「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

テキサスは容疑者だった青年を救えるか?

2013-11-15 07:08:43 | ビバ!チバテレビ
本日のチバテレ・テキサス編は、

第130話 50.01.10 鳩が呼んでいる (テキサス)

ゲスト:武岡淳一
 長谷川明男
 永井政春 亀井三郎 石山克己 仙波和之 男喧太 伊奈貫太

脚本:柏倉敏之 小川英
監督:澤田幸弘

朝、中高開発に強盗が入り、警備員が1人射殺され500万円が強奪された。
もう1人の警備員・中谷も負傷したが生命に別状はなかった。
現場にはある百貨店のバッジが落ちており、テキサスはそのバッチの持ち主である配送係の前川を突き止め連行した。
しかし、バッジ以外の確たる証拠もない。前川の家を捜索したテキサスは、飼われていた鳩の一羽の足についていた手紙が付いているのを発見、そこに書かれた「名前」が共犯者とにらんで調べた結果、意外にもその筆跡が前川であることを知る。
つまり前川は、都会に暮らす寂しい青年の1人であり、寂しさを紛らわすために自分あての手紙を伝書鳩に託して飛ばしていたのだ。
前川の容疑は晴れたが、その事件がきっかけとなり彼は会社をクビになってしまった。
ひどく責任を感じたテキサスは、何とか前川を慰めようと就職を世話したりツーリングに誘ったりするが前川が一向にうちとけない。
テキサスは例の鳩に誕生日祝いのメッセージうぃ結び付けて飛ばすという事を手伝ったことで、やっと前川の気持ちを和ませることに成功した。
そして前川は三上の友情に応えて、殺人の起きたビルで見たことを思い出そうと屋上に昇って行く、その後を追う一人の男の手には拳銃が・・・。

容疑者が結局は犯人ではなく、メンバーが窮地に落とされるパターンは多いですが、今回の場合はテキサスらしくどうにか容疑者だった青年を立ち直らせることに成功し、友情をはぐくむという不幸中の最良の結果を迎えています。
テキサスの「おせっかい」はある意味ゴリ押しではあるものの、自分の利益を考えない純粋な行動なので、それが物語を成立させているカギだと思います。
今回は、「中学生が警察署に勤務する(^_^;)のは何事か」等の苦情の為、僅かワンクールで降板する浅野ゆう子さんのチャコが最後の登板。
さらに久々に壮絶なクラッシュ・カーアクションという見どころが突如出てくるという目が離せない作品でもあります。

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ラガーの刑事魂は・・・/ボギー破天荒なアリバイ崩し

2013-11-15 06:15:30 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・ブルース登場編は、

第584話 59.01.06 盗聴 (ラガー)

ゲスト:星正人
 西岡徳馬 早川絵美
 橋本宣三 吉中六 倉持光枝

脚本:小川英 大川俊道
監督:櫻井一孝

ドックとラガーが巡回中にラジオを聞いていると、付近の電話からの会話に聞こえる声が入ってきた。
それは田所という男が脅迫されている内容のもので、明らかに電話が盗聴されていることを示した現象だった。
2人が田所に事実確認をするとあっさりと認めた。
恐喝犯人を捕まえるべく、田所に強請りの金50万円を受け渡す場所に向かわせ張り込む二人は、現れた若い女・和美に驚くが、彼女の胸にも隠しマイクが取り付けられていた。
ラガーは和美に事情を訊くと、田所と同じく彼女も強請られており、金を受け取った彼女に協力を要請、彼女を尾行し、彼女から金を受け取った秋田という男を逮捕したが、和美は行方不明になる。そして秋田にしても響組の組員ではあるものの、やはり脅迫されて手を貸しだけだった。
そんな時、盗聴の件から手を引かないと和美を殺すという内容の脅迫電話が一係にかかり、指定された場所に行ったところ、和美が拘束され傍に時限爆弾が映るポラロイド写真が置いてあった。
また、和美の愛人・大学病院医師の春彦が一係に事件から手を引くよう申し出てきて、春彦をマークしていると犯人から再度尾行を止めろと脅迫電話が入る。
捜査は八方塞りに・・・一命を案じたラガーは、独断で春彦にかかってきた脅迫電話を盗聴、犯人を逮捕したが・・・。

盗聴による卑劣な犯罪に盗聴という手段でなんとか犯人を突き止めようとしたラガーが結局証拠能力の無い違法な盗聴という手段に泣くわけですが・・・一人の女性の生命を救うため、自分の刑事生活を賭けるデカ・ラガーが描かれます。
星正人さんは太陽初登場、早川さんは2回目ですが、結構出演回数がある西岡さんは確かこれで4回目、まだ悪役が多い時期。


第585話 59.01.13 ボギー名推理 (ボギー)

ゲスト:深水三章
 堀之紀 一柳みる
 工藤啓子 加藤茂雄

脚本:小川英 尾西兼一
監督:櫻井一孝

一係に作家の桂子が仕事場で何者かに襲われたらしいと、夫のジャーナリスト・良介から通報が入る。
電話を受けたボギーは急行すると、彼女の悲鳴を電話で聞いたという週刊誌編集部・高石が待っており、少し遅れて良介も駆けつけてきた。
仕事部屋は荒らされており、良介宛てに桂子を誘拐したと脅迫文が残されていた。
2人によると、高石が電話で異常を察知し良介に連絡、良介から一係に連絡の上、自宅から仕事場に向かったという。
良介と桂子はおしどり夫婦として知られており、良介の落胆ぶりと焦りは相当なものだったが、ボギーは良介が自分に対して見る目が気になっていた。それはボギーに対して「本当に刑事なのか?」という感じ。ボギーはそれを受け流していた。
仕事場のマンションでは桂子が出て行ったところを目撃した者はおらず、裏階段を使ったと推測できたが、それでもかなり現場の状況に詳しい者の犯行に思えた。
自宅に待機する良介やボギーたち、しかしボギーは偶然に良介が鏡に向かって髪形を崩しているところを目撃する・・・。
その矢先、犯人から3千万を要求する脅迫状が届いたが、犯人は指定した場所には現れず、翌朝桂子は絞殺死体となって河川敷で発見された。
解剖の結果、電話で悲鳴が聞こえたときに殺されたことが判明した。
山さんが一連の事件の流れを見て、金目当ての犯行にしてはあっけなく、目的はあくまでも殺人であったとの見解をみせたとき、ボギーはとっさに良介が犯人だと断定、良介に抱いた不審を説明した。
しかし、良介にはアリバイがある、それに動機は・・・調査の結果、夫婦の「おしどり」という評判は嘘だったことが判った。
ボギーはアリバイ崩しと、良介へのマークを全力投球で開始した・・・。

ボギーのガサツな部分と繊細な感覚が合わさった、「刑事・ボギー」という感じの作品。
かつては長さんが得意としていた、犯人に見下されながら着実に犯行を暴いていくというパターンにボギーの破天荒さを加味した捜査法は見どころだったりします。チャリンカー・いっつあんの本領発揮の場面もあり、この頃の安定してきたボギーの魅力発揮作だと思います。

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