おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
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ダンスの本質

2006年07月19日 00時51分38秒 | 文章塾
一昨日の記事にも記しましたが、僕は現在、「へちま亭文章塾」というサイトに参加しています。
「文章塾」に参加するのは、「文章塾のゆりかご」を含めるとこれで7回目。

ちなみに「文章塾のゆりかご」というのは、アサヒネット主催で運営されていた「へちま亭文章塾」が一時おやすみ期間に入った際、木の目さんという方が主催されて立ち上がった、ほとんどへちま亭文章塾と同じ内容のサイトです(色々とユニークな味付け(木の目さん本当にご苦労様です)はありましたが)。

……
そこで!
今まで文章塾に投稿してきた作品を、改めてこのブログで再発表したいと思います。

では、2006年2月19日投稿締切り、課題「ダンス」



……………
あぁあ、忘れてましたが文章塾では毎回「課題」というのが発表されて、参加者はそれに沿って作品を書くんですよ。800文字まで字数限定で。

では改めて、課題「ダンス」、題名『ダンスの本質』です!



   『ダンスの本質』


 音楽は、心と身体を躍らせる。
 ポップス、ロック、演歌、歌謡曲、フォークソング、クラシック、ジャズ、ニューミュージック、民謡、ラップ、ヘビメタ、イージーリスニング、子守唄、鼻歌、森のざわめき、人の話し声、工事の騒音、列車や車の走る音、警笛、イビキ……数え上げればきりがないが、その種類に関係なく、音――広い意味での音楽――は僕らを揺さぶり、時に興奮させ、また時にとても安らかな気分にさせてくれる――たまに嫌な気分にさせられる時もあるが……
 僕らは、音楽の中で生きている。そして、それにいつもノッて躍っている。

 スーパーで、お気に入りの曲がBGMでかかる。気分が高まる。リズムを刻んでしまう。少し顔が緩む。

 夜中の騒音で眠れない。寝返りをうつ。びんぼ揺すりをする。イライラして、「うるさい!」と叫んでしまう。

 音に踊らされている。不本意なダンスだ。……いや、本意か?
 ただ、人は音の中で生きている。それは間違いない。

 ダンスに技術が伴い、ダンサーと観客の関係が成立すれば、ダンスは時にショーになる。
 基本は、いつもと同じ。音に乗って、気持ちと身体を感じるままに躍らせるだけ。
 自然と、表情もオーラも、躍り、輝いてくる。

 僕はダンスの照明をデザインし、操作する仕事をしていた頃があった。
 そのときも、オペレーターの僕は踊る。
 音楽に乗って、ダンサーの動きに乗っけて、照明を操作する。
 色を変える、当てる方向を変える、舞台空間全体の空気を一瞬で違うものにしてしまう。
 ダンスにおいて、照明の効果は絶大だ。

 ……みんな、オートマティックに踊ってんじゃん!

 だから、ダンスや振りってそんな特別なものじゃない。音が、自然に引き出してくれるものなんだ。



へちま亭文章塾アドレス↓

http://bunshoujuku.asablo.jp/blog/

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