文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

4月29日、昼下がり。天龍寺の春を、「For You」

2011年05月01日 23時18分06秒 | 日記
突然、T-Rexの♪ Light Of Love ♪が、この写真と一緒に脳裏に流れた。

芥川は、何故か、涙が溢れた。











La la la la
La la la la
La the light of love *

Oh light of love
Won't you shine on me
Won't you shine on me,
Light of love

Oh won't you burn,
Won't you burn for me
Won't you burn for me,
The light of love

The light of love
It won't shine
It won't shine for me, yeah **

*Repeat

Oh the light of love,
Won't you let it shine,
Won't you let it shine,
The light of love

Oh the fire of love,
Won't you let it burn,
Won't you let it burn,
The light of love ***

**Repeat
*Repeat
***Repeat

Oh light of love,
Won't you shine for me,
Won't you shine for me,
The light of love

「日本の財務状況は関東大震災の時より遥かに悪い」だ等と、どんな頭で言うのだ。

2011年05月01日 19時16分50秒 | 日記
今、NHK7時のニュースで野田財務大臣が「日本の財務状況は、関東大震災の時より、遥かに悪い」と、国会で答弁しただと。

こういう出鱈目を、いつまで日本国民は許すのか?

関東大震災の頃の日本て、どんな国だった? GDP550兆円、個人資産1,500兆円の国だったのか?

今年の税収41兆円に対して、芥川の計算では、1,2億人の3%に過ぎない公務員が、27兆円の給料を取っている国だったのか?

ノーリスク・ハイリターンの、たった3%の国民が、平均年収750万円を取っている国だったのか…この部分は、当時も今も一緒だったかもしれないな…或る精神そのままで。

真実は、芥川のメルマガ「文明のターンテーブル」、第二章、
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復興財源は、そこに在る、事も。…どうぞメルマガをクリックして読んで下さい。

神様バフェツトも人の子…5・4/11号、ニューズ・ウィーク日本語版から。

2011年05月01日 18時54分04秒 | 日記
黒字化は芥川。
 
アメリカは、英雄をあがめ過ぎて神格化してしまう癖がある。強欲なウォール街にも、I人だけ例外的な英雄がいる。株式投資で世界一の資産を築いたウォーレン・バフェットだ。
 
生まれ故郷のネブラスカ州オマハから投資を続ける彼は、エリート臭が鼻につく投資銀行家とはしゃべり方も対照的で、まるでマーク・トウェインの小説から抜け出てきたかのように庶民的。まるで神話上の人物だ。
 
ある記者は私に、バフェットの言動は最近まで「ほぽ完璧」だったのではないか、と聞いてきた。それほどバフェットの名声は高かった。だがバフェットも生身の人間である限り、完全ではあり得ない。
 
バフェットが率いる投資会社バークシヤー・ハサウェイの元幹部デービッド・ソコルの不正疑惑が発覚したこと、そしてバフェットが彼の行為を誤りだと認めなかったことは、彼も所詮人間だという証しになった。

…後略。

バークシャーは今回の事件を貴重な教訓とし、現在はバフェットの側近たちが支配している取締役会の構成を変えるよう動きだすべきだ。もしソコル事件で何か明らかになったことがあるとすれば、それはバフェットといえども他のCEOと同じく取締役会による監視が必要だということだ。
 
だが、当世の偉大な投資家としてのバフェットの地位も、過去半世紀にウォール街が生み出したただ1人の尊敬すべき資本家である事実も揺らぎはしない。似たような事件がほかにも繰り返されでもしない限りは。

ロジャー・ローウエンスタイン(金融ジャーナリスト)  

*市場は絶対的に正しい、或いは、市場の事は市場に任せるべきだ、と論じて来た人たちは、最後の部分は心して読むべきだろう。
芥川は、市場に対するには、個人は当然だし、国家も戦略を持って臨まなければ、しまいには全てを失う、それが市場だと確信しているが。

国富を、どのように運用するか、市場から生まれたお金は市場に還元して、市場を更に大きくする、その事を考えるべき時はとうに来ているのだとは、何度も書いて来ている通り。

また、この記事は、両面見開きのたっぷりした論文なのです。このような記事が詰まったニューズ・ウィーク日本語版が、たった九万部の発行部数だというのは何度も言いますが、良い事ではない。       

少しだけ反省が出て来たが…今朝の朝日新聞8面から。

2011年05月01日 09時03分54秒 | 日記
(文中敬称略)
朝日の主筆に就任したという若宮敬文がジャーナリズム精神を支えにと題して書いていた長文の中に、それはあった。

…前文略。

一つ反省を書いておこう。自民党による長期政権のよどみから脱して日本の民主主義を本物にするため、政権交代への期待を語り続けてきたことだ。その基本線が間違っていたとは思わないが、でき上がった民主党政権の実態には次々と期待を裏切られてきた。「想定外」とは言いたくないが、予想を大きく超えた不覚。日本政治に成熟と活力をもたらすにはどうしたらよいか、選挙制度を含めてもう一度「政治改革」のやり直しを求めていきたい。

…後略。

*何も反省の弁を述べもしない人達に比べれば、彼は、随分マシなのだろうが。

芥川の読者ならお分かりの様に、ことは、そんなレベルの事ではなく、民主主義にあるまじきこと…日本のマスコミの本質的な病であったはずの、記者クラブ制度への過度の安住…そこからもたらされてきた官製情報垂れ流し体質=ジャーナリズム精神の死=という部分で、反・民主主義に与したという大罪が、こんな体たらくをもたらしているのが、本当の真実。

何の真実も伝えず、24時間下らぬ芸人のための番組を流し続けている痴呆テレビは、そもそも論外だが

このろくでもない世界で…トミー・リー・ジョーンズのCMをもじって。

2011年05月01日 08時41分29秒 | 日記
自分たちが為して来たろくでもない論説に対する本当の反省は未だ為されていないが、今朝の日経2面の「風見鶏」の後半部には、まともな事が書いてあった。

この体たらくが運命か

…前文略

だが、党内調整のつたなさもあって「一部の人だけで勝手に政策を変えている」との批判が勢いづく。反執行部の中堅議員は「不満のマグマはたまっている」と首相退陣への期待を隠さない。
 
自民党内では「嫌菅」一色の倒閣モードが強まっている。なぜ菅首相ではだめなのか。ある閣僚経験者は「民主党内の反発も極めて大きく、官僚を全く使いこなせない。野党との信頼関係も築けない」と語る。
 
参院自民党幹部は「決断力がない。ぶれまくる。野党気分のパフォーマンスがぬけない」と酷評。政調幹部も「菅首相は震災前に統治力を失っていた。自民党が協力できるよう、民主党も謙虚になって代表を代えた方がいい」という。
 
政界の空気は、菅首相が土俵際に追い込まれていた 「3・11」前に完全に戻ってしまった。
 
民主党内の反菅勢力や、自民党などの野党が首相退陣を求めるのは、それぞれの政略にすぎないと切り捨てることはできる。当然のことながら、民主党内には首相を擁護する声もある。政争に明け暮れる場合ではないことも明らかだ。
 
ただ深刻に思えるのは、政界や現役の官僚だけではなく、官邸の内情に通じている官僚OBや経済人からも「自分の延命しか考えていない」 
「菅首相を代えないと復興は進まない」という意見をよく耳にすることだ。国を挙げて震災復興にまい進しなければならないこの局面で、菅首相の悪評の多さは尋常ではない。
 
先の衆院予算委員会で、自民党の額賀福志郎元防衛庁長官が「震災と原発事故発生に合わせて総理の立場にいることは運命と述べている。思いあがった姿勢に多くの国民はへきえきとしている」と批判。首相が「より大きな責任を感じているという意味」と釈明する場面があった。
 
首相は「運命」や「宿命」という言葉を口にするが、延命に利用しようとしているようにとらえられて、反感を強めている。
 
もう一つひっかかるのは、大震災は人知の及ばぬものだとしても、今の立場が「運命」という首相から、この国をどう立て直すかという自らの意志が伝わってこないことだ。
 
政治の体たらくが「運命」なら、有権者は救われない。こんな状況を招いた責めの多くは、やはり菅首相が負うしかあるまい。

(編集委員 西田睦美)

シェア9割の携帯部品 節電へ海外で一部生産…今朝の日経新聞1面から。

2011年05月01日 07時56分39秒 | 日記
三井金属、供給停止防ぐ

三井金属は7月、スマートフォン(高機能携帯電話)の回路基板向けなどで9割の世界シェアを押さえる超薄型の銅箔について、生産工程の一部を海外に移す。大量の電力が必要なため、埼玉県の工場が夏場の電力不足の影響を受けても供給量が落ちないようにする。ノウハウ保持のため国内で集中生産してきたが、市場が拡大する携帯端末のサプライチェーン(供給網)の混乱回避を優先する。
 
上尾事業所(埼玉県上尾市)で生産する銅箔は厚さが5マイクロ(マイクロはIOO万分の1)メートル以下と極めて薄いのが特徴。他製品での代替が難しく、東日本大震災後に同事業所が1ヵ月生産を停止したため顧客の在庫は底をつきかけており、スマートフォンなどの生産に世界規模で支障が出かねない状況にあった。
 
構造はシールと似ており、台紙となる厚めの銅箔の上に積み重ねる形でつくる。基板にする場合は、一台紙からはがして樹脂板に貼り、不要な部分を取り除いて回路を形成する。
 
今回、台紙となる箔の生産工程を海外に移す。移管先はマレーシア、台湾、米国の3工場から顧客の了解を得て選ぶ。既存設備を活用して生産し、上尾事業所に運んで最終製品に仕上げる。海外移管は一時的でなく恒久的な対応とする。
 
産業界では生産拠点を西日本に移したり、土日に工場を稼働させる代わりに平日に休業したりする取り組みが広がっている。

*芥川の読者は、「日本には様々な分野で圧倒的なシェアを占める企業群が在るのだ。それが日本で在り、日本の強さの根源でも在る」と、芥川が何度も書いてきたことは御存じの通り。

神様が、芥川に、この歳まで試練を与え続けた結果として、3年前に、芥川は資本主義社会の根幹である株式市場をウォッチするという、或る面で、「文明のターンテーブル」、第一章を書き出すための、最後の作業を始めた事も。

芥川が、実質2年間だけで、知った事を、一生を政治に捧げて来た政治家や、書く事を一生の仕事としてきたジャーナリストたちや、学者たちが、国家の戦略として、この様な企業への計画停電や、節電は行わないぐらいの指示が出来なくてどうするんだ、と芥川は、どやしつけたい。

己の選挙区にガソリンを送ることやら、不要・無用に何度も被災地に行ったり、阿呆ほど、下らぬ諮問機関を作ったりしている暇に、幾らでも考えられる、汲み上げられる事だろうが。

痴呆テレビの前で、どのように売り込むか、そんなウケ狙いの事ばかり…正に、辺見庸氏が言うところの、空疎な芸人以下の所業の結果な訳だが。

これまでのテレビの罪と、ステレオタイプな論を張り続けた新聞論説員たちの罪は深過ぎるのだ。

光と影、二つのイギリスの物語…5・4/11号、ニューズ・ウィークから。

2011年05月01日 07時37分31秒 | 日記
…前文略。

過去30年で製造業は消滅
 
それでも、最近の莫大な財政赤字と公共事業の大幅削減に頼った景気回復策ほど、イギリス人にイギリス人らしさを失わせる政策は過去に例がない。
ウィリアムの両親であるチャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚した81年、イギリスの状況はエリザベス女王が戴冠した53年と大して変わっていなかった。
 
ロイヤルカップルをひと目見ようと、結婚式が執り行われたセントポール寺院からバッキンガム宮殿までの沿道は、数え切れないほどの群衆で埋め尽くされていた(その大部分は白人だった)。
 彼らの愛国心は実に素直なものだった。第二次大戦後に人気を博したコメディー映画や、ロンドン大空襲を描いた映画に登場するような、ビールを飲めば歌いだすような陽気な人々だ。彼らはたいてい郊外に住んでいて、大きなイベントがあるとロンドンに見物にやって来るー。
 
今では首をかしげるようなことも、当時は当然と見なされた。チャールズとダイアナが王室専用列車でハネムーンに出掛けたときも、たった2人の「客」を乗せた王室所有船ブリタニア号が220人の船員と20人の将校を乗せて地中海をクルーズしたときも、問題視する人はいなかった。
 
そんな贅沢は21世紀の到来とともに終わった。今ではブリタニア号は博物館となり、王室列車はほとんど使われていない。
 
実体経済の変化はもっと大きかった。チャールズとダイアナが結婚したとき、イギリスには炭鉱労働者が25万人いて、造船業も健在だった。鉄鋼や自動車、菓子、衣服、ビールを製造する工場もあった。それが今は炭鉱業と造船業、それに繊維業は消滅したと言っていい。
 
生き残った産業もほとんどが外国資本の傘下に入った。81年当時、イギリスの板チョコがスイスかアメリカの会社によって製造されることになるなんて誰が想像しただろう。ロンドンの水道はドイツ、電力はフランス企業が供給し、イギリスの製鋼所の未来はムンバイやバンコクの会社に握られるなんて……。
 
とはいえ、81年がイギリスの黄金時代だったわけではない。チャールズとダイアナの結婚式は、社会の分断と不穏に苦しむ国にとっての、いっときの安堵と気晴らしでもあった。

…中略。
  
オーストラリアでなら共和制支持者が騒がしいデモを起こすのを見慣れているが、イギリスで王室のメンバーがイギリス人の暴徒に襲撃されたのは18世紀以来のことだ。

…後略。

怒号の中で との小見出しで以下の写真が掲載されていた。

劇場に行く途中でチャールズ皇太子夫妻の乗った車は大学授業料値上げに反対する学生デモ隊に取り囲まれた(2010年12月9日)


イアン・ジャック(ジャーナリスト)さんの記事から、抜粋。