『やすらぎの郷』。
今週はほぼ女性陣が欠場な代わりに、男臭い世界が繰り広げられています。
ドラマで久々に男性陣がカッコエエと思ってしまいましたね。
スタッフの面々にしても、昨日の藤さんや吾郎さんにしてもです。吾郎さんが左門さんに見えてしまったし、何気に『裏刑事』の香りを漂わせていた藤さんも、本格始動という感じでしょうか。
本日が本番、草野刑事・・・もとい、倉田さんも活躍するようなので、いや、楽しみです。
どうも倉本さんは抜かりなく全方向に「押さえて」るんですよね。
追伸。
今回の展開と暴力についてかなり批判があるようで・・・確かにいつも倉本さんの作品は「そんなところがある」のが特徴なので、その辺りをあまり意識していない人には辛い物語の流れかもしれませんね。
現代ではやっぱり合わない部分ではあるのかもしれません。
さて、本日の太陽放送。
ファミ劇はラガー殉職、ご本人も裏話で話題をさらうことが多いので、今や一般的にはちょっとネタ的な殉職というところがあるのですが、私個人は本放送時とあまり意識的には変わっていないと思います。明るいラガーだからこそ、その孤独で裏方的な殉職が一層のこと悲壮感を引き立てるというか、それはあると思います。
これを期に、太陽作品はハードでドライな展開も辞さなくなるので、#657の結構ノーテンキな展開についても魅力だったりします。
そんなことを考えながら・・・。
チバテレはボン殉職が噂されたころの作品、ただ人気も絶頂だったため延命となりましたが、そんな状況も含め太陽自体が安定期に入っていた時期の象徴的な作品の一つかもしれません。
いや、最近「夕焼けの街」も「ひとり立ち」も車の中で熱唱している俺って一体・・・・。
【 C S 】
▼ファミリー劇場HD マイコン登場編=初放送=
第657話 60.07.26 ドックの敵は白バイ? (ドック・ラガー)小野沢淳 吉田光希 遠藤征慈 山西道広
ドックとラガーが覆面車で警ら中、一台の白バイが通りかかり、あいさつしたものの無愛想に顔を向けるだけ。
その時、ボスの無線コールで銀行強盗発生、犯人はオートバイで逃走との報せが入り、ドックはなぜか戸惑う白バイを促し現場に向かった。間もなく犯人を発見したドックたちは追跡を開始したが、バイクの身軽な動きに翻弄される中、さっきの白バイが大活躍し犯人を逮捕した。
感心しきりなドックたちを尻目に、白バイ警官は名前も告げず逃げるように立ち去った。
署に帰り、報告書作成の為、白バイ警官の身元を探ったドックたちは、七曲署にも本庁にも該当者がいないという事態に突き当り、一係部屋では失笑されてしまう。しかし、それであればニセモノということになり放置はできない。ドックとラガーは自分たちのメンツもあり、正義感溢れる「ニセ白バイ警官」を捜す事となった。
その夜、そのニセ警官が不良少年に乱暴されそうになった香織という少女を助け、颯爽と立ち去った。
翌日、香織はお礼に花束を携え、七曲署を訪問、偽物とはバラさずニセ警官の身元を探ったところ、香織はヘルメットに「OKITA」と書いていたと言い、さらにOKITAは香織を助けるために拳銃を発砲していたこともわかった。
暫くして、捜査線上に自動車整備工の沖田という若者が浮上、整備工場に駆け付けたドックたちに気付き沖田はその場から逃走したが、その彼を尾行する男たちが居た。
ドックたちは沖田の行方を捜す中、沖田が香織とデートの約束をしていることがわかり、香織の働く喫茶店に張り付いた。
しかし、その頃沖田は尾行していた男たちに誘拐されてしまう。
いよいよラガー殉職「前夜」、殉職前夜恒例のちょっと毛色の違った作品ということで、結構軽快な活劇になっています。
正義感溢れるニセ白バイ警官が、ある一味の目に留まり、強盗の片棒を担がされそうになり、さらにそれを追ったドックも巻き込まれ・・・というよりも、どうしてもドックとラガーのコンビ見納め編という部分が大きくなってしまい、「ああ・・・鼻のあな突っ込み」もこれで見納めかぁ・・・としみじみしてしまいます。
ゲストも層が厚く、肩肘張らず見られる話なのですが、如何せん次週が・・・。
第658話 60.08.02 ラガーよ、俺たちはおまえがなぜ死んだか知っている(ラガー)布施博 森幹太 笹入舟作
つくば科学万博行きのバスが、ダイナマイトを持った三人組の若者にジャックされ、犯人たちはバス会社に2億円の身代金を要求した。
ラガーたちの調べで、乗客の中に今度開かれる裁判の重要証人である岡島がいることがわかった。その証言次第では、事件は政界へも波及することは必至とみられていた。
早速ラガーたちは乗っ取られたまま走り続けるバスの尾行を開始したが、それとは別にバスを尾行する1台の車があり、不審尋問としてラガーたちがその車に乗っていた2人を署に出頭させ取しらべたが、完全黙秘で釈放せざる負えなかった。
彼らは探偵で、どうやら暴力団の竜神会の命令で岡島を尾行していたようだった。
竜神会は裁判の被告人と裏で繋がっている噂があった。
一方ドックたちの調べで犯人は金に困った西山たちとわかり、竜神会とは関係のないことが判明、だが、ラガーは今回の事件の裏で竜神会が何かを企んでいると断定し、釈放した探偵たちを尾行した。
その頃、バス会社でトシさんが西山を相手に時間稼ぎをしていたが失敗、ついにマミーが社員に化けて高速道路上に現金を運ぶことになった。
そんな中、ラガーは竜神会の連中がバス無線を傍受していた事実を突き止めた。
ラガーからの報告を受けた山さんは竜神会がバスジャックを利用して岡島を他の乗客もろとも殺害しようと企てているとみて、単身、竜神会事務所に乗り込んだ。
その頃、ラガーは高速道路上のバスを狙撃しようとする殺し屋を発見し追い詰めたが・・・。
3年10ヶ月活躍したラガーの最期。
陽気なラガーが、陰の立役者的な最期を迎えることになります。
これは多分に徹さんの希望が尊重された結果だったようです。
本来であれば、降板するキャラクターのメインストーリーということになり、特に殉職編はワンマンショー的になるのが通例ですが、今回はたまたまラガーがバス銃撃を知ることとなり結果的に犠牲になってしまうという、かなりドライな展開になってしまいます。
なので、バスを追うメンバーとの温度差が結構あって、これも逆に悲しさを増徴する結果になっており、個人的にはこれほどドライな太陽降板編は無いと思っております。(他作品では結構ありますが。)
そのギャップがこの作品の魅力だと思っております。
当時は1982年から本格化したナイター中継が入り、太陽が休止されることもあまり気にならなくなっていた時期でしたが、やはり殉職→登場あたりは連続して見せてほしいという思いはありました。ただ、ボギー殉職後からこのパターンは定着してしまっており、ちょっと「太陽リズム」が狂ってしまった感じはありました。
ラガー=徹さんとしては、個人的な思いとしては、続投を願っていたわけですが、やはり現実がそれを許さなかった部分もあったものと納得させていましたが、やはり10周年時からの「生え抜き」的存在だったので、寂しいし、それに当時古き太陽イズムを継承している若手としては唯一の存在だったので、これからの太陽の流れが心配になったのは事実でして・・・。
ゲストの布施博さんは無名時代、メジャーになったころ、布施さんがあのバスジャック犯役だったとはピンときていませんでした(^_^;)
【 地 上 波 】
▼チバテレ ボン&ロッキー編
第303話 53.05.19 お人好し (ボン)峰竜太 田中浩 沖田駿一
ナイトクラブの経営者・杉山が銃殺された。
犯人はそのナイトクラブを乗っ取ろう画策している戸川組幹部の原田らしいと分かったが、確証はなくボンとロッキーは焦った。
そんな折、戸川組の息のかかったバーのバーテン・伸治からボンに原田がバーに居るという通報があった。
その伸治は2年前に上京してきた時、ボンに助けられたことがあり、それを恩に感じての通報だった。
早速ボンはバーに駆けつけるが、犯行に使用された拳銃などの証拠になりそうなものは何も発見できなかった。
一方、密告者が自分であることを原田たちに露顕すると命が危ないと感じた伸治は、原田が隠した拳銃を持ち出し逃げようとするが、そこに戸川組の三木が拳銃を取り戻すため現れた・・・伸治は恐怖のあまり三木をその拳銃で撃ち逃走した。
三木と杉山から摘出された弾丸が同一だった・・・・。
ボンは伸治を結果的にそこまで追い詰めたのは自分だと、責任を感じ自分を責めるが・・・。
300回記念の一環としては宮内さんの「夕焼けの街」が挿入歌として使用されます。
太陽中毒諸氏には、おそらくカラオケにあれば思わず選曲して歌ってしまう、かる~くコブシが聞いた感じ(演歌調ではなく)が心地いい名曲です。
また、ゲストの峰竜太さん・・・太陽では石原プロ所属ということで、犯罪者でも性格付けされた役柄が多く、特に今回に関しては人気作になった『大都会PARTII』終了直後の為、単独ゲスト主演的な感じになっています。
今週はほぼ女性陣が欠場な代わりに、男臭い世界が繰り広げられています。
ドラマで久々に男性陣がカッコエエと思ってしまいましたね。
スタッフの面々にしても、昨日の藤さんや吾郎さんにしてもです。吾郎さんが左門さんに見えてしまったし、何気に『裏刑事』の香りを漂わせていた藤さんも、本格始動という感じでしょうか。
本日が本番、草野刑事・・・もとい、倉田さんも活躍するようなので、いや、楽しみです。
どうも倉本さんは抜かりなく全方向に「押さえて」るんですよね。
追伸。
今回の展開と暴力についてかなり批判があるようで・・・確かにいつも倉本さんの作品は「そんなところがある」のが特徴なので、その辺りをあまり意識していない人には辛い物語の流れかもしれませんね。
現代ではやっぱり合わない部分ではあるのかもしれません。
さて、本日の太陽放送。
ファミ劇はラガー殉職、ご本人も裏話で話題をさらうことが多いので、今や一般的にはちょっとネタ的な殉職というところがあるのですが、私個人は本放送時とあまり意識的には変わっていないと思います。明るいラガーだからこそ、その孤独で裏方的な殉職が一層のこと悲壮感を引き立てるというか、それはあると思います。
これを期に、太陽作品はハードでドライな展開も辞さなくなるので、#657の結構ノーテンキな展開についても魅力だったりします。
そんなことを考えながら・・・。
チバテレはボン殉職が噂されたころの作品、ただ人気も絶頂だったため延命となりましたが、そんな状況も含め太陽自体が安定期に入っていた時期の象徴的な作品の一つかもしれません。
いや、最近「夕焼けの街」も「ひとり立ち」も車の中で熱唱している俺って一体・・・・。
【 C S 】
▼ファミリー劇場HD マイコン登場編=初放送=
第657話 60.07.26 ドックの敵は白バイ? (ドック・ラガー)小野沢淳 吉田光希 遠藤征慈 山西道広
ドックとラガーが覆面車で警ら中、一台の白バイが通りかかり、あいさつしたものの無愛想に顔を向けるだけ。
その時、ボスの無線コールで銀行強盗発生、犯人はオートバイで逃走との報せが入り、ドックはなぜか戸惑う白バイを促し現場に向かった。間もなく犯人を発見したドックたちは追跡を開始したが、バイクの身軽な動きに翻弄される中、さっきの白バイが大活躍し犯人を逮捕した。
感心しきりなドックたちを尻目に、白バイ警官は名前も告げず逃げるように立ち去った。
署に帰り、報告書作成の為、白バイ警官の身元を探ったドックたちは、七曲署にも本庁にも該当者がいないという事態に突き当り、一係部屋では失笑されてしまう。しかし、それであればニセモノということになり放置はできない。ドックとラガーは自分たちのメンツもあり、正義感溢れる「ニセ白バイ警官」を捜す事となった。
その夜、そのニセ警官が不良少年に乱暴されそうになった香織という少女を助け、颯爽と立ち去った。
翌日、香織はお礼に花束を携え、七曲署を訪問、偽物とはバラさずニセ警官の身元を探ったところ、香織はヘルメットに「OKITA」と書いていたと言い、さらにOKITAは香織を助けるために拳銃を発砲していたこともわかった。
暫くして、捜査線上に自動車整備工の沖田という若者が浮上、整備工場に駆け付けたドックたちに気付き沖田はその場から逃走したが、その彼を尾行する男たちが居た。
ドックたちは沖田の行方を捜す中、沖田が香織とデートの約束をしていることがわかり、香織の働く喫茶店に張り付いた。
しかし、その頃沖田は尾行していた男たちに誘拐されてしまう。
いよいよラガー殉職「前夜」、殉職前夜恒例のちょっと毛色の違った作品ということで、結構軽快な活劇になっています。
正義感溢れるニセ白バイ警官が、ある一味の目に留まり、強盗の片棒を担がされそうになり、さらにそれを追ったドックも巻き込まれ・・・というよりも、どうしてもドックとラガーのコンビ見納め編という部分が大きくなってしまい、「ああ・・・鼻のあな突っ込み」もこれで見納めかぁ・・・としみじみしてしまいます。
ゲストも層が厚く、肩肘張らず見られる話なのですが、如何せん次週が・・・。
第658話 60.08.02 ラガーよ、俺たちはおまえがなぜ死んだか知っている(ラガー)布施博 森幹太 笹入舟作
つくば科学万博行きのバスが、ダイナマイトを持った三人組の若者にジャックされ、犯人たちはバス会社に2億円の身代金を要求した。
ラガーたちの調べで、乗客の中に今度開かれる裁判の重要証人である岡島がいることがわかった。その証言次第では、事件は政界へも波及することは必至とみられていた。
早速ラガーたちは乗っ取られたまま走り続けるバスの尾行を開始したが、それとは別にバスを尾行する1台の車があり、不審尋問としてラガーたちがその車に乗っていた2人を署に出頭させ取しらべたが、完全黙秘で釈放せざる負えなかった。
彼らは探偵で、どうやら暴力団の竜神会の命令で岡島を尾行していたようだった。
竜神会は裁判の被告人と裏で繋がっている噂があった。
一方ドックたちの調べで犯人は金に困った西山たちとわかり、竜神会とは関係のないことが判明、だが、ラガーは今回の事件の裏で竜神会が何かを企んでいると断定し、釈放した探偵たちを尾行した。
その頃、バス会社でトシさんが西山を相手に時間稼ぎをしていたが失敗、ついにマミーが社員に化けて高速道路上に現金を運ぶことになった。
そんな中、ラガーは竜神会の連中がバス無線を傍受していた事実を突き止めた。
ラガーからの報告を受けた山さんは竜神会がバスジャックを利用して岡島を他の乗客もろとも殺害しようと企てているとみて、単身、竜神会事務所に乗り込んだ。
その頃、ラガーは高速道路上のバスを狙撃しようとする殺し屋を発見し追い詰めたが・・・。
3年10ヶ月活躍したラガーの最期。
陽気なラガーが、陰の立役者的な最期を迎えることになります。
これは多分に徹さんの希望が尊重された結果だったようです。
本来であれば、降板するキャラクターのメインストーリーということになり、特に殉職編はワンマンショー的になるのが通例ですが、今回はたまたまラガーがバス銃撃を知ることとなり結果的に犠牲になってしまうという、かなりドライな展開になってしまいます。
なので、バスを追うメンバーとの温度差が結構あって、これも逆に悲しさを増徴する結果になっており、個人的にはこれほどドライな太陽降板編は無いと思っております。(他作品では結構ありますが。)
そのギャップがこの作品の魅力だと思っております。
当時は1982年から本格化したナイター中継が入り、太陽が休止されることもあまり気にならなくなっていた時期でしたが、やはり殉職→登場あたりは連続して見せてほしいという思いはありました。ただ、ボギー殉職後からこのパターンは定着してしまっており、ちょっと「太陽リズム」が狂ってしまった感じはありました。
ラガー=徹さんとしては、個人的な思いとしては、続投を願っていたわけですが、やはり現実がそれを許さなかった部分もあったものと納得させていましたが、やはり10周年時からの「生え抜き」的存在だったので、寂しいし、それに当時古き太陽イズムを継承している若手としては唯一の存在だったので、これからの太陽の流れが心配になったのは事実でして・・・。
ゲストの布施博さんは無名時代、メジャーになったころ、布施さんがあのバスジャック犯役だったとはピンときていませんでした(^_^;)
【 地 上 波 】
▼チバテレ ボン&ロッキー編
第303話 53.05.19 お人好し (ボン)峰竜太 田中浩 沖田駿一
ナイトクラブの経営者・杉山が銃殺された。
犯人はそのナイトクラブを乗っ取ろう画策している戸川組幹部の原田らしいと分かったが、確証はなくボンとロッキーは焦った。
そんな折、戸川組の息のかかったバーのバーテン・伸治からボンに原田がバーに居るという通報があった。
その伸治は2年前に上京してきた時、ボンに助けられたことがあり、それを恩に感じての通報だった。
早速ボンはバーに駆けつけるが、犯行に使用された拳銃などの証拠になりそうなものは何も発見できなかった。
一方、密告者が自分であることを原田たちに露顕すると命が危ないと感じた伸治は、原田が隠した拳銃を持ち出し逃げようとするが、そこに戸川組の三木が拳銃を取り戻すため現れた・・・伸治は恐怖のあまり三木をその拳銃で撃ち逃走した。
三木と杉山から摘出された弾丸が同一だった・・・・。
ボンは伸治を結果的にそこまで追い詰めたのは自分だと、責任を感じ自分を責めるが・・・。
300回記念の一環としては宮内さんの「夕焼けの街」が挿入歌として使用されます。
太陽中毒諸氏には、おそらくカラオケにあれば思わず選曲して歌ってしまう、かる~くコブシが聞いた感じ(演歌調ではなく)が心地いい名曲です。
また、ゲストの峰竜太さん・・・太陽では石原プロ所属ということで、犯罪者でも性格付けされた役柄が多く、特に今回に関しては人気作になった『大都会PARTII』終了直後の為、単独ゲスト主演的な感じになっています。