市ヶ谷から飯田橋の間の市ヶ谷の土手で、pm2時過ぎの炎熱下、ギターを弾いているおじさんがいる。
自分の趣味の時間を楽しんでいるのか、それとも、本職のプロとしての技量を維持するための努力しているのか、いずれにせよ迫力のある姿だ。
ギターを弾ける人は羨ましいなー。音楽のできない吾輩は、指をくわえて、イジイジするだけ。
兼好法師曰く、「あな羨まし、などか習わざりけん、と言ひてありなん」という高校時代に覚えた文言が浮かぶ。 習っておけばよかったが、羨ましいけれど、仕方ないよなーとイジイジ我慢しようっと。
飯田橋の手前のお濠には、カナル・カフェーとかいう名前でレストラン喫茶がある。
なかなか優雅で、日本にもあらまほしき風景だ。豊かな日本の夏日を若い男女が楽しんでいる。
今日の目的は上野の東京芸大の奏楽堂。古い奏楽堂は現在保存工事中とかそのうち文化財になる。
今日は現在の奏楽堂。これは芸大の音楽学校の構内にあり実に立派な演奏会場だ。
古い奏楽堂もいいが、新しいのはもっといい。
今日は、ここで、「色舞奏」という、演奏会がありこれの見学に行ったのだ。
これは東京芸大が、「Arts & Science LAB 竣工記念フェステイバル」 として、5月29日から31日まで、奏楽堂で「「感動」を創造する芸術と科学技術による共感覚イノベーション」と銘し坂東玉三郎・ベルリンフィルのシャルーン・アンサンブルが共演するというもの。
写真は一切禁止だからこれが精一杯。
要は、芸大が、文科省が、各大学にそれぞれの分野で、拠点校として指定し、そレラ大学に施設を作るとともに、研究費を交付するから、それに相当の「結果」を出してくれとの政策の結果で有ろうと思われる。
芸大は、まず、玉三郎(同氏は芸大の名誉教授とかの肩書を持っておられる模様)のなまえで、一般人の注意関心をひくイベントをすることの宣伝効果で、徐々に実績を上げていこうとする政策かと見た。
いずれにせよ、市井の多くのおばさんと少しのおじさんが無料の舞踊と演奏会を楽しみましたよ。
文化の気分高揚しました。
一方、近くの上野公園では暑くて夏日のような気候なのに、5月だから「さつき展」をやっていたよ。