快気分析

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仕組みとアプローチ -   日本での大寒波襲来で何が起きるのか ダウンや誤動作する可能性の有るものを洗い出す事の必要性

2019-02-02 19:59:20 | 地震 津波
 先月31日に関連する事ですが日本でも本州以南でマイナス20℃とかの低温になる事ある可能性は果たして無いのでしょうか?
 どうなるかは判りませんが、仮にそうした大寒波が襲来した場合について考えてみると様々な問題点が浮かび上がって来ます。
 それが何かと言うと単純明快に言えば「その一つは電子回路を持った機器の動作停止や不良」です。
 例えばマイナス20℃になったので暖房をつけようとしたらエアコンや石油ファンヒーターなどがマイコンなど電子回路を使っている為、このような低温では動作せず、暖房が出来ない、と言うケースです。
 必ずしもこうした状態になるのかどうかはわかりませんが、どの程度の低温まで想定した機器なのかで異なって来るかと思われます。
 マイナス20℃で暖房が出来ないと本当に屋内でも凍死する可能性が有るかと思います。
 ローテクといわれる昔ながらの石油ストーブや薪ストーブなどはそうした低温でも暖房機能は有りますが一方で火災などの危険は相対的には大きいものとなっているので、それなりの火災防止、酸欠防止、一酸化炭素中毒防止など様々なリスクを考えて使用すべきでしょう。
 もう一つ、照明用のLEDなのですがこれも電子回路を使っています。
 取り扱い説明には0℃~40℃とかの使用範囲が書かれているものも多く、それならばマイナス20℃とかで果たして点灯するのかどうか、それは製品次第かと思われます。
 それとインターネットや携帯電話などに使うパソコン、スマホ、ルータなども当然電子機器でありこれらがどの程度低温に耐えられるのかと言うのもやはり製品次第かと見られます。
 最悪の場合、暖房は効かない、照明はできない、情報を得たり助けを求め
ようにもスマホなども動作しない、と言う事にもなり得る為、これらの電子機器の周囲温度を最低0℃まで上げられるように石油ストーブとかを用意しておかねばならないのかも知れません。
 低温が結構ある北海道などはこうした状況に対応できるような体制になっているかも知れませんが、本州以南は機器仕様などがそうした事に対応できているとは限りません。
 また北海道と言えどもこれまでの低温レベルを超える極寒となる可能性も考えられるわけで今まで大丈夫だったからと言ってそうした時も大丈夫とは限りません。
 あ、それから通信やデータに使うコンピュータールームなどのパッケージ空調機ですが、外気が極低温になって室外機に氷が付くと暖房機能が低下或いは失われます。
 この氷を溶かすデフロストで対応できる程度ならまだ何とか行けますが、これで対応しきれない場合には暖房が出来なくなり、室内の機器による発熱自体で暖房すつ事になるのですがこれで対応しきれるものなのかと言うのも予め想定しておかねばなりません。
 そして電力の送電網ですが発変電、送配電機器がどれだけ低温に対応できるのか、そして建物の持つ発電設備や受配電設備も最近は継電器などが電子機器で出来ている為、保護協調や切替えなどもどれだけの低温まで可能なのか、そうして事も考えておかないと「電気も通信もその他も全てアウト」となりかねない可能性もゼロではない、と(個人的にと言う程度ですが)考えています。
 備え有れば憂い無し。