江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

江戸川公園を歩く

2020年05月11日 16時38分00秒 | フォット俳句
う今日5月11日月曜日いいお天気。外出自粛要請がある以上協力せざるを得ない。それで他人と接触のない散歩と言う形が1番。
 今日は牛込中央通り早稲田通り江戸川橋通りを通って江戸川橋公園まで歩いた。 

1、今は神田川であるが昔は江戸川と言ったらしい。





右みなもと 井の頭公園弁天池まで18.6キロ
左すみだがわ 下流まで6.0キロ

大きな亀を連れて散歩しているおじさん



本当に  人生いろいろ




江戸名所の大洗堰の遺跡 そこに昔芭蕉が勤めておったことがありそこが芭蕉庵となっている。背後は山形有朋の椿山荘

その先に熊本細川さんの 肥後庭園 ただ今日も閉館だ




細い鬱蒼とした急な坂を上って目白通りに左折すると 目白台運動公園の隣に田中角栄邸があった。相続のため売却してしまったと思っていたが表札がまだあった。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。六本木ヒルズを背景に青山墓地はいろんな有名人がいる。



光る墓地 揺るる卒塔婆に 夏来たる















白鳥の お壕に映ゆる 立夏かな(季重なり 季違い)

2020年05月05日 17時14分00秒 | フォット俳句
今年の5月5日はこどもの日でかつ立夏である。昨日緊急事態の延長が発表された。罹患者数は若干下がり気味だがまだまだ患者名増加している。東京都も外出自粛を継続する。ただ生活のスタイルを安全なものに変えていわゆる New Normal としてコロナウィルスと人間が共存して何とか病気にかからなく生きて過ごしていくと言うことだ。
 こういう中 我がテニス仲間からオンライン飲み会の誘いがあった。今晩である。初めての経験である。        
  だからお酒の🥃🍶のつまみに ホームコートの様子を見せてやろうと日比谷公園に散歩に行きました。
1、テニスコート



2、薔薇の花壇









3、その他

ちなみに以前写したチューリップの満開はものの見事に散っていた。

4、俳句の句会は郵便投稿による誌上句会に変更となった。そこで句を作りながら吟行気分で歩いていたら 表記の句ができた。家に帰って確認したら まさに「季重なり」 で 「季違い」であった。恥ずかしい。従って 即 没。




風薫る 外出自粛の 街そぞろ

2020年05月01日 14時06分00秒 | フォット俳句
5月1日今日はメーデー。
外出自粛が長引く中で 引きこもりによる 鬱々現象が現れてくる。1種の引きこもり自閉症に近くなるのかもしれない。
 そこで散歩に出かけるしか策がない。

こんな知恵者がいる。



風薫る5月のメーデー。




ジョギングをやってる人も多くない。




いつもと逆の方向から千鳥ヶ淵を見る。視点を変えるだけで大きな変化がある。



近代美術館工芸館は金沢へ移転するとの事。金沢は伝統的職人芸の盛んな地域で工芸館の立地には適しているような気がする。

旧近衛師団司令部の建物。

お釈迦様じゃないが すべては過ぎ去ってゆく。

閉塞の楽しみは食べること。和菓子の宝来屋さんでちまきを売っていたので食べることにする。






世の中に 絶えて桜のなかりせば

2020年04月16日 14時55分00秒 | フォット俳句
4月16日木曜日。何とか良いお天気が続いているが 桜の季節もずいぶん進んだ。
 2月からコロナウィルスで家の中がすっかり覆われてしまった。このため今年の春は全くの異様の一語。

世の中に 絶えて桜のなかりせば
 春の心は のどけからまし

 古今集 伊勢物語に出てくる 在原業平の桜の歌である。




弁慶橋のホテルニューオータニの前。ここの桜が季節最後の桜である。




まだ頑張っている桜もあるが もう少しだ。
 外務省の正面前の桜はソメイヨシノであったせいもありもう過去のもの。


外出自粛が続く中 世の中人の動きがずいぶん少なくなってきた。家の中でこもって外出しないと言うのは大変なことだ。

皆さんどうしておられます?


千鳥ヶ淵界隈 朝の散歩

2020年03月11日 08時59分00秒 | フォット俳句
今日3月11日水曜日は朝から良いお天気。昨日まで雨や曇りのうっとうしい天気だったから今日は久しぶりに開放感で散歩。

千鳥ヶ淵はまだ春とは言えないようだ。

しかし 河津桜は満開を過ぎているようだし

紫木蓮も美しい

すみれもあれば馬酔木もある。



何の種類かわからないが桜もあるし菜の花もある。



3月5日に紹介した ソメイヨシノの蕾。これがずっと遠くにスカイツリーを背景に春を待っています。




 今年の武道館は各大学の卒業式&入学式がすべてキャンセルのようだ。理由はオリンピックを控えて改修工事をやっているから。しかし結果的にはコロナウィルスによる団体活動を自粛する時代にマッチしている。皮肉なものだ。
 楓紅葉の林も下草も春の息吹を感じさせる。



落ち椿の花の海。これは春の季語。
水仙も綺麗だ。






靖国神社は江戸時代には 大火事予防の火除け地であった。だから近くに6000石の旗本 火除け奉行の役宅があった

市ヶ谷の土手には桜が咲いている一方、梅も今盛りと。



これは梅だ。










イタリア旅行  最後かも

2020年02月29日 23時40分00秒 | フォット俳句
2月19日から27日までイタリアの世界遺産各地を巡る旅をやってきた。
 これで何度目かのイタリア旅行であるが大体行くべきほどのところは行ったと言う感じ。うまくて安いワインを楽しましてもらった。これぞ人生の幸せ。
 2月23日、日本では天皇誕生日。現地でも新型のコロナウィルスの感染が始まり、イタリア北部のロンバルディア地方の11のコムーネと言う村で非常事態宣言つまり隔離が行われた。もちろんパニックである。
 この後世界各国のコロナウィルス感染がどういう風に拡大し終焉していくか予想がつかない。
 それはそれとして海外旅行が楽しい。日常生活からのワープ。大きな変化。新しい感性。

トリノのモーリ アントリアーネ すぐ真北にアルプスが見える。



トリノ名物のビッチェリーンンという飲み物。美味しかっ。
 このあと ジェノバ。



コロンブスの生家。
 あと色々いったが、多すぎて忘れてしまった。
 この頃から 腰痛が出始め、いよいよ体力の劣化を感じる。

 これが最後の
海外旅行かもという予感がある。人生いつまで楽しめるやら。 それも人生 これも人生。




 




寒暖の 来たる予感や 朧の陽

2020年02月14日 16時10分00秒 | フォット俳句
今日2月14日は 二十四節気の 立春の最後の頃 で来週からは雨水である。
 コロナウイルスが ヒタヒタと迫っている。
 春分まではまだ1ヵ月もある。 巷では寒い日暖かい日がいろいろ混在しながら力比べをしている感じだが、今年は新型ウイルス騒ぎで世界中が大騒ぎをしている。

 昨日今日と暖かい日が続いているが、西の方から雨雲が迫っているようである。
 そういう中 退屈御家人は久しぶりに日比谷公園で自然を楽しみました。その時の写真です。


春にはまだ早いが暖かい日中に 雨雲が西から迫っているため おぼろ月のように
太陽が浮かんでいます。菜の花がいっぱいです。




キャッツ 映画版を観る

2020年02月07日 20時05分25秒 | フォット俳句
今日2月7日 新宿ピカデリーで キャッツ 映画版を観た。

キャッツ の名前は知っていたが、内容やミュージカル 更に 品川区大井町には常設の キャッツ・シアター劇場があることなど知らなかった。

 劇団四季株式会社は海外のミュージカル作品のロングランを経営の基本とし、700名の俳優、経営350名、技術350名のスタッフを擁し、東京・大阪・名古屋・札幌に専用劇場を有し、年間3500公演(9-10程度も含む)をやり、リピーターを含め年間約300万人を動員しているとか。
 1983年から1年間、 CATS のロングラン公演、その後も2530回もやった由。その後も コーラスラインやアナと雪の女王をやっている。
 とにかく、キャッツは劇団四季の看板興業であり、そのミュージカルを楽しんだ人も 960万人もの実績があるとか。 しかし現在、ロンドンも NYのブロードウェイでも キャッツ やっていない。

 こういう キャッツの 映画版が最近できて、 今日2月7日に偶然新宿で鑑賞する機会を得たわけである。 なぜなら 退屈御家人は 暇で野次馬根性の旺盛な人。

 映画では ロンドンの下町で キャッツの 出演 猫たちの 自己紹介を 歌唱に乗せて 猫の個性や考え方などを ミュージカルにするようだが、 何分 その筋 がよくわからない。 ナニが言いたいのか、何を見てもらいたいのか もともと
キャッツの舞台でもわかりにくいようで、それを映画版では わかりやすいように仕向けたとか、 しかし その分かりやすさの意図が、 キャッツの良さを消して台無しにしているとか 世界各地で 批判を浴びているらしい。

 吾輩はもともと、本来の舞台での踊りや唄を見たことがないし、何より 筋がわからないから 今回の映画版の良否を判断できない。 ただ 007の MI6 ジェームズ・ボンドの上司の おばちゃん(イギリスでは極めて有名俳優らしい) が居たのにはひどく安心したよ。 

 ただ吾輩は お上りさんよろしく、 へー キャッツ とはこういうものなんだ と鑑賞する次第。 ようは、 話のタネに  わしも見たデー  だけのことだ。

 キャッツ は エンターテインメントで 楽しく一時を過ごさせる類の 劇と音楽と踊りと扮装のミックスなのではないか。 吾輩は今までこういう類のエンタメは知らなかったが、 要するに 相撲の砂被りとか、 宝塚の少女歌劇とか そういうエンターテインメントの一つではないのかネ?

ちなみに、退屈御家人は 明日 句会があって参加するのだが その 兼題 に 「猫の恋」がある。
そこで、吾輩は、 
 
  恋猫の 狂わば狂え 闇走る 

今日の キャッツ映画と関係あるような、ないような。
  



フォッサマグナ を畏敬する

2019年12月02日 19時47分00秒 | フォット俳句
日本列島を縦断する フォッサマグナ 大地溝帯。東北日本と西南日本の境い目。静岡〜糸魚川構造線 の名前を聞いた人も多かろう。南アルプス 中アルプス 北アルプスをもち 富山湾に沈む。

 今日12月2日 大人の休日切符を利用して 朝7:30 発の 中央線 あずさ3号で 終点の南小谷まで行きました。
 途中中央線 あずさ3号は 歌の文句のように 「都会の中で 季節を忘れていた自分が 過去現在から 恋を捨てて 飛び出すんだ!」という気分にさせてくれる。 
 いい歌だ。
いろいろな思いに浸りながら松本を過ぎ、豊科を通り、穂高に来ると 左先に 常念岳 西穂高 前穂高 奥穂高 涸沢岳 北穂高 そして 槍が岳が見えるはずだが 生憎 今日は悪天候で厚い雲に覆われている。吾輩は山登りに興味はないが、過剰に美化する山の世界を知らぬわけでもない。
 こうして白馬を過ぎ 西小谷。ここが
JR東日本の北端。先は新潟県でJR西日本。

ここで乗り換え 12:00発の糸魚川行きにのりました。この南小谷から糸魚川までの大糸線がフォッサマグナの足元だ。


ここからフォッサマグナがよく見える。
 何十年か前、車できたことがるがあるが若い頃は 距離を稼ぐとか 知らないところに 筆を降す意識が強かったと 今にして思う。   われ 老いたり!





縄文の昔から世界有数の翡翠を産する姫川沿いを走る大糸線と昔の千石街道は
大変な難所だ。

 太古の日本列島の息吹を感じたいと思うのは吾輩ばかりでないようだ。5 人ぐらいの老人らしいのが 吾輩同様に 大糸線の中で神妙に 昔の 鉄道少年よろしく地図と時刻表を持って一人旅しているのが好ましい。

 都会には時間を持て余した老人老婆が目に触るが 自然の中では老人もいい景色だ。
 こうして何を見る訳でなく 往時を思っていたらトンネルの中で電車が突然急停車。運転手が説明するに イノシシがぶつかったとか。点検するとか。 その言や良し。そうだ 自然にいるのだと。

こうして無事 糸魚川まで。ここから直江津までゆく。上杉謙信の本拠地 春日山城のあるところだ。昔 行ったからいいが上越と中越の境目で JR西日本とJR東日本の共同運営でここが境界だとか。

以後 上越から長岡まで 越の国 を考えながら列車旅もよかったです。

 種田山頭火 の
   後ろ姿が しぐれてゆくか

の心境がおぼろげながら。




雪が来る前の日本海








菊供養 ひとひ遅れて ねんごろに

2016年10月21日 08時31分26秒 | フォット俳句

菊供養 ひとひおくれて ねんごろに

    10月18日は浅草寺の菊供養の日である。境内で買った菊を本堂に供え、すでに供養された菊と替えて持ち帰り病気火災除けにする行事である。本来重陽の日にするものだが今は10月18日に行われている。

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一昨日の19日、たまたま俳句の吟行会が浅草寺で行われた。参加者は11名。みなさん私より年上だが元気元気。浅草駅に集合し、浅草寺境内周辺を散策し、俳句3句を作るという趣向。

 いま浅草は外国人に占拠されたような感じで日本人が少数派だ。そういう中での作品には  着物をきてしゃなりと歩く若い子が、中国語を話しているのに驚いたとか、中国人の着物姿の女の子を別の外国人が日本人と思って喜んで写真を撮っているのがおかしいとか、おみくじの箱を大きな音を立てて外国人が引いているとか、場所柄人力車の車夫があくびしている姿を描く俳句とか、題材がありそうで思いつかず、苦慮したようだ。

私はたまたま菊の花を見ていて、浅草寺の菊供養が前日であったと発見。そこで社務所のおばさんに前日の菊供養はどういう風にしたのですかと聞きましたよ。浅草寺のお坊さんがたくさん本堂の本尊様に菊をささげるとか、イヤー一つ知識が増えました。ちなみに俳句をやっている人は本当によくものを・言葉を知っておられる。知らないと作れないからかも。本当に感心する。

そこで吾輩も、急きょ、前日の菊供養を題材にしたわけ。結果的には同じく菊供養を詠んだ句が一人ありました。吾輩のあとの2句は

「吉原の 見返り柳 秋深し」 と

「浅草や 寄席に煮込みに 温め酒」   を提出した。

この後は.浅草今半に席を移し、相互に句評する句会。みんなわいわい、作句の心境を評論する。吾輩の句はあまりいい点が入らなかったネ。残念、悲しいね。

その後、今半のすき焼きをたらふく食べて、舟和の芋羊羹を土産に帰りました。

 

 

 

 


山代の 古総湯かよふ 秋の風

2016年10月03日 17時40分46秒 | フォット俳句

山代の 古総湯かよふ 秋の風

     北陸の名湯に山代温泉がある。無色透明の硫酸塩の成分ともいわれるが、アルカリ温泉のようでもある。山代温泉は1300年前、行基が、ヤタガラスが湯の中で傷をいやしているのを見て発見したという。ヤタガラスは、神武天皇東征の時、熊野から大和に入る道案内をしたという3本足の黒いカラスで、 J リーグ・サムライ・ジャパンのマークでもある。ここに大正時代に北大路魯山人が修行滞在して九谷焼を学んだとか。

 

これが古総湯と言って、温泉源の公共浴場。2009年に明治時代の建物風に再築されて、金500円で入湯できる公共浴場。もちろん源泉かけ流しで、体を洗ったりすることはできない。お湯につかるだけ。隣に総湯があって、体を洗えるのかなー?地元の人は銭湯ですよってバカにしていたが。上記写真のように、洗面施設は一切ない。

総湯の2階は休憩場になっており、ステンドグラスに囲まれた優雅な休憩所。

総湯の隣にヤタガラスを見ながらの源泉かけ流しの 足湯を楽しんでいる

ベンガラ格子の美しい建物が魯山人らしい。

この2枚が魯山人の滞在していたところで、当時のまま今は「いろは草庵」となっている。

総湯の隣に、国の登録有形文化財であったベンガラ格子の旅館白銀屋が、いまは、星野リゾートの施設になって稼働している。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。10月2日〈日〉3日〈月〉と1泊2日の温泉旅をしたのは、温泉が目的ではなく、大学の弁論クラブの同期のメンバーの古希の顔見世が目的。       吾輩は宴会の前に、一人抜け出し古総湯に入湯しました。〈センチメンタルジャーニー〉

忙しい連中だから、日曜に出発、温泉で宴会し1泊、帰京というスタイル。

18・9歳の時に上京し、大学のクラブで一緒してから50年を過ぎた。金沢新幹線もできた。久しぶりに顔を見たいという単純な理由。吾輩もこの連中の宴会には、過去数度やっているが今回初めて参加。

なぜか。吾輩はかって、加賀の温泉郷には、2-3年前に山代温泉・片山津温泉・粟津温泉・湯涌温泉・和倉温泉などを巡ったし、もっと前には芭蕉の奥の細道探訪ドライブで山中温泉も、那谷寺 〈石山の 石より白し 秋の風〉という芭蕉の名句を追ったところだ。

それでも今回参加する気になったのはやっぱり、70は古来稀なりの節目であり、現代8掛けぐらいの実年数としても、やはり人生の区切りと思えたからだ。 先月は田舎で高校の同窓会にも出席した。

いずれにせよ、わが友人たちがすごい。.

東京の某女子大の学長1名、某県の県会議長1名。別の県の県会議員1名〈これも議長経験者〉、それに弁護士が2名、裁判官卒業者が1名、某建設会社社長経験者1名、元市会議員経験者で社団法人の理事長1名、針鍼灸師兼コンサル1名、大会社の部長経験して退職し今は農業している人1名、メキシコにいる娘婿と対日本関係のなんか事業をしている男1名、それに吾輩の計12名の団体だ。錚々たるメンバーだ。

これが、学生時代そのままで、俺が俺がとやるのだから、大変な宴会であった。まだ老いてはいないな。

しかし、

2名が癌の手術したとか、1名が人工透析やインシュリンを毎日うっているとか、着実に  生老病死 が近づいている意識をもって又の日を期して、別れた。

 

 


長瀞の 流れに淀み 出来の秋

2016年09月29日 20時31分13秒 | フォット俳句

長瀞の 流れに淀み 出来の秋

     長瀞は荒川の上流の渓谷に沿って、灰緑色の結晶片岩の板状節理が水の流れに浸食されて奇岩の連なる名勝である。昔から瀞遊び、岩畳、舟下りで有名な観光地であるが、確かにその景観は一見の価値がある。春や秋の観光シーズンには水しぶきを楽しむ多くの見物客でにぎわう。

 


虹かかる 天橋立 股のぞき

2016年08月31日 21時03分17秒 | フォット俳句

虹かかる 天橋立 股のぞき

    日本三景の一つ、安芸の宮島、陸奥の松島と並ぶ。天橋立は昔から、白砂青松、日本の美の基本。単純に眺めると龍が降臨する姿と言われているが、股のぞきをすると、天と地が逆さになり、龍が天に舞い上がるように見えるとか。幅170m全長3.6kmの砂嘴に8000本もの松が茂っている。遠くに虹が見えた。これぞ+日本人の心だ。

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夏の終わりに 

今日は8月31日、夏の終わり。吾輩は今月8回目のテニスを楽しんだ。暑いのにバカに見えるが(自分でもそう思う)、あえて自己弁護を試みると、天の橋立のように優雅な旅行もいいし海外バカンスもいいが、日本国内の東京で暑い中での我慢大会ではないが、これは、一種の無我の境地を楽しんでいるのである。

 暑い中でテニスをしてると、何も考えない。過去も、今後の行く先も、後も、利害関係も、会社も、女も、金の足りないのも、すべてを忘れて没我一念、ただ球を追ッている。これは一種の宗教的没我の心境かも。

テニスに出かける前に、近所の事務所で公認会計士をやっている友人と出くわした。難しい顔をして事務所に通っていたが、彼には仕事があるのだろう、お前、もっと遊べよと、言えなかったな。俺は狂ってルンルンなのだから。

ウィイークデイの今日31日に、老人の世代の人間が9人も集まり、家庭の奥さんも放りだして、みんな何も考えず、ひたすら球を追う。これぞ今この時を生きているとの存念なのだが、当事者たちはもちろん何も考えていない。終われば、ビールを甘露甘露と飲む。思えばバカな姿だ。

このひと時を生きる。その間何も考えない。

昔の男は、がむしゃらに働き、疲れ果てて飯を食い、酒を飲み、女を抱いて、あとは大いびきをかいて意地きたなく眠り呆ける毎日の繰り返し・・・・・これが理想の男の世界なのだ。

ここには自律神経失調症とか、不眠症とか、うつ病とか、精神症とか、現代的病気++++の発生はないね。人間、忘我の境地が一番だな。

今日、TVを見ていたら、「鳥人間コンテスト」をやっていた。

学生諸君なら、夏休みであろうとなかろうと、夢中になれる世界に浸り、すべてを忘れ楽しむことができる。サッカーでも野球でも、駅伝でも。

室町時代の 閑吟集には  「一期は夢よ、ただ狂え」 という言葉があるそうな。

現代人の問題は、頭の意識が強すぎる、これをいかに平穏にするかような気がしている。  たんなる動物の一種なのに。