快気分析

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仕組みとアプローチ -  暴風被害を受けた千葉県の観光施設対策

2019-09-23 18:37:20 | 地震 津波
 台風15号による暴風被害を受けた千葉県ですが観光への悪影響が少なくないようです。
 悪影響の一つは、実はあまりダメージを受けていないエリアでも「もしかして被災地域なのではないか」と思われてしまい観光で訪れる人が減ってしまうケース。
 これは観光事業者だけでなく国や自治体も「多少は施設の損傷は有りますが観光訪問に問題は殆んど有りません」、「暴風被害は日本全国津々浦々で発生し得るわけなので自宅等のリスク把握の為にも状況把握は無意味ではない」とかの発信が有ると今後の防災の面で有意義なのかも知れません。
 他の要因分析をするとわかって来るのですが、その一つは「被災地に視察を兼ねて旅行に行くのは不謹慎ではないか?」と思えて旅行を中止するケース。
 この点に対する対策は「被災地に視察を兼ねて旅行に行くのは不謹慎ではない」エリアと、そうではなく「やはり被災地に視察を兼ねて旅行に来れると困る」と言うエリアの明確化と自治体などによるそのネットなどでの配信でかなりはクリアできるかと思えます。
 他の要因ですが、信号機用の発電機を窃盗する輩なども一部有るようで、現地観光兼被災状況視察をかねて行きたくても火事場泥棒と勘違いされるのではないか?と言う懸念で千葉県観光訪問を止めておく人が多いケース。
 これに対しては、自治体が「被害状況ガイド」の設定などで対応するとか、更に観光事業者も含めて許容範囲なら状況案内や宿泊施設の案内をするとかも対応策の一つとしてリストにできるかと思えます。
 今後は「暴風による被害」は日本全国津々浦々で発生し得るわけで、自宅や投資物件などを所有している人などには「どう言う場所がどう言う方向や強さの風で、どのようなダメージを受けるのか」と言うのがよくわかる例なので自己所有不動産のリスク把握の点で不謹慎で無く地元の観光に貢献できるなら「一見の価値有り」なのかも知れません。
 自宅周辺も結構暴風のダメージを受けた屋根等が多いのですが、その損傷方向や屋根の種類などを見ているとダメージのメカニズムは有る程度ですが把握できます。
 マザー牧場や東京ドイツ村などに限らず多くの観光施設が暴風の被害や風評被害を受けたようですが、観光客受入れを始めた場合はその損傷箇所と当時も風の方向と強さの関係把握、そして関係者の努力で生存が確保された動物達や施設復旧の為にも一度「災害教育や学習」兼ねて、未だ完全復旧していないうちに訪れるのも価値有りと考えています。