ホーチミンは、昔のサイゴン。
1974年4月サイゴン陥落、ベトナム戦争終結。この時、たまたまワシントンのホテルにいて、米の最後の海兵隊員がトンキン湾上の空母に逃げてきた状況をTV放送していた記憶がある。 往時茫々。
旧大統領官邸。この正面の道路を解放戦線側の戦車が侵攻、無血開城してサイゴン政府が滅んだ。それでサイゴンの街は戦禍に合わなかったのだろう。
綾小路きみまろ のセリフでないが、「あれから40年!」 ベトナムは近代化に進む。地下鉄の工事を開始するとか。 べトコンの地下道から、日本ODAの地下鉄へ。 40年は長い時間でもある。
吾輩は単なる旅行者であり、ホーチミン市と何ら関係がないから、遊びに徹した。
日本人経営者の旅行代理店があり、ホーチミンからいろいろなバス旅行が予定されている。そこで約6時間の日帰りメコンクルーズを選んだ。
ベトナムのおばちゃんの操る小舟でジャングルの中を航行。デズニ―ランドのアドベンチャーランドみたいだ。
現地の昼飯に、「象の耳」という魚の1匹丸ごと唐揚げ。なんかピラニアみたいの牙がある。これをコメを薄く作った包み紙で包んで、たれにつけて食べる。それなりにうまかった。
メコン河の多くの支流のひとつ。大量の茶色の泥水。両岸にはヤシを中心とする熱帯樹木が迫っている。