「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ロッキーのトラウマロマンス、冤罪・仕返しにボスが挑む

2013-07-20 09:39:42 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのおさそい】

ボン&ロッキー編、オーストラリアロケを経て、バラエティ豊かな展開になっていきます。


第272話 52.10.14 秘密 (ロッキー)

ゲスト;高沢順子
 丹古母鬼馬二 金井大 柳沢紀夫
 野呂圭介 町田博子 冨田浩太郎
菊池勇一 紺あき子 中島公子 柿崎純子 丸山詠二 三沢もと子 柳沢廸子

脚本:小川英 杉村のぼる
監督:櫻井一孝

あるアパートの書道教室の部屋で殺人事件が発生、悲鳴を聞いて駆け付けた巡査は、既に絶命している教師とかすり傷を受けて倒れていた律子を発見した。
一係が現場検証を行った結論として、物取りの犯行ではないと判断、さらに生き残った律子が再び襲われる危険もあるため、ロッキーがガードに就く。
律子がアパートに戻ると、窓の外に怪しい人影を発見し叫ぶが、ロッキーが駆けつけたものの取り逃がしてしまう。
そのことで律子が犯人から狙われていることは確定したため、ロッキーは律子にはりついた。
その一方、一係の捜査は律子の周辺の調べを行い、律子には彼女が小学生の時に事業で失敗し失踪した父親が居ることが判る。
日が進むにつれ律子は誰かに見張られていると怯え、急にオドオドするようになってくる。
そんなある日、律子のもとに男から脅迫電話がかかってくるが・・・・。

久々にロッキーの単独主演編です。
歴代新人刑事が「避けて通れない」ほろ苦いロマンスながら、非常に悲しい結末が待っているという展開をロッキーも経験することになります。
更に、#101辺りから始まるサイコパス的な要素も含んでおり、トラウマのように記憶に残っている方も多い作品かと思います。
なので、あまり話題に上らない作品ながら、観た後の余韻は相当あったりします。

ゲストには回数は少ないながらも本作以後、太陽晩年までご出演の高沢順子さんが複雑な人間性を持つ律子を熱演されます。



第273話 52.10.21 逆恨み (ボス・ロッキー)

ゲスト:金子信雄
 剛達人
清水のぼる 市東昭秀 野口真 常泉忠通 岸井あや子 村上幹夫 岡田裕司 松尾文人

脚本:長野洋 小川英
監督:竹林進

護送車が三人の男に襲われ、囚人の一人である上岡は散弾銃を奪い逃走した。
上岡は逮捕歴3回を数える粗暴な男だが、今回逮捕された質屋強盗については最後まで否認し続けた。
護送車襲撃の三人は単に奪った銃を使ってスリルを味わいたい為に上岡を脱走させたことが判明する。
逃走中の上岡は質屋強盗事件で自身を逮捕したベテラン刑事の尾崎を襲撃、瀕死の重傷を負わせ、さらに尾崎の拳銃を奪ってまた逃走する。
ボスは七曲署管内のひき逃げ事件の調書を読んでいて、事件の発生したタイミングや被害者が上岡の身体つきによく似ていることに気が付き、上岡の逮捕が誤認だったのではないかと考え始める。
意識を回復した尾崎に事情を訊くボス・・・・。


スコッチ転勤後久々のボス主演編。
冤罪とそのことに対してあくまでも粗暴に「仕返し」する男にボスが拳銃を向けます。
更にベテラン刑事の拘りと悲哀も描かれます。
質屋強盗事件とは直接関係がないものの、結果的に襲撃事件で関わることになり、冤罪を解き明かしてしまうボスの何とも言えなさは、ボス主演作の一種の主軸にもなっているケースです。
受難はロッキー・・・上岡に撃たれ、ボコボコにされてしまいます。。。。

ゲストの金子氏、太陽では唯一の登場ですが少々出番が少ないのが残念なところです。
この金子氏ゲスト出演から暫くはセミレギュラー含め客演が豪華になっていきます。

剛さんは二年半ぶりのゲスト出演、ボン&ロッキー編では客演は多くなります。



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