関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

あの「お騒がせ」自転車オトコが、またまたNY市内でぶちキレた「一件」が、オモシロいんだけど気が重くなる。

2012年01月14日 | 日記
専用レーン走行の義務化&取締りに猛反発したことで世界じゅうに知られる、あのニースタットさんが昨年末、またぶちキレました。

12月14日夜に起きた「その事件」を、彼はこうツイートしています。

> 「どこかのバカが、オレのチャリのブレーキケーブルと一緒に自分のチャリをロック(U字ロックで固定)」していきやがった。10分待ってやって、オレはロックを切断した」。

んまー、画像から見るに現場は「暗がり」です。急いでいたサイクリストが、ナンの悪意もなく間違えてロックしてしまったのは明らかです。

ニースタット氏ほど自転車のメンテにも慣れた人(中級ライダー)であれば、多少は面倒でも、自車のグリップのレバー側を外し取ってU字ロックから抜き出す・・・それで翌日「きのうの晩は、とんでもない災難に遭ったよ!」とボヤく ぐらいで済む^^;ところだったでしょう。

が。

例によって、このニースタット氏には「そんな忍耐」なんて無い!のでありますねえ。

急きょ「緊急よろず作業屋」をケータイで呼びつけ「そのバーナー貸して」と、自分でU字ロックを切断し始めちゃった(笑)

たぶん、すべてを終えて自転車に乗れるまでの浪費時間は(レバー側を外すのと)トントンだったでしょう。しかし、彼は(何十ドルかを余分に捨てることになっても)過失者に「相応の報い」を受けさせてやる!という行動を選んだ^^; のであります。

通常、「後味を悪くしたくなければ、自分が一歩引けるときは、率先して自分から一歩引きましょう」とニッポンの道徳は教えています。ニースタット氏の信条はこれと真っ向から対立するモノで、「あとで、ああすれば良かったかも?と後悔することくらい惨めな生き方はない。今感じたことは、つべこべ迷わず行動に移せ」。

考えてみると、《ニースタット流(ある意味、アメリカ流?)》な処世術はここ日本でも、世の流れが成果主義になだれ込むなか、どんどん「重要視されてきている」のですよねー。「先のことは先にならないとワカらないんだから、いちいち遠慮や不安につぶされていては、未来永劫、あなたは幸せな人生を送れないぞ!!」

と一刻一秒、わたしたちの神経を蝕み続けてこそ、現代という世界が存在するワケです。

そーゆうキリリと立ち向かう生き方は、たまたまウマく行けば、《なでしこジャパン》のよーな美談に結実しますが、その陰で、「目に見えぬ脅し」の渦に挫けて自殺しなければならない魂を何万と生み出していることも、心にとめておくべきなのではないか、と。今回のNYの「一件」にも、つい(気分やノリだけで)喝采したくなる自分の薄っぺらさに、はかり知れない虚しさもまた・・・こみ上げてくるのですよねえ(泣)

あの「お騒がせ」自転車オトコが、またまたNY市内でぶちキレた「一件」が、オモシロいんだけど気が重くなる。の画像


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