箱根は温泉という顔をも持っている。
オジサンはそのリピーターの一人でもある。
月1回ぐらいは温泉を楽しみたいと。
2月25日(土)若干雨模様の中、12時ごろの小田急で箱根湯本まで。
この2時間弱は丁度よい読書時間and睡眠時間。
この日は、大沢在昌の「ザ・ジョーカー」の短編を。30年前のバブル華やかなりし時代、新宿左門町の地上げとそれに戦う在米不良日本人女の子を描いており、今から考えても、良き時代だったのかもね。
2時過ぎに箱根湯本着。1150円也。それから箱根湯本の道を宮の下方向へゆっくり登る。湯本温泉郷に接した向こうが塔の沢温泉郷。目的は、創業350年という塔の沢「一の湯」へ浸かること。
澗嶺洞門を歩いて塔の沢へ。途中、台湾人と思われる若いカップルから「ひめしゃらの湯」のパンフを持って場所を尋ねられたので、地図を見ながらケーブルカーの塔の沢駅まで案内し、そこでその温泉の道標を見つけたので、そのまま行きなさいと言って分れた。
目的の塔の沢一の湯は和風の格調高そうな温泉旅館。日帰り・立ち寄りは1050円也。
早速温泉に入ると、早川に接している建物から蒸気が勢いよく出ている。いわく、アルカリ性単純温泉で、50.1℃ 神奈川県知事登録第1号と。江戸時代3代将軍のころからとか。
この旅館の売りは、「流れる上がり湯」で100%源泉かけながしを江戸時代の雰囲気を残すため、レトロな顔洗い場に源泉掛けながしを使っていた。温泉本体には当然衛生上源泉のままでは無理と納得。 いいお湯でよかったよ。
川沿いに湯けむり上がる塔の沢 江戸の気分で 2月を終える
あと居ねむりながら新宿まで帰りました。
前回は12月30日、箱根駅伝のコース下見をかけて、
宮の下温泉郷となりの底倉温泉郷(太閤秀吉に遅参を責められた伊達政宗が謹慎していた)の「太閤湯」に入って(300円)以来、2カ月ぶりか。時間がたつのが早い。