関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

Judith Fegerlは「飛蚊(ひぶん)症」すら、アートにかえてしまう

2007年09月26日 | 日記
ウィーンに、Judith Fegerlという女流アーチストさんがおります。

自然観察とか放電実験とか、ワリにバイオ・テクノロジー寄りの断面をアート作品にするかたで、この人の作品を鑑賞するに《COSMOS》という宇宙概念をイメージせずにはいられないのです。

で、オモシロいのが、2005年のワルシャワ・メディアアート展に出された『Teardrop Floaters』という作品。鑑賞者は暗室の寝台に寝そべって、天井に投影された青空?の映像を眺めるだけなんですが……ただ、そこに例の《飛蚊症》の現象が映るんですね。なーんか、どこまでが自分の眼球の中で起きてて、どこからが外界の“作られた動画”なのか、識別不全に陥って“境界”を失うよーな。

ある意味、「メディアの怖さ」も見えてくる秀作ですね。

ちょっと重い(6.1MB↓)ですが、一部抜粋の作品映像がUPされてます。実際は、これが前方視界を遮る大きさで投影されたようです。

 > "Teardrop Floaters" (6.1MB|MOV)

Judith Fegerlは「飛蚊(ひぶん)症」すら、アートにかえてしまうの画像


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