「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ロケ地&メモ #284,285

2013-09-16 20:50:10 | ロケ地検索&メモ
第284話 正月の家

*敵味方ハッキリしている哲夫、理解されないのは確かに解るけど、長さんの引っ掛かりも解らないでもないけど・・・。
 恭兵さんご自身は基本的にはそれほど変わりない。
*アッコはいつの間にか落ち着きのある女性に変化していたのが物凄く印象的な回、スコッチ在籍時までは結構出番があったけれども、この作品まではちょっと大人しかった印象なので、あの頃との落差が結構ある感じ。
*哲夫のオリーブ色ジャケットはどうもボンの着用していたもののようだ。
*田代のネクタイは#118のゴリさんのもの、スーツもゴリさんのもののようで。
*「正月の家」・・・今では逆に実家に帰らないという人も多いぐらいだし。
 田代の話を聞いていると、親の身勝手な「事情」というのは、実は昔も今も質的にはあまり変わらないのかなぁ・・・と。
 しかし、実際育てていない子供に送金をせがんで、会いに来ると苦情っていうのは少々理解に苦しむ親心というか・・・。
*というわけで、今回の田代のセリフというのがかなり重い。重いし長いし(2分以上のセリフ)説得力があるというか。 
 恭兵さんの熱演も見どころですが、太陽ではあまりいい役回りが少ない山本さんの本領発揮という見方もできるわけで。
*サッポロビール撤退後、太陽本編ではスタジオ撮影分では銘柄を隠す傾向にあり、本作ではどうも自作のラベルを張り付けていたようです。
*常連三菱関連と思しき施設、病院や警察署でも使用されていますが、いつもは外観だけなのですが、今回は入口付近も撮影。
 各部屋のポスト、下駄箱、ピンク電話の為の両替機などがあるので、間違いなく尞だと思われます。
*「福祉やきとり」「田代まる特すいせん」など結構芸が細かい会場。
*北田専務は浮かれすぎです(^_^;)
*一瞬モンタージュに髭が(^_^;)
*アッコの「犯行に関わっていた」哲夫への行動は、対哲夫には問題ないけれども、哲夫自体を危機に陥れるあぶない行為。
 よほどアッコとしては哲夫に対して特別な感情があったんだなぁ・・・(本人が気が付いていなくとも。) 
 普段のアッコなら、絶対しないでしょうし。
*協会の駐車場にはいつもの三菱車の他にクジラクラウンの青ナンバーバン。これは太陽チーム関連車両ですね。
*窓ブチ割も気合いが入る恭兵さん
 こういう主題だと、どうしても人情浪花節になるところを、恭兵さんだからこそ、ハードさと深みが加わっている感じがします。
*太陽での東京キッドブラザースからの出演は坪田直子さんが先駆けなのですが、恭兵さんが出演したこの作品以後、三浦浩一さんや純アリスさん、そして飯山弘章さんらがご出演。恭兵さんご自身もこの作品からすぐに『大追跡』のレギュラーに抜擢されるなど、転機的な作品の一つになっていると思います。

=ロケ地=

世田谷区桜3丁目
(ケンタッキーは→ピザハットになったようです。)
 水道工事店は飲食店に。

新宿副都心太陽通り下

新宿歌舞伎町交番近くの喫茶店(現存しない)

新宿4丁目 国道20号線歩道

「正月の家」は常連三菱関連と思しき施設

砧4丁目

新宿駅地下コインロッカー





第285話 母の香り

*久々の桃井さん脚本、やるせなく、しんみりした感じ。
*でも冒頭は「ヒゲがネギ背負って帰ってきた(^_^;)」すき焼き・・・
*ロッキーの母、タケの住まいは「末尾」が架空。
 ただし、港に近いメイン通り(かつては)的な土地。

*すき焼きのシーン、間違いなく乾杯シーンがあったはずですが、肉の取り合い(というか一方的にロッキー)時にはビールグラス空。
 (こういうシーン、ルパンで観た記憶があるぞ(^_^;)、今回、サムライは居ないけど、モミアゲとヒゲは居るし・・・<ネタ)
 ところで、おそらく、やっと?カップそばからの呪縛から解かれたから「すき焼き」なのか、正月だから「すき焼き」なのか(^_^;)
 少しずつ描かれてきた同居生活ですが、次回はタップリ描かれます。

*いちおうまとめておきます。

 岩城タケ 釧路在住のロッキーの母。
  50歳を過ぎて漁業組合で働く。
  漁師だった夫をロッキー5歳のときに時化で亡くし、女手一つで岩城兄弟を育て、既に仕事は趣味の領域に。
  健康で暮らしており、兄弟が東京に呼び寄せようとすると、年寄り扱いさせて嫌だと断っている。

*現場に赴く山さん、あの柵は中途半端な高さなので、踏み越えるべきか手を添えるべきか迷う。。。
*和田の「宣材写真」、もうちょっとマシなものは無かったのか・・・(^_^;)
*ブリュージュ、宝飾品など扱ったしゃれた店・・・さてどこなんでしょうね。
*まだ留守電の機械があれだけデカい時代。。。
*加賀ちずは、太陽で度々登場する「和服も洋服も着こなす上品な未亡人」なのですが、罪の意識を必要以上に抱え込む性格。
 一応アリバイ工作は冷静にしたものの、殺意と娘の秘密の露顕に押しつぶされて、自殺をはかってしまう・・・。
 こういう人、頑張って頑張って生きてきた人、その脆さというのが隠れた主題かも。
*一方ロッキー。
 今回ちょっといつもより精細さに欠ける感じがするのは、そのままちずに「母の香り」を感じていて刑事としての立場を彼自身が忘れてしまっていた部分はあったかもしれません。良し悪しは別にして、これがロッキーの魅力のひとつかもしれません。
*ただ、ゴリさんは今回、結構鋭い指摘をする。
 
=ロケ地=

現場は目黒区碑文谷4丁目の柿ノ木坂陸橋そばのマンション(現存)と、聞き込みはその付近。
長さんたちに追われるテツはどうにか環七通りを渡り、平町1丁目方面に逃走。
しかしながら、逮捕される解体現場は新宿の十二社温泉のような・・・(^_^;)

ゴリさんが美人さんに聞き込みした珈琲店は西新宿5丁目?

自動車修理工場としては常連である、「瞬間 コスモ」のポスターの貼ってある工場(谷川工業所)は、西新宿3丁目の国道20号線沿いにあったようだ。


新宿中央公園(公園橋付近)

済生会中央病院/東京都港区三田1丁目


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