梅雨空の スカイツリーや 清洲橋
昨日は東京地方曇り時々雨。このため日比谷公園のテニスは吾輩は自主的に中止。集合した仲間は多分、雨にも負けずテニスをしたように思える。確かにテニスはゴルフと同じで「淫する」スポーツだ。
先週土日と相模湖近くに1泊2日の」テニス合宿。ここで「農業生産法人」がいわゆる6次産業農業で経営している民宿に泊まり、精いっぱいテニスとバーベキュー・宴会をやって疲労困憊。3日間ほど体がだるい疲労症。やっと回復したのが今日という訳。
その間は、「推定無罪」や「ダビンチコード」などミステリーを読む。晴耕雨読の生活だったね。
で、今日はアメ横に昼食かたがた散歩に出かける。まず一番に、アメ横の立ち飲み酒屋に。 昼間から酒を飲み、ワイワイ出来あがっている人もいるね。 吾輩は黒ビールの生と煮込みをたのむ。これで500円。もちろん現金でその場決済。 これがこの地の立ち飲み屋のいいところ。 黒い背広上下を脱いでからこういう飲み屋に通えるようになったね。 平日の昼間から立ち飲み屋で飲んで居るなんて、まさに「あそび人」スタイルだ。吾輩もアメ横や浅草に似合うふうていになったね。 でも隣で飲んでいるオジサンたちはどうやら夜勤明けのグループのようで、本当に 人生いろいろ だ。サラリーマンの世界しか知らなかった吾輩には新しい発見だ。
御徒町は外国人が多くなったね。もともと外国人の多い町だが、経済活性化のため外国人の来訪者を増やす政策が着実に進んでいるのか。
御徒町では老舗の吉池デパートが改築完了。また変化が生じたね。ここで「メジマグロののどもと」という部位を買ってきて、これを塩を振って焼いたらこれがうまいね。いろいろ発見がある。あそび人の世界だ。
一方、市ヶ谷の釣り堀で平日の昼間から、釣りを楽しんでいる人もいる。人生いろいろ。
サッカー一色。日本が負けても報道はいろいろある。日本中が狂っているみたい。でも、それが晴れの日なんだ。
鬱々とした隷従の日々を出来るだけ少なく、精いっぱい人生をエネルギーを発散するという、世界中の人間の根源の喜びを作る本能のなせる業だ。
そういう中、吾輩は先週も忙しかったから、今日月曜はお疲れ休み。で、朝寝しながら週刊新潮を読み、幸田真音の小説を読み、
そして、DVDで 「助六由縁江戸桜」 を見る。これは助六の男伊達と、花魁揚巻の意気地を表す、歌舞伎18番のなかでも、正月興行の重みのあるもの。
こういうのを、ゆっくり見るのも、乙なもの。蒸し暑い梅雨の晴れ間のお楽しみ。次は正装をして綺麗どころと歌舞伎座に行きたいものだ。
今日15日はワールドカップ、日本ーコートジボアール戦の日。しかし、
この日に大学の同期生たち20名で府中競馬場貴賓席で競馬見学を行った。これはしかるべき紹介と予約がないとだめ。貴賓席という8階の個室から飲み食いしながら競馬を見、馬券を買う嗜好。
府中競馬場に11時集合。そのため、10時キックオッフのサッカーに実況中継は見られない。
ちなみに後楽園ドームでも野外ビジョンで実況中継をしている模様で、多くの若者がブルーの侍ジャパンのユニホームで集合している。国民的祭りだ。特にNHKが全部中継権を獲得した模様で、全国区的にお祭りをあおっている。それなりにいいことだ。だが吾輩も出かける前に、イタリアーイングランド戦をTVで実況中継を見た。イタリアが2-1で勝ち、その他コロンビア3-ギリシャ0、コスタリカ3-ウルグアイ1とか、並行して試合をやっているようだ。
吾輩は武蔵の国、国府近くの府中競馬場に行きましたよ。 市ヶ谷駅では、小学生の釣り堀大会があって、その開始の放送が、駅のホームまで聞こえてくる。少年たちもサッカー視聴はお預けだ。
府中競馬場
吾輩のジョッキー姿だ。ジョッキーの顔を差し替えたもの。 でも競馬場は6月というのに、緑いっぱいの晴天で、心まで広くなったよ。競馬が分からず、少しだけの掛け金を寄付した吾輩にも、今日はいい日だったよ。昼間からビール飲みながら。
競馬をやり始めると、わが友人たちが勝負にのめり込む様子が見え迫力がある。人格が変わる?
賭けごとには人間の別の面を見せるね。 ワクワク・ドキドキが人間の活性化、老化や認知症予防には絶対必要だ。
今日日曜日も梅雨模様。お陰で今日のテニスは中止。小人は閑居して「華麗なるギャツビー」という1973年の映画をDVDを見ました。これはいい映画で2回見る価値はある。
1、原作はF.スコット・フィッツジェラルド。1925年、第1次大戦後の米国経済繁栄期に書かれたもので、米国人なら誰でも知っている有名な小説らしい。、それを1973年、ベトナム戦争終了ごろに映画化されたもの。アメリカンドリームの幻滅なんてイージーな評論をしているが、決して決してそんな安易なものではない。みなさん、機会があれば是非ご覧ろうじあれ。
2、「概略」 主人公ギャッッビーは、現在大金持ちでNY郊外ロングアイランドの高級住宅街で豪邸を構え、毎夜パーテイを行っている。ギャッビーは酒の密売とか詐欺師みたいな形で財をなし、そのため背景を隠し得体が分からない人物。ただ軍の将校経験者の特権でオックスフォード大学に入った、その結果、英国風紳士であるというのが経歴だ。
3、ギャッッビーは8年前、愛し合っていた金持ちの令嬢デイジーと結婚できず、軍を退役後無一文から、いろいろ事業をやって今日の巨額の富を形成したあと、デイジーを思い続け、その出会いを作るため金持ち相手のパーテイをやっている。デイジーはシカゴの富豪の息子と結婚し、ロングアイランドに住んでいる。
4、ギャッビーはパーテイにデイジーを招待することができ、ここから復縁を進めようとする。デイジーが結婚しなかったのは「金持ちの娘は、貧乏人と結婚できないからだ」と涙ながらに告白する。だが結婚した夫のトムは金持ちだが飲んだくれで、別に浮気相手をもっている。しかしデイジーと分かれようとはしない。デイジーも自身は「おバカな女」と分かっており、その実態を維持継続しようとする。このため三角関係でデイジーの夫婦間は喧嘩。
5、こういうとき気分転換でNYのホテルにドライブすることになる。1930年代だまだ車がほとんどなく、ガレージがロングアイランドで1軒あるぐらい。このガレージの経営者が貧しい善良な市民だが、その妻が発展家でデイジーの夫トムの愛人である。
6、NYでデイジーをめぐる争いが再発。デイジーは頭がクレイジーになり、ギャッビーの黄色の高級車を運転して帰る途中、ガレージの奥さんを車ではね死亡させる。妻の浮気を薄々知っていても強く言いだせない小心ものの善良な主人は、早く西部へ転居したいが、男のいる奥さんが反対している。こういう中でのひき逃げで、主人は妻の復讐を誓う。主人は当の不倫相手とも知らず商売客のトムに相談すると、トムはギャッビーの車が黄色の高級車でギャッビーが犯人と教唆する。このためキャツビーは復讐でピストル射殺され、主人も自殺。
7、ギャツビーの殺害は大ニュースとなるが、デイジー夫婦は行方をくらまし葬式の連絡もつかない。ギャッビーの父親がシカゴから来て息子の過去の優秀さを語り、彼の隠された人格がやっと分かる。その後、デージー夫婦はヨーロッパに旅立つ。おバカな女と金持ちの無責任な男を印象づけて、ここでFIN
8、確かにこの映画・原作はアメリカン・ドリーム、純愛、、野心に燃えた男、計算高いビジネスと金がすべての社会、敬虔なクリスチャンは離婚できないが浮気もやっている、道路沿いの大きな眼鏡の広告は「神がなんでもお見通し」という当時のアメリカの倫理観を強調して第一次大戦、ベトナム戦争を通じた社会背景を映しているような実に多面な見方が出来る。
9、更にいいのは、「太陽がいっぱい」みたいに、サスペンスとどんでん返しを講じていることだ。そういう訳で、日曜の午後の、映画評論でありました。
10、唯一の欠点は、主人公ギャッッビーを演じているのが、ロバート・レッドフォードで、これはミスキャスト。ギャッッビーの複雑な苦み走ったやり手の紳士役という複雑さには男前過ぎる。
今日7日土曜は終日雨。うっとおしいね。
そこで、退屈御家人は、昨日の講義疲れで寝ていましたね。
でも午前中はいろいろ本を読んで前日の酔いを覚ます。最近、とみに弱くなったね。
午後は近くのソバ屋で 天ぷらせいろ。その足で図書館へ。
ここで、渡辺淳一の 「かりそめ」 を読む。男女の純愛と性愛を描く、渡辺文学。
流し横読み一冊読了。
あと、同じ渡辺のエッセイ「知より情だよ」を借りる。そして幸田真音「タックスシェルター」を借り、うちでこれらをランダムに読む。
夜は、TV。「男はつらいよ」寅さんシリーズ、そのダブルヘッダーを見る。
その間、他局で、北海道の「よさこいソーラン祭り」をやっていたぞ。そのTVの写真だ。札幌では梅雨がないから、東京では梅雨の時期に、よさこいソーラン で札幌大通公園を賑や化している、札幌はいいね。昔、友人の某国会議員とばったり会ったことがあるネ。恋の街札幌だね。
今日予想通り、東京地方の梅雨入り宣言。気象庁のやり方は、今年の桜の開花宣言でも分かるように、民間の放送局や予報士が梅雨入り梅雨入りと騒げば、それらが余程の間違いでない限り、『梅雨入り宣言』のお墨付きを与えるが如し。ちょうど、政府日銀が、景気動向、成長率の予想をするのと、似ているね。やはり世の中、相場というものがあろう。それでみんなHappyなのだ。
今日は俳句教室の吟行会。梅雨空のなか雨がやんでる間に、神田明神に行きました。この教室は地域のカルチャースクールみたいなもので、老人約10人ほど参加。よく分からないメンバーが、各人3句を作るというもの。提出、講評は来週まわし。今日は作るだけ。推敲が勝負だね。
提灯に 神田明神 梅雨に入る
薦被り 積んで 夏越の大祓
神田明神と道路ひとつ先が 江戸時代の学問所 湯島の聖堂ですから帰りに寄りました。
梅雨じめり 絵馬に託する 聖堂
お茶の水駅前の聖橋の向こうに、ニコライ堂が。
明日にもと、梅雨入りが近いそうな。今日は晴れのち曇りという感じかな。ほどほど暑く、運動にはいい気候だった。
今日もおバカなオジサンが日比谷公園でテニスをしました。2時間ほどにセーブし、余った時間を日比谷公園のフォット散策に充てる。自閉症に近い老人が外に出て徘徊すると、世の中は刮目するような、いろいろが出来ごとがありますね。
公園のどこかで結婚式をした後、プロのカメラマンを従えて記念撮影のために出てきた新婚さん。初めは分からないから、ウェっデイングドレスのモデルさんですかと尋ねましたよ。いえ本物ですというから「ゴメン、大変失礼しました」と言って記念撮影の後ろから写させてもらった。なかなか優雅なご夫妻。新郎はどこかの制服みたいだが、聞かなかったが。
公園に突然現れたカップル。どうも女の子を美しく撮影するのが目的みたいで、バックのきれいな花壇を背景に写していた。ポートレートにするのかな。訳あり ではなさそうな 同僚かな?
日比谷公園にあるローマ建国神話のロムルスの像のまえで、スケッチ写生をしているオバサン。写真を撮ろうとすると恥ずかしいと。日本の女性の恥じらいがまだ残っていたね。
立葵 ただひたすらの 写生かな
一方、おばさんのグループは元気元気。みんなで、ペリカンの噴水の前で記念撮影をするオバサンたち。男のオジサン達ではあまり見られないシーンだね。
公園内にあるヤップ島での石の貨幣。随分大きいから吾輩の帽子を置いて大きさを実感する。こんな大きなな重い貨幣はどのように使うのかな。所有財産の象徴かもね。
バラの季節か。うしろはミューズの像かな。
最後に日比谷公園のスズメ君。人間を恐れることなく餌をあさっている。平和が続くように。