:ケルネル田圃の案山子
ゴールの駒場野公園ではかかしコンクールに出品された案山子がお出迎えです。今年のかかしコンクール一等賞は駒場体育館が受賞したそうです。
駒場野公園、東大教養学部、駒場公園、東大先端科学技術研究センターも含めてこの場所には駒場農学校がありました。明治維新後アメリカの農業技術を導入して設立された札幌農学校とならび、駒場農学校はドイツの農業技術を導入して設立されました。今では案山子が立っているこのケルネル田圃だけが当時の姿をとどめています。

いかがですか、この6キロ強のエコ散歩で都内に残った数々の歴史を垣間見ることができます。参加して、身近に残る歴史を肌で感じてみませんか?
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