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関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

安田成美の網タイツ!──歴史は常に民衆の欲望に群がり、そして散ってゆく──

2007年08月10日 | 日記
すんげー扇情的な?タイトル付けました(嗤)が、本日は《中国ファンド》のお話でぇす。

今40代以上の世代にとって《中国ファンド(チューコク・ファンド)と言ったら、一番に思い出すのが(今は亡き)山一證券さんでありましょう。

って、今の若いモンが読んだら「中国(ちゅうごく)ファンド? 中国の新興企業に投資するファンドなの?」なんてホザきそう^^;ですが、全然ちがうよー 中期国債ファンド。略して、チューコク・ファンドだようっ。

きょうの日記書くために、あらためて《中期国債ファンド》をWikiしてみたら、けっこー血みどろの現代史が流れていたのですね。在日韓国人を敵視する石原慎太郎氏との根深い確執。アベ総理のお父さんからの支援……まさに、万年与党=自民党内のドロドロ権力闘争の中で生まれでた、「国家によってつくられた貯蓄商品」。

その金欲と怨恨の渦巻く闘争の末に、結局は《中国ファンド》生みの親の政治家が、汚職スキャンダルに追い詰められて“謎の自殺(一部に他殺説)”だった!なんて、恥ずかしながら今よーやく知った次第。

にしても、首吊ったその政治家本人のホームページが絶命時の最終更新のまま、今もアクセサブルな状態に置かれてる(=維持されてる)って、その“怨念の佇(たたず)まい”は、ナニやら実に^^;血なまぐさぁくて、不謹慎&不見識なコメントでしょうけど“素敵♪”です。

で。

新井将敬氏の憤死の真相はともかくとして、「安田成美の網タイツ」に話を戻しましょう。

故・山一證券さんはバブル前夜の1984年、当時駆け出しの新人アイドルだった安田成美嬢をイメキャラに起用。主力メディアを通じて『中国ファンドは~山一證券っ♪』という、一般大衆向けの啓蒙キャンペーンを数年に渡り展開。堅実な貯蓄窓口として“株屋”も頼りになるんだ…というイメージを市民に植えつけました。


実は《バブル=個人の株投資ブーム》の到来前に、山一は同業他社に先んじて“庶民のゼニ儲け請負業者”の地位を確立したのですね。その影の立役者こそが、恥ずかしい?網タイツ姿までさらして山一の宣伝にひと役買った安田成美さん。現在の《CookDo~やるじゃん、わたし》ミセス、その人だったのであります。

思い返せば、安田嬢にそんなコトまで強要した山一証券の爺さんたちも(全国規模の違法営業が発覚したのを皮切りに)消費者の信頼を失墜し、さんざジタバタしたあげくに自主廃業に追い込まれたのでした。あのころから、世の中おかしくなり始めましたねー。その後も雪印、コムスン…等々、幼稚なバカをしでかして自らの首を絞める大企業や老舗ブランドがあとを絶ちません。

歴史は強欲に群がるもの。

──カネと色の誘惑に嬉々して集った猛者たちの末路は、そりゃもう惨めなモノです。清純アイドルの( 萌え)網タイツ姿から、世の経営者が学ぶべき教訓は…結構ハカり知れなく多いのかもしれません。
 
=了=

検索タグ: 安田成美 昔,安田成美 昭和,安田成美 バブル,安田成美 CM
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