文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

旅のチカラ「心のビートで踊れ 歌手 今井絵理子」 BSプレミアム。

2011年05月03日 21時03分32秒 | 日記
聴覚障害者の息子を持つ今井絵理子が、アメリカ・ワシントンを訪ねる。そこでは耳が聞こえなくても音楽やダンスをを心から楽しむ若者たちとの出会いが待っていた。

この番組を観て、芥川は、明日、録画機を買う事を決めた。

巷をうろつく悪党に、下手をすれば命取りになりかねない、…芥川の人生が、どんなものだったかは読者の方にはお分かりのはず…詐欺に遭ってしまった。

人生の最後に、本物の悪党たちに、芥川と、40年以上の戦友である弊社専務の後半生を脅かされてしまった。
当然ながら、支出には普通の人より敏感になってしまっていた。

これらの悪党と戦う為の、軍資金を用意するだけのためにも数日を要したほどに。
或る方が、わたし達の最後の戦いであることを理解してくれて、全面的な、とことんのバックアップを約束してくれたから、わたし達は、戦いを開始した。

そんな事情も有って、昔なら、国外の旅に出たかもしれない今年のGWも、こうして、日本に居る。
日本に居る事は、何の苦でもなく、芥川が、思う所あって続けている京都探訪を深めては居るのですが。

標題の番組にはNHKの良い所の全てが在った。

今井絵理子は自分の息子の為に、この番組を永久保存したいと最後に言っていたが、芥川は、彼女とは違う意味で録画保存したいと思った。

芥川が、だいぶ前に購入したTV、東芝レグザは初期のもので本体に内蔵しているハードディスクは、今のものに比べれば格段に容量が小さく、もう残りは殆どない…今は、一番組が録画できるだけで、残念な事に、この時期のレグザは外付けのHDDが使用できない。

この番組を観て、芥川は、明日、録画機を買う事を決めた。
出来るだけ容量の大きな物を、月賦で買おうと。

この番組を撮影したカメラマン、或いは映像スタッフは、芥川と同じ視点を持っていたからだ。
今の民放なら今井絵理子の表情をアップの連続だろう。流石にNHKだった。

世界の何処に出ても恥ずかしくない映像…簡単に言えば奥行きの在る映像。動画であっても、それは写真の連続なのである、という当然の事が分かっている素晴らしい映像…全てが絵画だった。

猫が便器の上でウンチしている等と言う映像から遥か遠くの「極北」に在るもの。
かつて芥川龍之介は「極北を追いかける文学は行き詰まる」と言う様な意味の事を書いたが、
映像は行き詰まらない。永遠に届く。

前章に続く論文は、「文明のターンテーブル」、第二章、「21世紀の戦争と平和」に於いても重要な文章となる。
近日中にメルマガ号外として出した後に、整理・加筆して、例えば、5月24日号として出します。
この号として出すものは、既に用意してあったのですが、それを一号遅らせて出すつもり。
理由は、その事…誰も思いつかないこと…を伝える事は今必要なことだからです。

官僚、秘書、政治部記者など永田町を熟知する七十五人が「危機に強い総理」に選んだのは……。

2011年05月03日 19時17分08秒 | 日記
今日、嵐山に向かう阪急電車の車中で、週刊文春5月5日・12日号を読んだ。

…前略。

震災以降、原発事故への対応は後手後手にまわり、対策会議を乱立-そんな菅首相に対する信用は地に堕ちた。では、替わってこの
国難を乗り切れるリーダーはいるのか。官僚、秘書、政治部記者など永田町を熟知する七十五人が「危機に強い総理」に選んだのは……。

…前略。  以下は文中記事通りの大見出し。


小沢氏の「打たれ強さ」
 
だが、現実に危機がそこにある以上、誰かが対応しなければならない。そこで小誌では、ジャーナリスト、政治部記者、官僚、議員秘書、政治家oBなど七十五人を対象に「危機に強い総理は誰か」を尋ねる緊急アンケートを行なった(複数回答は三名まで可。その場合、ふさわしい順に一位=三点、二位=二点、三位=一点で換算)。集計の結果、政治のプロが選んだ「危機に強い総理」ランキングは、別掲(P47)の表の通りとなった。
 
驚くべきことにというか、やはりというべきか、一位は民主党の小沢一郎元代表(68)だった。刑事被告人であり、なおかつ党員資格停止処分を受けている小沢氏が、なぜこれほどの支持を集めたのか。
 
ノンフィクション作家の大下英治氏は、小沢氏の「打たれ強さ」を評価する。
 
「こういう状況では何をしても国民から叩かれる。その怒りの声に耐えられない人には務まらない。なおかつ、小沢さんには、こうと決めたら人に恨まれようと、トップダウンでやり抜く突破力もあります」
 
小沢氏の〝剛腕″に期待する声は多い。
 
「これからは、復興に向けた財源確保が大きなテーマになる。例えば財務省が抱える埋蔵金を『全部出せ!』と一喝できるのは、小沢さんぐらいしかいない」(民主党秘書・五十代)

「やっぱりあの人はスゴイ」と語るのは、民主党の三十代の男性秘書氏。
 
「小沢さんが幹事長だったとき、農業農村整備事業を六割カットしましたが、農協などの反応を考えると普通はできませんよ。『コンクリートから人へ』という民主党のマニフェストを着実に実行したのは、実は小沢さんだけだった」

*文中で、何の疑いもなく刑事被告人などと言及しているが、彼が告訴されている経緯を、すっかり忘れたかの如くに、
或いは、週刊朝日を除く殆ど全てのマスコミが大いに加担した事実=反・民主主義に与したのだという厳然たる事実に対する反省も何もなく、平然とこんな言い方をする。

芥川の読者の方々には、無用な運筆であるが、芥川は、日本国民の全てに言いたい。

小沢氏は、あなたや私の周りにゴマンといる=巷にゴマンといるチンピラ悪党どもとは違うのである。
人の老後の金をかすめ取って平然としている様な輩の多くが、逮捕もされずに、巷でデカイ顔をしている。
飲み屋に行って、「ドンペリを持ってこい」だとか、しょうもない事を言っている類の連中のことだ。

こんな者たちを巷にウロウロさせておいて、真の国士、本物の国民政治家を刑事被告人だ等と言うのは、言語同断なのだ。

続きは、次章。

非効率な復興投資をやめよ 原田 泰 …今朝の朝日13面、下段から。

2011年05月03日 09時50分16秒 | 日記
原田 泰 大和総研顧問 東京財団上席研究員 黒字化は芥川。

財政資金を調達する原則は、恒常的な経費は恒常的な税収で賄わなければならないが、一時的な経費は国債で賄ってもかまわないということだ。震災復興は、一時的な経費であるから、国債で賄っても問題はない。
 
さらに、復興投資の乗数効果はきわめて大きいはずである。道路や橋を直して全線開通すれば、物流が回復して生産が急増する。例えば、道路の修復費に対する生産の増加額の比を乗数と呼ぶと、乗数は5とか10とか、きわめて大きな値になる。
 
乗数を1としても、復興投資を1兆円行うとGDPが1兆円増える。1兆円の復興投資を借金で賄えば債務は、1兆円増えるが、GDPも1兆円増えるので政府債務残高の対GDP比は上昇しない。乗数が1より大きければ、この比率は低下する。

破壊されたシャッター通りを元通りに再建する。山を削って宅地を造るというような非効率な投資をすれば乗数は1以下になる。

2年間しか住めない仮設住宅もコス高の政策である。そのコストは、一戸32平方メートルで500万円近い。そうであるなら、住宅の頭金として補助すれば良いのではないか。これが不公平、建設が間に合わないと言うなら、近所の家族を2年間住まわせることを条件に頭金を補助しても良いのではないか。
 
現在の街から数キロ行けば、高齢化と過疎化で土地はある。この土地を買い上げて被災者に配る方が、新たに台地を造るよりはるかに安上がりで、しかも早い。自然破壊にもならない。空き家をリフォームしても良い。

増税復興論者は、効率の悪い復興投資をするための原資を求めているだけだ

「昧の素」原料費3割減 新製法12年に導入…今朝の日経13面から。

2011年05月03日 09時41分20秒 | 日記
味の素は主力のうま味調味料を低コストで生産できる新製法を開発した。2012年に実用化する。米国工場に先行導入し、13年度に東南アジアの各工場に広げる。主原料の粗糖(精製前の砂糖)の価格高騰などによる原料高が収益を圧迫するなか、原料費を2~3割削減できるとみられる。甘味料事業などでも低コスト製法を導入し、収益力を確保する。

甘味料事業もコスト低減
 
うま味調味料「味の素」はサトウキビからとった粗糖などに発酵菌を加えてつくる。発酵過程でアンモニア。結晶化の際に酸をそれぞれ投入するが、新製法では新しい発酵菌を使い、生産効率を維持したままアンモニアと酸の使用量を5割以上減らせるという。新しい発酵菌とこれを使う製法などについて、日本を含む約15力国で特許を取得した。
 
第1弾として米アイオワ工場(アイオワ州)に14億円を投じて専用設備を入れ、新製法による生産を12年3月に開始。13年3月稼働予定のタイの新工場や、東南アジア各国の既存工場にも順次導入する。・味の素は国内ではうま味調味料を生産していない。     ミ 同社の「
「味の素」の生産量は年60万トン強で、うま味調味料で世界首位のシェア3割を握る。家庭用や食品メーカー向けの茉務用として販売するだけでなく、自社のスープや即席麺、冷凍食品などにも幅広く採用しており、国内外で売上局約7000億円の食品事業の基盤を支えている。
 
ただ中国やインドなど新興国の需要拡大で主原料である粗糖やアンモニアの価格が高騰し、10年度の利益は約170億円目減りしたもようだ。11年度は一段の負担増大も懸念され、国際相場の変動に左右されにくい体制づくりが欠かせなくなっている。
 
新製法は二酸化炭素(CO2)の排出量削減など環境負荷の低減にもつながるという。
 
一方、飲料や食品メーカー向けの甘味料事業でも、バイオ技術を活用して原料使用量を2割減らせる製法を確立。31億円を投じて主力の東海事業所(三重県四日市市)に専用設備を導入し、12年7月にも稼働する。

甘味料も主原料に粗糖などを使っており、原料コストが高謄している。
 
一連の生産技術の革新に伴い、13年度に10年度比で70億円、14年度は同80億円の年間コストを削減できる見通しだ。

個人の発言に責任を 京大准教授佐藤卓己さん…今朝の朝日新聞25面、大阪版から。

2011年05月03日 09時14分02秒 | 日記
さとう・たくみ(50) 広島県出身。同志社大助教授などを経て、04年から現職。専門はメディア史。
著書に「輿論と世論」、戦時中のメディア戦略を担った軍人について調べた「言論統制」など。

芥川は彼の論説は極めて重要だと思う。     文中黒字化は芥川。

異端のジャーナリストで政治家でもあった野依秀市(1885~1968)について、季刊誌「考える人」に連載しています。戦前、野依が社主兼主筆だった「帝都日日新聞」は、朝日新聞社を「国賊」と糾弾し続ける論調ながらも、職を追われた元共産党員を雇うなど「抵抗」のジャーナリズムの一拠点でした。軍部への批判もいとわず、東条内閣時代に45回の発禁処分を受けました。
 
今、この人物を世に問う意味は何か。大手新聞が部数を増やして組織化され、組織ジャーナリズムが整備されていった時代に、あえて個人が担った「輿(よ)論」の強さを検証したかったのです。
 
熟考を経て自らの責任で世に問う「輿論」と、情緒の集合体である「世論」は、明治期には別の言葉でした。
しかし、政治の大衆化とともに、その境目があいまいになります。21世紀、小泉政権下で自民党が圧勝した2005年の郵政選挙、揺り戻しとしての民主党政権の誕生……。今やヨロンは空気となって大きく揺れ動き、政治を左右するようになりました。
 
私は05年に著書「八月十五日の神話」で「『降伏』文書調印の9月2日ではなく、玉音放送による8月15日が『終戦』記念日となったのはなぜか」を検討しました。同書が韓国語で翻訳出版され、「日本人は降伏の日を忘れたかった」という記述が韓国メディアの日本語版などで紹介されると、ネットでは「売国知識人」などと匿名の中傷が相当数ありました。冷静な批判には冷静に答えているけど、感情的なものはどうしようもない。
 
だからなのか、大学が教員の活動をホームページで公開することに「個人情報だ」と反対する人もいます。

よく戦前は「大本営発表にだまされていた」「言論弾圧で自由がなかった」と言われますが、個人の主体性とはどこにあるのでしょうか。

どうも日本人は昔から、個人としての発言に責任を負う習慣が弱いのでは、と思ってしまいます。
 
芸能でもスポーツでもいい、「私の考えでは」と前置きして、自分の意見を伝えることを意識してみませんか。

新聞にも、社説を含めてもっと署名記事が増えていい。相手の意見が主体性を持った「輿論」なのか、単に空気を反映した「世論」なのか見極め、公論を形成していく。
 
戦中でさえ、信念を貫いた個人の言論は存在したのです。

主体性のないセンチメント(世論)を暴走させないためには、一人一人がオピニオン(輿論)の担い手と自覚するべきです

  
(聞き手・吉野太一郎)

大震災と企業 復興への道を聞く 三菱商事社長小林健氏…今朝の日経新聞13面から。

2011年05月03日 08時57分50秒 | 日記
電力向け燃料供給に全力  支援策、迅速かつ継続

東日本大震災で被災した地域や企業に対する支援の動きが広かっている。100億円の支援基金を設立した三菱商事の小林健社長は、企業だからこそできることを迅速かつ継続して進める大切さを強調する。

-大震災の影響とその後の対応は。
  
「幸い三菱商事の社員と家族は無事が確認できたが、グループ会社で亡くなられた方がいた。ただ全産業と接点がある商社は日本経済の潤滑油で立ち止まることは許されない。安否確認とともに社員に伝えたのは、まず日常業務を全うしてほしいということだ」「4月には社員に短期、中期、長期に分けた行動を指示した。短期には取引先を徹底支援し、中期は取引先と復興に取り組む。長期にはさらなる発展を目指そうと。単に元に戻す復旧でなく、新たな姿へ復興するため何かできるか皆で考えようと呼びかけた」
 
ー4年で100億円の基金を設立した狙いは。
  
「4月初め、仙台市など被災地を回った。津波被害の恐ろしさに言葉を失い、無常感に襲われた。と同時に何かやらないとという使命感を強烈に持った。我々が恩返しをするのは今だと。三菱三綱領の『所期奉公』の精神の実践だ」
  
「金額は会社や利益の規模を勘案して決めたが、最も重視したのはスピードだ。被災地では物資や資金がすぐにも必要。即断即決が欠かせない。被災地の高校の無償化は政府が検討しているので、我々は被災した大学生への奨学金を盛り込んだ。4年で25億円、500人分になるJ
 
-1年通して社員ボランティアも送る。
  
「お金だけでなく汗をかくことが大事だ。多数の社員の要望もあったが、個別にやるより会社全体で継続してやることが大事と考えた。交通費や宿泊費は会社が持ち、ボランティア休暇も取りやすくした。10人単位で3泊4日ずつ延べ1200人を派遣する」
  
「泥かきやがれきの片付けなど、被災地では仕事はいくらでもある。継続して派遣すれば、受け入れ先も計画を立てやすい。被災した県や市区町村に直接行くのが一番。何か必要かが分かるし、資金も物資も着実に届く。反応を励みに社員の士気も上がりやすい」 

―商社として期待される復興支援の役割は。

「即効性のある支援策では電力会社向けの燃料供給などがある。産業規模を縮めたら日本経済が縮小してしまう。二酸化炭素(C0。)削減は考慮するとしても、原発事故の混乱から現実的には火力発電が増える。液化天然ガス(LNG)など海外で多数事業参画する強みを生かし、東京電力、東北電力などに廉価で供給責任を果たしていくJ

ー日本経済への早期復興に必要なことは何か。
  
「政府は復興の予算を成立させ速やかに実行に移すべきだ。経済再生へ環太平洋経済連携協定(TPP)への参加など取り組む課顎は多い。国全体をどう導くかもっと真剣な議論が大切だ。企業や個人など民間は震災を理由にした過度な自粛ムードを取り払う必要がある。外食など消費で経済を回すことが大切だ」
  
「海外への正しい情報発信も重要。我が社は世界闘力国に200拠点ある。社員には取引先に誠心誠意、日本の頑張っている姿を岬明するよう指ふした。禾実は政府がもっと行うべきだが、民間レベルでも風評被害を取り払う努力をすれば口伝えで徐々に理解が広がるだろう」