快気分析

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仕組みとアプローチ -  台風15号 千葉県の多くはエネルギーをより自立分散化、そして逆に売エネルギーにシフトすべきか

2019-09-14 23:35:12 | 地震 津波
 台風15号に関連し、千葉県でこんなニュースが有りました。

引用開始(一部抜粋)

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e4%bc%8a%e5%8b%a2%e3%82%a8%e3%83%93%e3%82%82%e3%80%81%e3%82%a2%e3%83%af%e3%83%93%e3%82%82%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%82%82%e5%a3%8a%e6%bb%85-%e5%8d%97%e6%88%bf%e7%b7%8f%e3%80%81%e7%95%b0%e8%87%ad%e3%81%ae%e6%b5%b7%e8%be%ba/ar-AAHi3Rd#page=2


朝日新聞デジタル
伊勢エビも、アワビもタイも壊滅 南房総、異臭の海辺
朝日新聞社
2019/09/14 20:29

 高級食材の伊勢エビにアワビ、タイ――。台風15号の影響で、千葉県内の漁業に深刻な被害が出ている。長引く停電で、水揚げした海産物を生かしておく施設が使えず、漁業者は「漁の再開も見通しが立たない」と途方に暮れる。

 房総半島の最南端にある東安房(ひがしあわ)漁協(南房総市)。14日朝、いけすからは異臭が漂っていた。海水を送り込むポンプや水温を下げる装置などが停電で使えなくなった。この日までに、出荷前のサザエ約2トンや伊勢エビ約1・5トン、アワビ約400キロが死んだ。

 漁協は急きょ、発電機2機を取り寄せたが、多くはカバーできなかった。「鮮度を保つために保管していたのに、ほとんどダメになった」と担当者。被害総額は数千万円になるという。伊勢エビが旬のこの時期は、1日500キロ~1トンの水揚げがあるが、いけすが復旧しなければ、漁も再開できない。漁協会計主任の鈴木仁志さん(47)は「電気がこないと何もできない。先が見えない」と嘆く

引用終了

 損失レベルがもうここまで来ると電力供給事業者に依存するのはリスクの観点として大き過ぎと言うレベルではないかと思えます。
 別に東電がどうこうと言うのとは関係なく、もう自立分散型電源に移行しないと事業者自身が破産に追い込まれて悲惨な人生を歩むケースも有ると言うレベルになるのかとも思えます。
 個別事業者や組合などの自家発電や地域の中小自家発電や蓄電で送配電系統の信頼性をそれなりに構築してこれをベースにしていけば、逆に余剰電力を電力会社に売電もできる事も有わけでこうした取り組みは自治体、農林水産業主体で結構できる事も有るのかと思えます。
 明治時代以前は江戸、東京に薪や木炭等で相当なエネルギー供給をしていた千葉県がどうしてこんなおかしな話になってしまうのでしょうか。
 不思議な話です。

仕組みとアプローチ -  台風15号 悪天候による送電鉄塔の倒壊事例は関東地方で昭和61年に有った

2019-09-14 12:04:09 | 地震 津波
 台風15号による送電鉄塔の倒壊や電柱、送配電機器の損傷により今回は千葉県で大停電となりました。
 では「台風、或いは竜巻でだけしか送電鉄塔の倒壊とそれによる大停電はまず有り得ないのか?」となるのですが、そう昔でもない昭和61年3月23日に神奈川県で実際に有りました。
 これは厚木市に有る送電鉄塔が風雪によって倒壊したもので、そうなると「台風シーズンや竜巻でなければ送電鉄塔の倒壊は発生し得る」と言う事になります。
 最近はこれも海水温度の上昇も影響しているケースも多いのか、真冬でも「爆弾低気圧」と言う実質台風レベルの暴風雨、暴風雪が結構な頻度で発生している事から、今後は冬でもこうした大停電の可能性がゼロでは無いと考えています。
 発電所は大規模なものに集中させるのはそろそろ方針転換して、中小規模の発電施設を分散配置する方向に電力会社も舵を切った方が良いのではないでしょうか。
 仮にこう言うシステムになっていれば今回の千葉県の大停電でも多くの場所で送電ルートが寸断されても、危険な所だけ切り離し、使える送配電系統だけを分散された発電施設からの送配電で生かす、と言う事がかなり行えたと思います。