酒酒楽楽

酒店のオバちゃんが、商工会活動や家族のことなどをマイペースで綴っていきます。

N響郡山公演と介護

2014-02-24 20:05:49 | 介護











20日(木)の朝、誤嚥性肺炎のために38度を超す高熱が出た義母ですが、
お医者様の処置が早かったので、その日のうちに好転しました。

福島県は特にあの事故以来、お医者さんも看護師さんも大幅に不足していて、
そんな中、すぐに来てもらえて、本当に助かります。有り難く感謝しております。

それなのに、看護師さんからは
「いっこんまさんからの連絡が早かったからですよ。」と言ってもらえました。

今現在も24時間点滴が続いていて、
それでも大分落ち着いてきたので、心配なくコンサートへ行けたのです。

しかし、高齢で体力も衰えてきたし栄養の吸収も良くないので、
いつ何が起きるかわかりません。
今後も油断することなく、こまめに観察しなければと思った次第です。

28日は漆原先生の講演、
3月2日には小中学校時の同級会もあります。

「思い煩うな」
急変したらその都度考えることにして、予定通りに進めるのみです。

同級会では、独学で練習してきた手話ソングを「本邦初公開」したいものです。


*変なタイトルです。
今回はN響を中心に書こうと思いましたが、結局やっぱり介護
でも、お陰さまでまたしばらく優しい私でいられそうなのでご安心を。


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言葉のシャワーが生きる力になる

2014-02-15 16:31:30 | 介護

T薬局からN医院駐車場方面(撮影:2014.2.15)

15日の土曜日、ぼたん雪の降りしきる中、
自分のいつものお薬をもらうために、お医者さんへ行ってきました。
雪道は苦手なので、夫に送迎をしてもらって。

いつもなら待合室が満席のN医院ですが、さすが閑散としてました。
T薬局も同じような状態でした。

待ち時間が少なくて済み、こんな日に行った私は、ラッキー!と言えばいいのでしょうか。
でも、雪は横殴りに降っていて、こんな冷たい思いをするのは何年ぶりでしょう。

帰宅すると、ヘルパーさんから「今日は行けない」と電話があったと聞かされました。
こんな雪道ではと心配していたのでほっとしました。

義母も「あ~よかった~」と言ったそうです。
ヘルパーさんにお世話になること、義母は義母なりにいくらか緊張していたでしょう。



さて、大分間が空いてしまいましたが、
前回お約束した「ことばのシャワーは・・・・・」についてです。

今ではお線香を上げることさえすっかり忘れている義母ですが、
健康だった頃には、毎朝仏壇に向かってお経を唱えていました。

「門前の小僧、習わぬ経を詠む」とやらで、
うろ覚えの娘が、ベッドの傍でお経の頭の部分を唱えてうながすと、
なんと、義母はそれに続いて唱え始めるのです。

時々途切れますが、娘がフォローするとまた続けて・・・・・
義母の記憶はまだまだ健在のようで、不思議に思います。

そして、これは女学校時代にでも覚えたのでしょうか。
音楽家の名前、
「バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツアルト、ベートーベン」
これは驚き!完璧です。

ちなみにこれ、
「天使のいる教室」宮川ひろ・作 の中で、お父さんが病気の女の子に教えたのと同じです。

小児がんのために弱ってしまった女の子が、
担任の先生やクラスのお友達の呼びかけ(録音テープ)に応えて、
ことばあそびの「かっぱ」や早口ことば「あおまきがみ あかまきがみ きまきがみ」
そして、「バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツアルト・・・・・」と声を発するのです。

(*それでも最後は悲しい結末になるのですけれど・・・)

この本の中に
「ことばのシャワーはが生きる力になる」と書いてありますが、正にその通りだと思いました。


最後に、谷川俊太郎のことばあそびうた「かっぱ」を記しておきますので、
皆様もお時間のあるときにどうぞ~。

かっぱかっぱらった
かっぱらっぱかっぱらった
とってちってた

かっぱなっぱかった
かっぱなっぱいっぱかった
かってきってくった


<おまけ>

酒に酔って帰宅した夫が、
「ばっぱちゃん、まだ生きてたの?結構しぶといなぁ。」
と嬉しそうに言ってます。

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義母の笑顔に癒されて

2014-02-07 21:33:34 | 介護


漆原智良先生の「東京の赤い雪」と「つらかんべぇ」を読みました。
この2冊を読んでいれば、先生のお話がより深く理解できそうです。

漆原智良先生のHPはこちら

ついでに昔読んだ「東京大空襲」と「猫は生きている」(共に早乙女勝元・作)
も読み返し、東京大空襲の凄まじさを改めて知りました。

東京大空襲 1945.3.10  東日本大震災 2011.3.11


ここで話は変わりますが、
新年になって、私の負担が重すぎるということで、
昼過ぎのおむつ替えをヘルパーさんにお願いすることになりました。
また、先月28,29,30日とどうしても出かけなければならないこともあったので、
この3日間だけは朝もヘルパーさんに入ってもらいました。
そんなわけで何人かのヘルパーさんが交代で来てくれることになったのです。

「○○さん、また来ましたよ。あぁ~良かった。覚えててくれたのね~」
「○○さんはだれが来てもニコニコして迎えてくれるからいいわね~。
ヘルパーの方が癒されて帰りますよ」って。

そうなんです。義母は昔から誰にでも愛想が良いのです。
だから、たとえ微熱があっても
お医者さん、看護師さん、ヘルパーさんたちにはとびっきりの笑顔を見せます。

家族にはやっと聞こえるようなかすれ声で話をしても、
ヘルパーさんたちにはちゃんとはっきりと聞こえる声で
「ありがとうございます」などと頑張ってます。

今日7日は、入浴サービス(午前)と先生の往診(午後)がありました。
11月19日に熱が出たため、あれからずっと清拭だけだったので、
今日は久しぶりの入浴でした。
先生に「美人になったね~」と言われ、嬉しそうな照れくさそうな義母でした。


義母が事あるごとに口癖のように言っていた言葉があります。

「おわりなごやはしろでもつ。もつにもたれぬおおいがわ」???

実はこれ、
○尾張名古屋は城で持つ
○箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川

これがいつの間にか合体して、上記のような言葉になったのでしょう。

しかし、今更訂正しようとは思いません。

毎食後、
「はいこれでおわりね~。おわりなごやは?」と聞くと、
続けて義母が
「しろでもつ・・・もつに・・もたれぬ・・・・・・・おおいがわっ」
「は~い、できたね~~っ」と大きな拍手。
義母もホッとして満足そうな顔をしています。

隣の部屋にいた娘も寄ってきて
「あ~ら、おばぁできたの~?よかったね~」と頬を撫でまわします。

本当は舌がもつれて、「もたれぬ」がチーズの「モッツァレーヌ」みたいに聞こえますが、
大目に見てあげましょう。
実はこれも私たち家族にとっては、“笑いの種”でもあるのです。
とかく暗くなりがちな在宅介護ですが、こんなことで笑い飛ばしております。


先日読んだ「天使のいる教室」宮川ひろ・作 ましませつこ・画 童心社
に書いてあった
「ことばのシャワーが、生きる力になります」

これに関して書こうと思いましたが、長くなりそうなので、次回にしたいと思います。


<おまけ> 

つらら(撮影:2014.2.7)

久しぶりに見たつらら。
物干しの屋根に出来てました。
明日は東北の太平洋側も大雪になる模様です。



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