快気分析

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自然災害 仕組みとアプローチ -  ニュージーランド大地震  地球規模のウネリも一因と言う見方

2016-11-17 08:28:28 | 地震 津波
 以前から雲仙岳の振動について記事にしていて、最近も書きました。
 ところがその後11月12日あたりから特に地震も無いのに大きく下降したのです。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_unzn.html
雲仙岳観測データ
地震計振幅

引用終了(画像は直接サイトでご覧下さい)

 下降の原因には地震以外では阿蘇山や周辺の地下での膨張が考えられるのは以前にも書きましたが、それにしては下降が大きすぎて変だな、と考え、その後先日まで他の観測点についても推移を見ました。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_toka.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_taru.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_usus.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_koma.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_iwat.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_nasu.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_kusa.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_asam.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_fuji.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_osma.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_miya.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_asos.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_kiri.html

引用終了(画像は直接サイトでご覧下さい)

 そうすると次の事がわかりました。
 北海道駒ヶ岳と岩手山を除く日本広域のは全ての観測点で、(観測点により多少は変化の大小があるのですが)11月12日午後あたりから下降し出して11月13日か14日あたりにボトムをつけ、それから15日には上昇して来て先日16日にはほぼ通常に戻っています。
 特に顕著なのは雲仙岳以外では有珠山、草津白根山、浅間山、三宅島ですが、これ以外でもこの傾向は見て取れます。
 そしてこの頃の日本はM4以上の地震が無かった上、11月13日 6時32分ごろ から11月13日 23時02分ごろ まで有感地震が全く無く、その間にニュージーランド大地震が有ったのです。
2016年11月15日 0時16分ごろ 和歌山県北部   M2.2     最大震度 1
2016年11月14日 23時52分ごろ 宮城県北部    M2.0    最大震度1
2016年11月14日 2時48分ごろ 熊本県熊本地方 M2.3    最大震度1
2016年11月13日 23時02分ごろ 福島県浜通り    M3.1 最大震度1
2016年11月13日 20時02分ごろ ニュージーランド付近 M7.8
2016年11月13日 6時32分ごろ 熊本県熊本地方 M2.6 最大震度2
2016年11月13日 4時49分ごろ 熊本県熊本地方 M1.9 最大震度1
2016年11月13日 1時33分ごろ 熊本県阿蘇地方 M1.8 最大震度1
2016年11月13日 0時46分ごろ 宮城県沖    M3.6    最大震度1
2016年11月12日 23時37分ごろ 長野県北部    M2.4    最大震度1
2016年11月12日 21時19分ごろ 神奈川県西部   M 3.2 最大震度2
2016年11月12日 16時01分ごろ 宮城県沖     M3.7    最大震度1
2016年11月12日 9時30分ごろ トカラ列島近海 M1.5 最大震度1

 これらの事から、
「地殻かプレート、或いはもっと深層の部分のどれかで地球規模でのウネリが有り、日本では勢いが少なくなると言う勢いの谷の方の側だった、そしてニュージーランドは勢いが強くなるのウネリの山にあたる方だった11月13日(ニュージーランド現地時間では11月14日)にあのM7.8の大地震のトリガーのうちの一つになった。そしてうねりの状況はこの地震計のRMS振幅データでわかる事もある。そしてこのウネリには月の引力もかかわっている場合もある。」 と筆者は考えています。
 では今度は日本の方に勢いのウネリの山が来るのかどうか、それはわかりませんが、いつまでもニュージーランドに勢いの山が有るわけではない、と言う事は確かだと思います。
 地震計のRMS振幅データでは既に11日以前の状態に日本は戻っています。