安倍首相はラジオ番組でも安保法制について説明をされていましたが
わかり易く、納得できるものでした。
また憲法改正にも言及されていましたが、これは安倍首相が特別ではなく
自民党として60年前から明文化しているものです。
自民党の基本文書に昭和30年11月15日作成の党の政綱があります。
平和主義、民主主義及び基本的人権尊重の原則を堅持しつつ、現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し、国情に即してこれが改廃を行う。
世界の平和と国家の独立及び国民の自由を保護するため、集団安全保障体制の下、国力と国情に相応した自衛軍備を整え、駐留外国軍隊の撤退に備える。
この文書からも自民党は60年前から憲法改正を考えていたという事です。
その現行憲法ですが前文(「全文」と間違わない様「まえぶん」と言ったりします)と
9条が今特に注目されています。
拙ブログでも時々取り上げていますが、もう一度前文と9条をご紹介します。
日本国憲法の前文は
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
そして第9条として
第二章 戦争の放棄
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
前文と9条には重要な前提条件があります。
それは諸外国はみんな理念が高く、とても良心的で理想的な国家だけという事です。
しかし日本近隣にはこの理想と正反対の国々がいます。
その野蛮国家に立ち向かうには憲法改正は必要でしょう。
ただ、解釈変更だけでも左巻きらが強く抵抗している事からも改正となるともう夢の夢です。
ところが特に中国の法の秩序を乱す横暴な行いが顕著ですし、
北朝鮮という暴走国家がミサイル核保有と想像しても恐ろしいことになっています。
ですから解釈変更は今 絶対必要だと私は思います。
思いの他反対勢力が勢いを増していますが、反対する人には3種類います。
●憲法違反、即ち違憲だからという理由。(船田元が選定した学者も違憲だと言った事が大きく影響しています。)

●憲法9条は絶対守るべきという9条信者みたいな人。
●安倍首相が嫌いだから。(小林節は違憲派だけど安倍を潰す、政権の座から引きずり下ろすと感情的で執念深い)
民主党がこれに乗っかって政権奪還を夢見ている。
共産党は反日反米思想そして安倍さんを毛嫌いしている。
あと文化人とか芸術家とか学者とかは9条信者や「アベ政治を許さない」が象徴する安倍さん嫌い。
2番目、3番目は日本語の理解力が乏しいし日本人かどうかも疑わしい人も。
理屈より感情の朝鮮半島人みたいな人だから、置いといて…。
違憲だから反対、という人は一般人にも多い。
憲法学者が違憲だと言っていたからそうなんだろう。だから反対。という人です。
で憲法が出来るまでの経緯は置いといて、
さっきも言ったようにこの憲法が成り立つには世界中いい国ばかりだという事。
でも実際はそうじゃない。
また、その他にも
いずれの国も(世界中の人々は)自分の国の事だけを考えてはいけない。
困っている国がいたら無視したらいけない。
お互い助け合うべきだ。
という事は国際社会はお互い協力し合ってより良い世界を作るべきだ。
という事です。
9条ばかりに目を奪われて前文の言いたいことを考えない人もいます。
私も前提条件(世界中いいひとばかり)に気を取られて、読みが浅かったですが
前文を読めば、自衛権は認められていないのか、
個別的自衛権だけ認められるているのか、
集団的自衛権も認められているのか、
そして9条で自衛隊も違憲なのに合憲としている事に問題はないのか
喫緊の問題として中国の脅威にどう対応していくのか、
また米兵が間接的、直接的に日本の国益の為に行動したが不幸にも死傷したとして
日本は米兵を見殺しにするのか、
未然に防げるなら何らかの行動に出なくてもいいのか。
それが道徳的に許されるのかどうか…。
卑怯な日本、小心者の日本でいいのか。
こういう事考えています?
反対反対と集団で太鼓叩いて騒いでいる人達。
学者とか文化人とか芸術家・芸能人…
肩書を利用して反対している人達。
深く考えていますか?
なんとなく、かっこいいから。という理由で反対していませんか?
反対する人も、もう少しよく考えて欲しい。
そして中国の脅威がすぐそこまで迫っている現実を正視してもらいたい。
野党やマスコミの反日、反安倍工作で普通の日本人までもが不安を感じています。
それに「国民が理解していない」「採決してよかったのか」と言った自民党議員もいます。
石破さん、小泉さん(村上誠一郎さんも?)。 他にもいそうですが。。。
普段はそれぞれ地方再生や復興に関わっていますが、
この法案を出来るだけ多くの国民納得の上で通すべきだと思います。
ですから自民党議員は特に週末は自分の選挙区に行き、
地元の有権者に積極的に説明なり演説なりをすべきです。
説明不足という不満があるなら、自民党議員として徹底的に有権者に説明する義務があります。
自分は担当ではないなどと逃げるなら離党するべきではないでしょうか。
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