「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

テキサスとある犬との出会い

2013-11-29 06:58:56 | ビバ!チバテレビ
本日のチバテレ・テキサス編は、

第132話 50.01.24 走れ!ナポレオン(テキサス)

ゲスト:速水亮
 玉川伊佐男
 田中春男 藤田漸 島もとき 上月左知子 相原巨典
 金井進二 勝部義夫 朝倉一 川越たまき 町田幸夫 丸山詠一 春江ふかみ 今井和雄

脚本:田波靖男 四十物光男 小川英
監督:斉藤光正

会社の重役が誘拐され、身代金に1億2千万円の要求電話がかかってきた。
一係では万全の準備を整え、指定された通り現金を3つの包みに分けて公園へ届けた。
公園は犯人が自力で金を取りに来ないとならない現場で、犯人逮捕は容易いと思われたが、金を奪いにきたのは3頭のシェパードだった。
一係は散々翻弄され逃げられてしまう。
しかしそのうち1頭が偶然バイクに撥ねられ、捕えられた。
徹底的に調教された犬の妙技にしてやられた一堂に、本庁刑事は犬を解剖して体内の食物などから飼われていた場所を特定しようという。
意地でも事件を解決しようと決心したボスは、テキサスに犬を預けて手当を命じる。
誘拐された会社重役は無事帰還したが、犯人の手掛かりは全くつかめなかった。
テキサスの必死の看病の甲斐もあって、犬は元気になり、すっかりテキサスに懐いた。
しかし、いつまでも犯人が挙がらない状態に業を煮やした本庁側は、事件の捜査を七曲署から移すと通知してくる。
ボスの苦境を察したテキサスは仲間に迷惑をかけまいと辞表を出し、犬を連れて犯人の手掛かりを求めて出ていく・・・。

誘拐事件に犬が関与する・・・当時では画期的なドラマ。
警察犬シリーズとしては#24以来の第二弾、刑事と犬の「友情」を描く話としては第一弾となります。
今回は、「更生させた」犬とテキサスが友情を育み、事件解決へ導くという、既に後年の警察犬初登場時のフォーマットは出来上がっています。
犬はナポレオンのアーター号の他に、デートバルト号、そして後の「ジュン号」になるハディーラ号(今回は殺されてしまう役です・・・)が登場、当時はまだ日本では警察犬制度が発達しておらず、現在の嘱託犬と同じたちばであると思われる、宮城県警の委託犬として活躍していた老舗の犬訓練所の3頭です。(ということで、委託とはいえ本物の警察犬です。)

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マミーと夏子の友情/山さんが見た夫婦の打算

2013-11-29 06:16:56 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・ブルース登場編は、

第588話 59.02.03 夏子という女 (マミー)

ゲスト:片桐夕子
 鹿内孝
 浜田晃 檀喧太 
 監物房子 加奈けい子 大木史朗 荒瀬寛樹
 野川ひとみ 竹内靖 金野恵子 藤田博士 秋元政志

脚本:小川英 尾西兼一
監督:鈴木一平

新宿のビジネスホテルで元総会屋の政経リサーチ社長・板倉が射殺された。
阿多蔵は大阪の高官と暴力団・響組の癒着をネタに東京のマスコミに売ろうとして上京してきて殺されたことが判り、一係では響組の雇った殺し屋の犯行と考えた。
目撃者の証言で、犯人は女を食い物にして生きている神原らしいことを突き止め、さらに小料理屋のママ・小森夏子のヒモ同然の暮らしをしていたことが判り、マミーは夏子をマークすることになる。
ところが尾行中のアクシデントで手に怪我を負ってしまい、前を歩いていた夏子がそれに気付き声をかけてきて店に連れて帰り傷の手当をしてくれた。さらに令子の様子を見て店で働かないかと誘ってきた。令子は当惑したが、渡りに船と店を手伝うことにした。
一方、神原は板倉が所有していたネタの書いた手帳と響組幹部の指紋が付いた凶器をネタに、響組に対し殺しの報酬の他に2千万を渡すことを要求していたが、響組は神原を亡き者にしようとチンピラに襲わせたが失敗、傷を負った神原は夏子の店に逃げ込んだ・・・。

どうしようもないヤクザな男と、人好きで疑う事を知らないような夏子、なぜこの二人が繋がっているのか困惑しながら夏子をマークするマミーは、当初はあくまでも刑事として夏子を見ていたのが次第に夏子に友情を憶えていきます。
夏子には片桐夕子さん。
太陽ではストイックな役柄が多く、それらが印象に深く残る方なのですが、今回については自然体な感じがなかなかに心地いい雰囲気を出されています。
ということで、マミーと夏子の二人の舞台という感じで、寒い時期に酒のツマに観るには良い作品だと思います。


第589話 59.02.10 共謀 (山さん)

ゲスト:寺田農
 田島令子
 保積ペペ 池田鴻 
 日恵野晃 監物房子 久遠利三 藤野ゆき
 吉田太門 藤井章人 村松まさし 阿部秀正 大島光幸

脚本:長野洋
監督:高瀬昌弘

ドックたちは偶然にある裏通りに駐車中の車内から佐枝子というホステスの絞殺死体を発見した。
その時、その車の近くに居た車が怪しいと睨んだものの、無関係だった。
佐枝子は20歳で高校を中退して水商売に入り、現在は高級マンションに居住、男関係も派手で、さらに親しくなった相手に飽きると、関係をバラすと脅し金を強請っていたため、大勢の人間に恨みを買っていた。
山さんはその中から大東物産の営業課長・田島をマーク、佐枝子の事を気に入っている会社の重役に関係を言いつけると脅されていた。
だが、田島には事件当夜アリバイがあり、部下と自宅で麻雀を徹夜でやっており死亡推定時刻には大阪にいる妻・由紀子と長電話をしていた。
完璧なアリバイだったが、山さんはなにか不自然さを覚えた。
田島と由紀子は人もうらやむおしどり夫婦という評判だったが、服飾デザイナーの由紀子が大阪に店を出すことで対立していたという。麻雀をやっていたメンバーによると、電話の為に書斎に入った田島が由紀子と言い争う声が洩れていたという。
山さんはその声はテープレコーダーのもので、夫婦は共謀して佐枝子殺しを計画したのではないかと推理したが・・・・。

久々の山さん推理・アリバイ崩し編、最終的には焦点は田島夫婦の「愛情」に移っていきます。
ただ、この田島夫婦はステレオタイプの「仲の悪い夫婦」ではなく何を基軸に繋がっているかが本作のミソになっており、その夫婦間の打算を山さんが暴いていく格好になります。

その夫婦に寺田さんと田島さん(^_^;)を迎えますが、このキャスティングがハマってます。
さらにこういう大人な内容でも、息抜き的な場面も多々あり、楽しめます。
しかし、あぶ刑事の監物さんの連続出演、後で気付いてびっくりしました(^_^;)

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