共和党の党大会が開催された日にトランプ大統領が記者会見で発表した主要な2点。そのうちの最も重要な事が、watch9を除く私が観ていた報道番組で放映された。
「ウイルスを拡散した中国に対して必ず責任を取らせる」
私は胸がすく思いがした。この報道を目にした世界中の人たちが同様に思ったはずである。
本欄はgooとアメーバで発信を続けているのだが、gooで最も検索された章が、「コロナウイルスに何を掛け合わせて新型ウイルスを作ったのか。どの様に変異して行くのかも彼女は確認していたはず…その制作過程を全て彼女は明らかにしなければならない…石正麗よ、それが人間としての務めだ」である事を、我ながら誇りに思っていた。
私は、この章を100%の確信をもってかいたのだが、それは、河添恵子さんという気鋭のジャーナリストの本物の論文等から得た強い直感に裏付けられた確信だったからである。
昨日、発売された月刊誌Hanadaの、総力大特集 習近平に反撃せよ!のトップバッターを務めている医師・評論家・政治活動家である林健良さんの、武漢コロナウィルスは習近平に都合が良すぎる、と題した論文は、私の確信を更に強固なものとした。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読の論文である。
今、日本ではNHKを始めとして(多分、朝日新聞が旗振り役なのだろう)with corona等と言っている。
或いはNHKが山中教授をメインの司会者として報道した特集の中で、武漢ウイルスが自然発生のものだ、と断言した、鹿児島大学出身の京大教授。
林健良さんの以下の本物の論文を読めば、彼らが中国に与し、中国のための報道を行っている実態に気づいて戦慄を覚えるはずである。
中国が本当にとんでもない国である事にも戦慄を覚えるだろう。
研究所は江綿恒の牙城
タイミングという点では、他にも注目すべき出来事があります。
昨年9月18日、まさに武漢でコロナ感染の発生を想定した「模擬演習」が行われました。
ウイルスを持ち込まれることを前提とした演習で、武漢空港を全て消毒するとか、クリーンゾーンと汚染ゾーンをどう分けるかといった、まさに新型コロナ感染爆発後に世界各国がやらざるを得なくなった様々な対策が演習として行われた。
いまの話と繋げると、ちょうどカンシノのワクチン開発が始まってすぐの時期にあたります。
その1ヵ月後の10月18日には、世界109ヵ国の軍人9308人が参加した「世界軍人運動会」が武漢で行われました。
その名のとおり、世界中の軍人たちが一堂に会してスポーツを行うイベントで、4年に一度開催されます。
もちろん、たまたま今回は開催地が武漢だったのでしょうが、中国当局はこれを利用した。
つまり、現在ウイルス発生源について米中が激しく論争しているなか、中国外交部の趙立堅副報道局長がツイッターで「米軍がウイルスを武漢市に持ち込んだのかもしれない」と主張した真意は、この運動会で米軍が持ち込んだと言いたいためだったのです。
さらに11月には、武漢の海軍大学校が緊急に検疫体制をとった、という情報があります。
外部の人間を出入り禁止にし、大学に入る人間は全て検疫をする。
軍事学校ですからこういうことがあるのはおかしいことではありませんが、8月、9月、10月の出来事を見ていくと、中国政府は「このあとに起こることを知っていた」ようにしか見えないのです。
時系列だけでなく、もう一点、見逃せないのは、中国政府内部の権力闘争です。
中国では医学関係、医療関係を一手に引き受けているのは江沢民派で、武漢ウイルス研究所は江沢民の息子、江綿恒(こうめんこう)の牙城と言われています。
武漢ウイルス研究所はP4ラボと言われる最高危険度のウイルスを扱える研究所で、このレベルのものは世界でも数えるほどしかありません。
そんなレベルの高い研究所の所長は王延軼という39歳の女性ですが、彼女は研究の経験も実績もない。
このような女性がなぜ所長になれたかというと、彼女の夫・舒紅兵が江綿恒と関係が深いために抜擢されたと言われています。
今回、武漢コロナウイルス感染爆発が起こったことで、これまで習近平が手を突っ込めなかった江沢民派の牙城に軍を入れて、やっと支配下に置くことに成功したと見られています。
ワクチン開発責任者が習近平派である陳薇であることも、江沢民派が握っている医療関係に手を突っ込むためと言えます。
つまり、今回の中国の動きというのは、医学や生物学の問題以外にも、権力闘争の要素がふんだんに含まれていることを忘れてはなりません。
信用ならざる中国論文
そもそも中国発の研究や論文というものは信用ならないものが多い。
スタンフォード大学で微生物を研究し、現在は科学コンサルタントとして活動するエリザべス・ビク博士らが「不自然な点」がある400本以上の論文リストをネットで公開しました。
著者のほとんどが中国の市民病院や大学病院に所属する医師で、著名な学術誌に載った論文です。
そのうち121の論文で、全て同じ画像を使用していることがわかりました。
中国発の論文がどれくらい杜撰なものであるかが、この1点だけでもよくわかります。
こういった論文撤回は、今回の武漢コロナウイルスの論文をめぐっても起きました。
5月22日、医学誌『ランセット』に、ある中国人研究者が論文を掲載しました。
マラリアの薬であるヒドロキシクロロキンが武漢コロナウイルスに効果があるかないか、いま世界で注目、話題になっているのですが、それについて「患者の不整脈や死亡リスクを高める」と新型コロナに有効どころか害を与えるのだ、という研究結果の論文でした。
世界の医療機関は、この研究結果にすぐさま反応し、臨床試験を中止したり、治療に使用しないことを推奨したりと、ヒドロキシクロロキンをコロナウイルス治療に処方するのを中正したのです。
しかしこの研究はその後、使用データの信憑性が疑われ、当の『ランセット』が6月2日に疑義を挟む声明を出し、さらにその2日後には論文掲載を撤回する事態になりました。
それにしても、なぜ一流の医学誌である『ランセット』や『ネイチャー』にこのような論文が掲載されてしまうのか。
端的に言えば、もはやこういった研究機関や雑誌の多くはチャイナマネーで汚染されてしまっているからです。
中国から研究費をもらっている、講演費という名目で賄賂をもらっている……。
WHOと中国がズブズブの関係であることは、もはや周知のことで呪がヽ実は研究機関もそうなってしまっているのです。
次々に流れてくる内部情報
こういう状況のなかで、研究所の内部から様々な情報が外部へと流れてきています。
たとえば、石正麗を実名で告発したとされる武漢ウイルス研究所の研究員、陳全姣の身分証明書がネットに流れたり、武漢ウイルス研究所に所属していたた黄燕玲という女性研究員が、実験室での研究中にウイルス漏れ事故により感染死した、と身分証明書付きで告発されたりしています。
それらの情報の真偽はともかく、身分証明書自体は本物です。
そのことからも、内部の人間によるものだとわかる。
つまり研究所内でも、先ほど指摘したような権力闘争的抗争が行われているのです。
最近では香港大学公共衛生学院のウイルス専門家、閣麗夢が香港からアメリカに亡命し、FOXニュースに出演。
中国当局は12月31日の時点で「人から人」へ集団感染が起きていることを把握している、と中国疾病予防コントロールセンターの友人が言っていたと発言し、話題になりました。
閣麗夢だけでなく、他にも複数の研究者が亡命していますが、表に出てきたのは彼女一人。
しかも亡命したのは4月28日のことで、告発したのは2ヵ月半も経った7月です。
その内容も、はっきり言ってたいしたものではない。
「人から人への感染」については、前述したとおり、3月にサウスチャイナー・モーニング・ポストが報じているのですから。 ただし、ポンぺオ米国務長官は武漢コロナウイルスが武漢ウイルス研究所から発生した大きな証拠を掴んでいると主張しており、今後さらに大きな動きがあるのではないかと思われます。
この稿続く。