「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

アッコ、正月の再会/ロッキーが感じる母の香り

2013-09-14 11:29:15 | ファミ劇日誌
長谷さんが怪我をしたというのは漏れ聞いていたのですが、結構痛々しいお姿・・・・現在は回復なさったようですが(^_^;)


【ファミ劇へのおさそい】

本日のファミ劇・ボン&ロッキー編は、1978年に突入する、

第284話 53.01.06 正月の家 (アッコ・ロッキー・長さん)

ゲスト:柴田恭兵 山本紀彦
 川辺久造 金井進二
 川代家継 武藤英司 二見忠男
 津賀有子 館野玲 鈴木敏彦 吉中正一 劇団ひまわり

脚本:小川英 田波靖男 安斉あゆ子
監督:山本迪夫

親が無く、養護施設で育った哲夫は、真面目に働いているのだが、何か事が起きるとすぐに自分に疑いがかけられるために異常に卑屈になってしまっていた。
今日も中華町地点で金が無くなったことから、主人に疑われて口論になったしまった。
そこにたまたま駆けつけた長さんとロッキーが仲裁に入り事なきを得、哲夫は一応署で調書をとることになったが、そこでアッコと会った。
中学時代の同級生だった2人、アッコは再会に驚き色々と話しかけたが、哲夫に機嫌は直らなかった。
そこに哲夫の保証人である福祉協会の田代が引き取りにきたが、哲夫の態度が豹変し従順になってしまった。
アッコらはそれが不思議だった。
親の愛情を知らない哲夫は、愛情に飢えており、親切にしてくれる人には直ぐに信用してしまう。
やがて哲夫は、友人に騙され金庫破りの手伝いをさせられてしまうが・・・・。

1978年初放送回は、社会問題を取り入れながら、ナイーブな若者の内幕を描く「問題提起作」になっています。
さらにその難しいテーマにアッコを投入して、視聴者により身近に感じてもらおうという工夫を凝らした作品になっています。
これは、ベテラン小川チーフと田波氏の脚本の守備範囲の広さもありますが、既に他の仕事も順調にこなしていた木村理恵さんの力量にも寄るところだと思います。
さらに、この頃駆け出しの柴田恭兵さんが、ちょっと前まではナイーブな若者の代名詞であった水谷豊さんのポジションを引き継いだかのように、哲夫役に挑みます。(しかし、このお二人が共演したらどうなるんでしょうね・・・・)


第285話 53.01.13 母の香り (ロッキー)

ゲスト:岩崎加根子
 神山寛 兼本新吾
 野中マリ 桧よしえ 内藤栄造 沖順一郎 玉井ゆみ 小村哲生 渡辺芳子 刀原章光

脚本:桃井章
監督:山本迪夫

ロッキーのもとに釧路の母・タケから上京するという便りが来る。
その折、豪華マンションで撲殺死体。
現場検証の結果、荒らされた形跡がなく、押し入られ盗られたものもないことから、顔見知りの者の犯行と思われた。
被害者は探偵社の調査員だったことから、その探偵社へゴリさんとロッキーが聞き込みに訪れたものの、雑居ビルの粗末な事務所であり、被害者のマンションとは不釣り合いであること、また、被害者が受け持っていた調査対象に対する報告書に、対象に不利益な事が書かれていなかったことから、秘密をネタに金をせしめていた疑いが持たれた。
また、遺体解剖の結果、頭部挫傷の他に時計をはめた手首にも打撲痕があり、わざと時計を壊したと認められた。
そんな時、たまたま逮捕されたチンピラの口から、事件当夜、犯行現場から出てきた女を目撃したという。
ロッキーたちは捜査を開始した。

女手一つで育てられた岩城兄弟、あるいみ仕事人間であるロッキーの母上の上京を目前に展開する脅迫事件に関する事件で、同じように女手一つで娘を育て上げた女性と出会うロッキーは、その女性に自分の母の面影を見ながら、捜査が進むにつれその女性が容疑者に・・・。

ロッキーの困惑を描きます。

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ロケ地検索&メモ #282,283

2013-09-14 08:55:21 | ロケ地検索&メモ
第282話 婚約指輪

*OPクレジット、秋野さんがゲスト枠の締め、加藤武さん以来です・・・が「秋野大作」ってまさに「秋の大作(命名由来)」になってしまっている(^_^;)
*増々音が良くなっているような・・・。
*京子はどうも男運が無いのか・・・芸術肌だからかもしれませんが。
*達村のトイレデザイン・・・すみません、おちつきません(^_^;)
*本田博太郎さんがまだ「原人化」するまえの初々しいお姿です。
*久々に「追跡のテーマ2」。
*殿下にはトヨタ車が何でも似合うというのは、考えすぎでしょうか。地味なコロナから派手なスターレットまで、しかしチェイサーも似合いますね。
(ゴリさんだと、コロナはどうも窮屈に見える)
*中田さんは可憐ですなぁ・・・現在は日曜大工に凝っておられるそうですが。
*達村はまさに秋野さんにはハマった役・・・ふわりふわりだと思ったら真剣に犯人を追及しようとしたり。
*一人の人物を見る感じ方が立場的な違いで大きく変わるという当たり前の事を忘れていがちというのを認識する殿下。
*エレベーターからいきなり出てくるゴリさんは結構怖い。。。

=ロケ地=

東京駅

A&Aインテリアは渋谷2丁目、青山通りのクロスタワー付近。
 ビルはリニューアルされているものの現存。
 達村関連の撮影はこの近辺らしい。

チェイサーから降りる京子・・・新宿駅ロータリー入口付近の現:三菱東京UFJ銀行前。

都道118号線(船橋6~7丁目沿い)


第283話 激突

*今の感覚では、小学生が京王P/H近辺を通学するというのが想像できないです、ハイ。
*それにしても明石氏はどうもトラウマ的な役が多い・・・鮫島系しかり、これしかり。
 ほとんど台詞もないし・・・。
*縦目グロリアは中期なので、「子連れブルース」のボロボロ個体とは別物。
 現在は安定的な人気がある縦目グロもこの頃は古臭いということで鬼の子のように積極的にツブされていた感があります。
 それにしても、結構な燃え方なので、公道も煙が酷かったはず。
 リモコン操作で車を動かすというのは、縦目グロの時代の車であれば原理的には出来るかもしれませんが、今の車では難しいでしょう。(仕掛け装着時間が無さすぎ)でも、なんであんなまわりっくどいことを原口がやったのかというと・・・いや、実際に普通に殺されていれば原口に容疑の目が向けられることも無かっただろうし(^_^;)。
 多分、完璧主義の血が騒いだのと、交通課という自分自身のサガ、あとは高田も憎いが、事故を起してしまったその高田の車自体も抹消したかったんじゃないかと・・・。
*交通課スタンスの令子と刑事課スタンスのゴリさんたちの対立というのは初期令子出演作のスタンス。
*原口巡査の建三氏は『新・必殺仕置人』の死神UPからそれほど経過していない頃。
 完璧主義者のイメージは死神にも通じるものがあり・・・。
*当初は交通課一辺倒だった令子が、どうも一係の捜査に興味を持ち始め、交通課の仕事という前置きをしながら、積極的に聞き込みを行うようになる・・・というよりも、勘働きはボン&ロッキーよりも鋭い。。。
*完璧だからついていけない、完璧というのはウソがある。
令子の「完璧で何が悪い」というのも解る・・・人間の一生は「完璧」に対しての挑戦と挫折、、、
*今日のマスオさん=清掃作業員
*今日の徳弘さん=ローリ運転手(ブルース登場編ではニヒルな響組幹部)
*今日の戸塚さん=タク運ちゃん
*ゴリさんは令子に対しては優しいですね・・・でも、いつもの女の子ねこっ可愛がりじゃないじゃないから、それは「認めている」証しのような。
*自動取締機の写真・・・・ビデオで確認した時は驚きました(^_^;)
 記録部分と旭日章、ナンバー一部は手書き、場所も違う。白パト自体は#44~ボス専用車で、その後白パトとして出続けている「83-75」ですが、こうやって写真で見るとかなりヤレが目立ってますね・・・この年の初めあたりからなぜかフロントマスクに大きな穴も開いていますし、バンパーもズレているし。
*衣裳新着多し、ゴリさんのスーツ(1978年の代表的な同色系ストライプが目立つもの)、ボンの黒いジャケット(先輩ボンの代表的コスチューム、後にロッキーに受け継がれる)、ロッキーの「青サンタクロースコート」<私が勝手に命名(^_^;)、山さんのチェックのスーツ。それと本作から他のメンバーもコート着用解禁です。
*自動車事業部諸氏には、待ちに待った(^_^;) 40系初期セリカLB/ST「67-94」登場。
一係の覆面車はカリーナのゴールド色もありましたが、このセリカあたりから派手系色も取り入れられていきます。
9月登録なので、実際の撮影はおそらく11月末だから、ナンバーがついてからわずか3ヶ月ほどの新車です。
それにもかかわらず、相当ハードな扱い、アスファルト道の疾走もそうですが、泥だらけスピーン、最後に助手席ドア破損!
ただ、本編をよく見ていると、クライマックスの「事故シーン」は冒頭と同じタイミングで撮影されていた感じがします。(冒頭が曇天でクライマックスが雨上がり)そして、副都心でのチェイスの方はどうもその後の撮影のようです。
ギャランΣの白パトの運転席がわフロントは歪んでおり、セリカは既にドアの色が合っていない(^_^;)
おいおい・・・という事は本作撮影中にドアを入れ替えたんだ・・・。
(さすが、陰の提供者・トヨタの本領発揮です)
確かに、登場回で新車が凹ったままだったら、イメージ悪いですから(^_^;)

=ロケ地=

令子が交通整理を行う交差点は京王P/Hと現:NTTビルのある交差点。

高田が突っ込み、クライマックスにも使用されるモデルハウス場の空き地は、現:新宿NSビルが建っているところ。

高田が出てくる京王P/H正面に出る通りは整地され現存。

令子が聞き込みにまわるのは駒沢オリンピック公園入口駐車場付近。

西新宿5丁目のパークサイド

新宿副都心 太陽通り

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