江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

日比谷公園あたり

2016年01月23日 05時56分41秒 | Weblog
いいお天気に恵まれ、本年2回目のテニスを日比谷公園で楽しむ。

 その前に日比谷図書館をのぞいてみたら、(雑誌「風俗画報」で楽しむ明治期の東京めぐり)という企画展をやっていた。

現代の写真週刊誌のさきがけとも言うべきもので、結構いろいろなものが、当時の編集者の観点から残されている。

そのうち吾輩が興味に思ったものをお知らせする。


 石川島造船所。その昔は佃島の北、御用地の東がわに石川と書いてあるところ(小生の持っている万延元年1860年改定版の江戸地図)では
 この御用地こそ、長谷川平蔵の人足寄場あとだろう。中央区の歴史では、一時、監獄があったとか。


 靖国神社の競馬場。昔競馬場があったとは聞いていたが、大村益次郎の銅像をオベリスクのようにしてその周りを走っていたのだ。
 現在は行事のある時に夜店や露店でにぎわうとともに、両サイドに石の灯篭の列があるのはその名残りなのかも。


 三番町から見える富士だとか。そういえば、去年かなーあの辺を歩いていると、東京で富士山が見える地点といつ何年まで見えたかを
 聞き取り調査しているグループがあった。吾輩はさすがに10数年しかないから見ていないと言っていたが。

 まだまだ興味深いものがある。記録写真のない時代に、石版画などに彩色している絵があるとは、日本人の好奇心の大きさに感嘆。

日比谷公園はというと、 草枯れの時期。



そういえば二十四節気の「大寒」が21日だ。春に備えて花を植えてる職人さんがいた。



そのあと例によってテニス。 冬至が過ぎて大寒にもなると着実に「日脚伸ぶ」だ。


    後ろは厚生労働省と検察庁などの入っている合同庁舎。

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小京都ー杵築(きつき)

2016年01月19日 19時25分13秒 | Weblog
豊後の杵築市は、江戸情緒の似合う街である。

小さな城下町の雰囲気を残している。別府湾に面した穏やかな街。昔をそのまま残している。



   これが、観光用ポスターで、「着物が似合う歴史的町並み」に認定されている。



   北浜口番所と番所の坂(場内に入るときのチェックポイントが昔の雰囲気で残っている。)小学生がスキップしながら下校帰って行った。









   杵築といえば、坂の町。北台屋敷跡と南台屋敷跡の間に商人の町があり、その間を階段坂が結んでいる。
   この階段坂で、着物姿の女性を写真に撮ろうとする、そういうグループがいたので、吾輩もその着物美人を
   撮らしてもらった。



   杵築城は小さなお城で、城下から眺めるのがいいようだ。



   城下町の雰囲気を今に残している。豊後路の小京都といわれる所以だ。

ここで、

   冬日和 杵築城下の 坂の道


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国東半島の旅…・春近し 笑ってござる 磨崖仏

2016年01月18日 21時10分22秒 | Weblog
湯治を楽しむつれずれに、国東半島歴史旅のバスツアーに参加した。

かって宇佐八幡宮が大勢力であった時代の、その荘園とか、神仏混淆の時代の、末寺=半農・半仏の時代の、いろいろな寺院文化が残っている。

九州の国東半島に、六郷満山といって、宇佐八幡宮の仏教混淆の部分が、在の仏教信仰者bたちに残っており、それらが、今日まで伝わっているのだとか。真言宗の系統で、東京深川不動尊のマントラ=真言と同じように見える。


大きな旅行社の大々的ツアー旅も揚げ膳据え膳でいいのだが、事前の予約を重視せず臨機に対応してくれるローカルの旅もいいもんだ。むしろ旅行はこういう一人旅がいいと。




  両子寺(ふたごじ)の入り口参道の石像 仁王さま 阿吽の像。六郷満山の総本山の位置付けみたい。





  国宝 富貴寺の大堂。

平安末期、釈迦入滅以来滅法の時代に、阿弥陀信仰があったとか。
  宇治の平等院鳳凰堂と同じころに、九州でも同じ発想があったのだ。 

  昔、福島の 白水鳳凰堂(これも国宝で美しいお堂に、宝相華画が描いてあった。)
を見たが、同じくらい美しいシルエットだ。 浄土信仰の時代の傑作だ。心が洗われる。


もう一つ、真木大堂というお寺に、阿弥陀如来とか、不動明王像とか、真言宗系のりっぱな仏像が集められている。

写真がないのが残念だが、ここには、元寇のとき、九州の諸勢力に元軍対応の兵力を集め、それにみんな協力した結果、
天皇家からの菊のご紋章が、北条幕府からはじめて個々の寺に贈られたとか。

 いろいろ歴史があるのだ、初めて知ること多いのが現地旅行か。

次は、熊野磨崖仏。国指定重要文化財で、崖の壁に仏の顔が刻まれている。鎌倉時代初期の制作らしい。

急な石段を上ると、開けてくる。









これを見て、

    春近し 笑ってござる 磨崖仏

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風花や 宇佐の鳥居の 山頭火

2016年01月17日 21時42分50秒 | Weblog
宇佐八幡宮は日本の八幡宮の総本山である。

その昔、3-4世紀ごろからこの地帯一帯九州東部の豪族が宇佐一族に吸収収斂され、一族の総本山として、宇佐神宮が形成されてきたようだ。

もちろんその頃は、その存在感と影響力から、近畿の大和朝廷と友好関係を築いていたらしい。

奈良時代には、例の 道鏡 の天皇神託事件があり、極めて大きな影響力を行使した。それだけ決定力を左右する存在だった。

(権力闘争・クーデターはありとあらゆるものが利用される、これは今の時代でも同じだが)

こうして、古代を、有力氏族として生き延びた宇佐氏&宇佐神宮は、平安期に入ると、院政の時代の上皇側に肩入れしたらしい。

生き残るための尤もな選択だ。

そして、そのあとの平家の時代には平家一門に組した。 そして平家にあらずんば、人にあらず という時代が少しあった。

しかし、時代は源氏の時代となって暗転した。そうすると、かって九州の多くを安堵されていた地位が一転、落ち目になる。



神社の面だけで見ても、昔、京都の誰が勧請したかは知らないが、京都の南に石清水に宇佐八幡宮を勧請して据え、八幡宮と称した。

源義家が、石清水八幡宮で元服したから、かれは、八幡太郎義家という。

彼が源氏の棟梁となり、義家及びその子供たちが、多くの武勲とその後の権力闘争で勝ち残りり、源氏の世を作った。

この結果、宇佐八幡宮は、石清水八幡宮に日本の八幡宮の家元の地位を奪われる格好になったとか。

日本の多くの八幡神社は、鎌倉八幡宮はもちろん、石清水八幡神社系であるといわれる。

   いやお寺さんばかりでなく、お宮さんにも栄枯盛衰の歴史があったのだ。  今回の湯治旅行の成果。








 宇佐八幡宮である



八幡宮の入り口鳥のそばに、山頭火の句碑があった。


そこで、



 風花や 宇佐の鳥居の 山頭火          を読んだ。


風花は冬の空に、時々チラチラ舞う雪みたいなもの。


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初旅や 湯治場多き 豊の国

2016年01月16日 22時44分55秒 | Weblog
別府鉄輪に湯治に行ってきました。




 別府8湯のうち、最も有名なのが鉄輪(かんなわ)温泉

 ここは町中あちこちで湯けむりの噴煙が噴出している。その噴煙を竹の簾を使ってお湯に変えるのが最も一般的なもの。

 そのほかに、海地獄とか坊主地獄とか各種地獄といわれる特殊な噴煙とそれがたまった(地獄)がある。








 おかげで4泊5日中に、9湯ぐらいは経験した。別府市では、温泉名人というスタンプラリーみたいな段位をつける遊びがあり、
別府8湯の88温泉を踏破すると、名人位とか。


別府海浜砂蒸しもあった。浴衣着て混浴だ。



 隣には、平日であるのに別府在住の若い奥さんらしいひとが、小学生の女の子を連れて、砂蒸しを楽しんでいた。さすが湯の町だ。


     湯煙の 別府鉄輪 女正月


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大相撲初場所初日

2016年01月10日 22時18分28秒 | Weblog
今日から大相撲初場所が始まる。

わが大学の仲間たちは、毎年初場所初日に、相撲観戦&宴会という楽しみをやっている。

本年も、升席7つ、28人が集まった。これには世話人幹事が相撲協会にいろいろ手配をしてくれているから。

満員御礼、色々素晴らしい取り組みがあった。

しかしその写真が消えてしまった。パソコンの調子がご機嫌斜めみたい。残念。

ただ、今日は特別に、天皇皇后両陛下の相撲観戦があり、いわゆる 天覧相撲 にご一緒させてもらったわけ。



はなはだ不敬ながら、これが唯一の写真。

パソコンのご機嫌斜めのため、その他多くの写真を掲載できないのを陳謝します。

遠藤の 立ち合いはいいが、あっという間に後ろ向きにされ「送り出し」で敗れた試合とか。

残念至極。




ふるさと祭り

2016年01月09日 07時54分00秒 | Weblog
東京ドームでは、ふるさと祭り東京 というイベントをやっている。

プロ野球もそろそろ自主キャンプのこの時期、後楽園ドームは空いているワな。

そこで1.8から1.17日まで、日本の祭り・故郷の味という「祭食兼備」とか。

デカ盛り寿司フェスタ とか どんぶり選手権 とか チョウイのせ市場 とか ザ北海道食道 とか キャッチフレーズがすごい。

吾輩は 長崎の 角煮まんじゅう と 愛知のまぶしうな丼を 岐阜の 鹿肉 を食ったよ。

祭りは球場の中に舞台を作って踊っている。一方、京王デパートでは恒例の 全国駅弁大会だ。










最近の日本はあちこちでイベントが多く、日本全体が浮かれて躁状態の気がする。

新年早々
 1、サウジがシーヤ派の坊さんを処刑したとかで、シーア派の総本山イランで、反サウジ抗議の大使館襲撃
 2、中国の株値暴落ーサーキットブレーカーが聞かず。さらに 元の切り下げの動き
 3、原油価格の暴落
 4、北朝鮮の核実験

わずか1週間のうちに、こんな大事件が発生するなんて、今年は大変だ。7月の参院選挙へ。

それなのに日本の社会は本当に 浮かれすぎているのでないかな、という気がするのが 老いの繰り言 ?


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新年ご挨拶

2016年01月01日 00時05分00秒 | Weblog

 あけましておめでとうございます


        皆様 本年もよい年でありますように。




 ニースの近く ニーチェが愛した散歩道  地中海の日の出がきっとこういう風になるのかな



 チベットの鳥葬の山 人間の輪廻転生を



 自由の女神  自由を

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今朝の散歩

 靖国神社で神主さんたちのご出勤




やわらかい光の二重橋


お濠の土手に水仙が咲いている