なんだか、ふとこんなことを思い出しました。
数年前に私はある男性と再会しました。
その方は、そのもっと前に、
牧場の仕事に憧れて、夫婦で北海道に来ました。
が、勤めた牧場を辞め、
次の就職先を探しているときに、初めてそのご夫婦と会いました。
私もその時はまだ牧夫として働いていたので、
牧夫を雇いたい牧場がないか、いろいろ声をかけている中で、
私にも声がかかったんです。
でも、私のいた牧場は当時、新しく人を雇う予定が無く、
彼らは、他の知り合いの牧場で働き始めました。
最初、彼は、牧場で働けることになったことや、
その牧場を紹介した人に、とても感謝して、
とても良く働いていたらしいんですが、
日が経つにつれ、何かと休みがちになって、
仕事に出ても、同僚が言ったことが気に入らないとか、
上司がこう言った、とか文句を言って、働かなくなりました。
で、紹介してくれた人にもさんざん迷惑をかけて、
そこの牧場も辞めてしまいました。
彼は、また、私や私の知り合いに、
牧場で雇ってもらえないか、と声をかけ、
職探しをしましたが、
辞めた牧場での、彼の迷惑振りを聞いていたので、
誰も協力しませんでした。
ほんとに真面目に働く気があるんなら、自分の力で探せ!
そう言ったんですが、
甘えた気持ちが抜けず、
結局は、仕事が見つからずに、地元に帰りました。
その彼が、その後転職した私の職場に、
履歴書を持って、突然現われました。
そして、こう言ったんです。
「すずりんさんが、こちらで働いていると聞いたので。
面接してもらいたいんですが。」
その頃、うちの牧場は、確かに求人票を出していて、
人を探していたんですが、
うちの牧場は、彼のように面接をしてくれと言って来ても、
後日きちんと日程を決めてから、
面接の日時を本人に連絡することになっているので、
とりあえず履歴書だけ受け取って、帰ってもらいました。
正直、びっっくりしました。
明らかに私を頼って来たんでしょうけど、
普通、突然来る前に、連絡くらいよこしませんか?
びっくりしたし、恐かったです。
でも、仕事としては、一応、
その履歴書を、上司に上げなきゃいけない。
もしそれで、外面の良い彼が入社したら、
きっと以前の牧場と同じで、
私自身も、会社に迷惑をかけることになるなぁ。
私は悩んで、面接担当でもある同僚に、
彼が私の知り合いであることや彼の人となりを話しました。
「すずりんさんがそう感じる人なら、
会社にも良い人ではないと思います。
この履歴書はこのまま送り返します。
また、もしこの人がすずりんさんに会いに来ても、
義理立てして会ったりすることはないですよ。」
一番そう言ってもらいたい人にこう断言してもらって、
私はとっても嬉しかったんです。
なんか、そんな何でもないことを、
思い出しました。
同僚本人は、・・・覚えてないだろうなぁ
数年前に私はある男性と再会しました。
その方は、そのもっと前に、
牧場の仕事に憧れて、夫婦で北海道に来ました。
が、勤めた牧場を辞め、
次の就職先を探しているときに、初めてそのご夫婦と会いました。
私もその時はまだ牧夫として働いていたので、
牧夫を雇いたい牧場がないか、いろいろ声をかけている中で、
私にも声がかかったんです。
でも、私のいた牧場は当時、新しく人を雇う予定が無く、
彼らは、他の知り合いの牧場で働き始めました。
最初、彼は、牧場で働けることになったことや、
その牧場を紹介した人に、とても感謝して、
とても良く働いていたらしいんですが、
日が経つにつれ、何かと休みがちになって、
仕事に出ても、同僚が言ったことが気に入らないとか、
上司がこう言った、とか文句を言って、働かなくなりました。
で、紹介してくれた人にもさんざん迷惑をかけて、
そこの牧場も辞めてしまいました。
彼は、また、私や私の知り合いに、
牧場で雇ってもらえないか、と声をかけ、
職探しをしましたが、
辞めた牧場での、彼の迷惑振りを聞いていたので、
誰も協力しませんでした。
ほんとに真面目に働く気があるんなら、自分の力で探せ!
そう言ったんですが、
甘えた気持ちが抜けず、
結局は、仕事が見つからずに、地元に帰りました。
その彼が、その後転職した私の職場に、
履歴書を持って、突然現われました。
そして、こう言ったんです。
「すずりんさんが、こちらで働いていると聞いたので。
面接してもらいたいんですが。」
その頃、うちの牧場は、確かに求人票を出していて、
人を探していたんですが、
うちの牧場は、彼のように面接をしてくれと言って来ても、
後日きちんと日程を決めてから、
面接の日時を本人に連絡することになっているので、
とりあえず履歴書だけ受け取って、帰ってもらいました。
正直、びっっくりしました。
明らかに私を頼って来たんでしょうけど、
普通、突然来る前に、連絡くらいよこしませんか?
びっくりしたし、恐かったです。
でも、仕事としては、一応、
その履歴書を、上司に上げなきゃいけない。
もしそれで、外面の良い彼が入社したら、
きっと以前の牧場と同じで、
私自身も、会社に迷惑をかけることになるなぁ。
私は悩んで、面接担当でもある同僚に、
彼が私の知り合いであることや彼の人となりを話しました。
「すずりんさんがそう感じる人なら、
会社にも良い人ではないと思います。
この履歴書はこのまま送り返します。
また、もしこの人がすずりんさんに会いに来ても、
義理立てして会ったりすることはないですよ。」
一番そう言ってもらいたい人にこう断言してもらって、
私はとっても嬉しかったんです。
なんか、そんな何でもないことを、
思い出しました。
同僚本人は、・・・覚えてないだろうなぁ
