仕事というのは生活の手段、そういうふうに割り切って考える人
もいるだろうし、仕事そのものが生きがいという人もいるだろう、
一度しかない人生だから、できるだけ自分にふさわしい仕事を選
びたいと誰もが思ってっいる。
しかし、実際なにが自分にふさわしいか、などということは実の
ところよくわからないものだ、やりたいと思ったことをやってみ
て失望することもあるし、逆に自分には到底できないと見えてい
たものが案外簡単で楽しかったりもする、人と仕事との関わりは
不思議な性質なのかもしれない。
社会生活を営んでいくうえで人はなんらかの職業につかなければ
ならない、そこは仕事だけでなく人間関係を学ぶ場所でもある、
なぜかというと職場での悩みの多くは経験上、人間関係だと言っ
てもいい、そう考えると人と仕事のめぐりあいは現代社会で最も
切実な問題といえるかもしれない。