震災と株価の関係
細野真宏(ほその・まさひろ)『経済のニュースがよくわかる本』が経済本で日本初のミリオンセラーに。数学、経済、投資など累計700万部突破。一貫して「数学的思考力」と「経済教育」の重要性を説く。近著に『最新の経済と政治のニュースが世界一わかる本!』
黒字化は芥川。
震災と原発問題による影響を受けて、一時的に経済が停滞しています。しかし遅くとも今年の後半からは復興が本格的に行われていくため、震災後における民間の経済予測の平均値では今年は何とかプラス成長を維持でき、来年の1~3月期では3%を超えるような高い経済成長が見込まれています。
さて、基本的に株価は、投資家が企業の経営状況を「先読み」して売買されるため、そのような予測も織り込まれながら動いているのですが、現時点では、まだ日本の会社の株価は全体的に低水準のままになっています。
これは「震災などの影響がどの程度にわたっているのか読みにくいから」という理由もあるのですが、それを考えても、そもそも日本の株価は安すぎる状態だと思います。
例えば、株を持っていると、会社の利益に合わせて「配当金」をもらえます。これは、銀行の預金でいうと「金利」のようなものなのですが、これから一抹の割安度を見ることもできます。
具体的には、日本を代表するような大企業が集まった東証1部に上場されている株の場合でも、配当利回りが平均で2%程度はあり、3~4%ももらえる株も少なくない状況なのです。
*芥川の提言を為すべき時が今なのだということを、皆さんにも分かって頂きたい。
…以下、は続き。
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黒字化は芥川。
震災と原発問題による影響を受けて、一時的に経済が停滞しています。しかし遅くとも今年の後半からは復興が本格的に行われていくため、震災後における民間の経済予測の平均値では今年は何とかプラス成長を維持でき、来年の1~3月期では3%を超えるような高い経済成長が見込まれています。
さて、基本的に株価は、投資家が企業の経営状況を「先読み」して売買されるため、そのような予測も織り込まれながら動いているのですが、現時点では、まだ日本の会社の株価は全体的に低水準のままになっています。
これは「震災などの影響がどの程度にわたっているのか読みにくいから」という理由もあるのですが、それを考えても、そもそも日本の株価は安すぎる状態だと思います。
例えば、株を持っていると、会社の利益に合わせて「配当金」をもらえます。これは、銀行の預金でいうと「金利」のようなものなのですが、これから一抹の割安度を見ることもできます。
具体的には、日本を代表するような大企業が集まった東証1部に上場されている株の場合でも、配当利回りが平均で2%程度はあり、3~4%ももらえる株も少なくない状況なのです。
*芥川の提言を為すべき時が今なのだということを、皆さんにも分かって頂きたい。
…以下、は続き。