酒酒楽楽

酒店のオバちゃんが、商工会活動や家族のことなどをマイペースで綴っていきます。

介護生活もまた楽しからずやd(*⌒▽⌒*)b

2013-11-18 07:09:42 | 介護
 
植えたばかりのパンジーと霜にやられたベゴニア


前日まで上を見てぴんと立っていたベゴニアが、翌日の霜に負けてぐったりとしてしまった。
尤も季節的なものもあるからしょうがないけれど。

人間の命もこんなものなのかも。
油断してると、翌日どうなっているのか分からない。
だからこそ、一日一日を大事に大事に生きていかなければ・・・

今日は、実家の母の命日。
昨日まで何でもなかった人が、急にくも膜下出血で倒れて、
そして、手術前まで喋っていたというのに、
あとから運ばれて来た人が先に手術室に入ることとなり、
その為、母は後回しにされて、
それで、手術したらもう意識が戻ることもなく、
10日ぐらい集中治療室に寝かされたまま、そして帰らぬ人となった。
常々、「コロっと死にたい」と言っていて、その言葉通りの最期だった。
早いもので、あの日からもう31年の月日が流れた。


NHKみんなのうた「6歳のバラード」が流れていたのは昨年春の頃で、
当時、我が家では、この替え歌を歌うのがマイブームとなっていた。

*6歳のバラード ユウチューブはこちら

例えば義母。
女の子です~~♪ 87歳です~~♪ 今は入れ歯を使ってませ~ん♪
といった具合に。
またこんなのも
女の子です~~♪ 87歳です~~♪ 畑仕事が大好きで~す♪


その義母、震災前は足取りが軽く、誰が見ても80歳代とは見えない後ろ姿だった。
しかし、88歳となった今では、自力ではベッドから起き上がる事さえ困難になってしまった。

ところが、
夕食の時間帯になると、どこからともなくやって来る不思議なオバサンがいて、
「あのおばちゃん、また来てるんじゃない?挨拶しなくちゃなんないよ」と言うと、
忽ち笑顔になり、起きたいというそぶりを見せる。

よいしょ!っと掛け声をかけて起こして上げ、
次に義母の腕の下に両腕を差し込んで抱きかかえ、よいしょっ!と立たせ、
「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ」と言いながら、
20センチと離れていないマッサージ機に掛けさせる。
膝が硬直したため、痛くて一歩も歩けないのだ。

テーブルを用意し、手を拭くためのウエットティッシュを渡し、
「正直のオバちゃん、また来てるかな~?」とカーテンを開けると、
「来てる、来てる」と笑顔になり、縁側の向こうのガラスに写っている自分にご挨拶。

私たち家族も
「あらあら、寒い中いつもどうもすみません。」なんて言いながら・・・
娘も合わせて、「正直のオバちゃんにお茶を進ぜなくちゃね」なんて。

こうして、しばし楽しい食事の始まりとなる。↓

  

注)正直(しょうじき)は、町内の義母の実家へ行く手前ので、
「あのおばちゃんどこから来たの?」という問いに「正直から」と答えたので、
正直のオバちゃんとなったのである。


食事が終えると、
「今日もありがとうございました。どうぞ気をつけてお帰りなんしょ」と挨拶し、
カーテンを閉めて、本日の劇場終了。

義母をベッドに寝かせた後、母と娘はお腹を抱えて大笑い。
「これだから介護も面白くて堪んないよね~」などと言いながら

「介護は大変か?」と聞かれれば、それほど大変ではないし、
「じゃぁ、思ったより楽なの?」と聞かれれば、決して楽とは言い切れない。
今のところ、それが本音かな?

24時間の生活をサポートするわけだから、
当然あんな事もこんな事もしてあげなければならないわけで、
でも、出来るだけ楽しいことを見つけながら、
明るく楽しくをモットーに、決して無理することなく、
力の範囲内でやって行ければと切に思う今日この頃である。



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こおりやま文学の森 文学講座

2013-11-11 21:05:39 | Weblog

 

10日は、谷田川小学校の創立140周年記念祝賀会。
120周年の時は我が家の娘も小学生で、当時100名を越していた児童数が、
今年度は45名(1年生はたったの2名)となんとも寂しい。

そんなわけで、
せっかくの航空写真なのだけれど、校章の白線の上に児童がぱらぱらと並んでの撮影となった(左)

(右)は、児童と教師、父兄、近くに居合わせた地区の住民たち。
*クリックで拡大します

そう言えば、↓の赤坂氏によると、
「江戸時代から150年かけて1億3千万に増えた人口が、50年後には8千万に減ってしまう」のだとか。
この国はどうなってしまうんだろう?


さて、本題の文学講座について

日時:11月9日(土)午後1時30分より午後3時  
会場:ミューカルがくと館
講師:赤坂憲雄氏(学習院大学教授・福島県立博物館長)
内容:「遠野物語から会津物語へ」

ギャラリー観の佐藤さんのフェイスブックでこのことを知り、
隠れ赤坂ファンとしては行かないわけにはいかない。

会場は大勢の赤坂ファン(中高年が多い)で熱気にあふれていた。
30代は、ひょっとして我が家の娘だけ?

第九九話(いっこんまの勝手な要約)
「海岸の田の浜へ婿に行った福二が、(明治29年の)大津波に遭い、妻と子を失い、
生き残った二人の子と元の屋敷に小屋を建てて住んでいた。

夏の初め(新盆の頃)の月夜に便所に起き、見ると、男女二人が近寄って来る。
女は亡くなった妻で、思わず付いて行き、名前を呼ぶと振り返ってニコッと笑った。
男はやはり津波で亡くなった者で、
自分が婿入りする以前、互いに深く心を通わせ合っていたという男である。
「今は此の人と夫婦になったの」と言うので、
「子供は可愛くないのか」と言うと、
女は少し顔色を変えて泣いた。
死んだ人と話をするなんてと悲しく情けなくなり、足元を見ている間に男女は足早に去って行った。
追いかけてみようかなと思ったが、死んだ者なんだと気付いた。

その後、福二は長く患っていたということである。


これに似たような話、他にももっといろいろあるんじゃないかな。
これが男女逆だとして…やはりやりきれない。

で、赤坂氏の話は、次に会津物語の
第2話「キツネは仕返しする」と第23話「山姥」へ。

会津には沢山の話があり、只今、朝日新聞に「会津物語」を連載中だとか。
そして、出版の予定もあるらしい。

ここで一つ「こおりやま物語」を。
この家に嫁いで30数年。
義母から耳にタコが出来るほど聞かされた話があるのだが、
食事中、あるいはお茶の時間に嫌々ながら聞いていたので、
文章化するのは極めて難しい、と言い訳しつつ・・・

「昔、糸社を経営していた本家の旦那様、仕事関係の大事な用があって遠くへ出かけた。
用事が済んで帰る頃にはもう真っ暗で、途中道に迷ってしまった。
すると、そこへひとりの男が現れ、
旦那様の前になり後ろになりながら付いて来た。
幸い、こうしてようやく帰宅出来たのだが、
翌日の朝、家の前には年老いたキツネが死んでいたんだって。」


もっと大事なこと、心に沁みるようなこと等、抜けているかも知れないが、
大体こんなあらすじだったと思う。
義母の元気なうちに、もう少しちゃんと聞いておけば良かった~。

本家の屋敷に稲荷様が祀ってあるのは、こういうわけなのかも知れない。



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暦の上では 神無月から霜月へ

2013-11-01 16:02:30 | がんばっぺ福島!!


t子さんから貰った銀杏

こんなに沢山のギンナン。
これだけきれいにするにはどれだけの労力を費やすのだろう?
いつももらうばかりで自分でやったことがないので、想像しただけで気が遠くなりそうだ。
せめて一つの無駄もなく、きれいに戴くことにしよう!

銀杏と言えば、昔聞いたおもしろい話がある。
女性には理解し難い話で、また、品の良い話題ではないのだが、
息抜きにと思って読んでいただきたい。

山へ銀杏拾いに行った某駅の駅長さん。
夢中で拾っているうちに、事ももあろうに、尿意をもよおしたのである。

山の中で普段通りに用を足して、それで終わりのはずだったのだが、
銀杏というのは、一つ間違うと手に負えなくなるらしい。
その後、他人には言えない恥ずかしくて辛い思いをしたのは言うまでもない。

ま、こういうこともあったということで・・・(=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪


先日、これが最後と思って収穫したゴーヤ↓



ところが、今日、そろそろネットも片付けなくちゃ、
と思いながら絡まったつるなどを始末していると、葉っぱの陰に隠れていたゴーヤを見つけた。
もう少しそっとしておけばよかった。↓




琉球朝顔も未だ未だ元気 ↓
  

軒下栽培のミニトマトも・・・↓


暦の上ではもう霜月だというのに、
6月から長いこと楽しませてくれたゴーヤ、琉球朝顔、ミニトマトに感謝、感謝。
来年もまた頑張ろう!!!



県内で新酒の仕込みが始まった。搾りたては、爽やかな香りと味が魅力だ。本県は今年の全国新酒鑑評会で金賞入賞数日本一を3年ぶりに奪還した。来年は「連覇」が懸かる。蔵元は、全袋検査によって放射性セシウムが検出限界値以下とされた米だけを使う。仕込み水やできた酒、酒かすの放射線検査も徹底する。「日本一安全・安心な酒」は県産酒の新たな誇りになっている。
2013.11.1 福島民報【あぶくま抄】より 



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